勇者に殺された俺はどうやら迷宮の主になったようです
迷宮の危機 02
眼下に広がる先。
そこに小柄な獣がいることに気がついた。
体を赤い鱗が覆い、赤にまみれた手足には引き裂かれた肉と液体がグチャグチャに付着している。
「アルジサマ、タスケ……メイレイヲ」
と、ゴブリンキングが少し弱きになりそうになるも留まり俺に命令を求める。
その様子からは焦りと恐怖が感じ取られいつの間にかに俺と赤竜の視界を遮るものは無くなっていた。
スライムたちはどこにも見当たらない、それにゴブリンたちも数が少なくなっていた。
総勢100は越えようかといったのが、今は手で数える程しか目に見えない。
ようは殺されたのだ、あの赤竜に。
だが、どこからこいつは現れた?
この迷宮の入り口は正面の一か所だけだ。そしてこの場に繋がる道はいくつかのルートを用意していた。だから、そのどれかを通ってきたとしても疑問はない。
そして、ゴブリンたちには敵が来た場合には真っ先に俺に知らせる様に頼んでおいた。
けど実際はゴブリンと赤竜は同時に来た。
……寝ていたとして、それで気づくのが遅れてもたかだか数秒に過ぎない。
それならば、どうして赤竜は当然のようにそこに居る……?
なぜ、俺の目の前で牙を立てている……?
こいつは本当に入り口からやってきて、そして部下たちを殺しつくしてたどり着いたとでもいうのか。
『ゴブリン、状況を説明しろ』
「アイ、コイツハ、ナカマヲコロシマシタ」
『それはわかる、どこから現れた?』
「ワカマセン、キヅイタラ、クワレテ……シンデ」
想像通り入り口から来たわけではないようだ。
だとするならば、どこから……?
「アルジサマ!!」
『ウガアアアアァアア!!!』
ゴブリンの叫び声と同時に右腕に鋭い痛みが生じた。
頑強なはずである岩石には赤竜の鋭い歯が突き刺さっている。そしてそれは刺さるだけには留まらず徐々に岩に亀裂が入っていく。
『ウアアアアアアアアアアアア!!!』
腕を思い切り降りまわすも、赤竜は離れず余計に痛みが鋭くなっていく。そして右腕の感覚が痺れてなくなっていく。
これは麻痺攻撃、それか毒か……?
「「アルジサマッァア!!」」
部下たちが叫ぶも誰も俺の周りには近づいてこない。
体は震え、未知の生物に怖気づいてしまっている。
だが、それは正解だ。
お前たちじゃあ、こいつには勝てっこないのだから。
『右腕を解除!』
と、巨体のゴーレムの右腕が突如轟音を立てながら崩れていく。そして、逃げる様に数10m先に赤竜が跳躍する。
ちっ、巻き込まれてはくれんか。
『はあ、はああ』
とりあえず、全身に回る毒ではないようで他の部位は大丈夫のようだ。左腕は自由に動くし、歩くことも出来そうだ。
『ゴブリン……! ここから撤退しろ。後は俺に任せろ!』
と、勢いよく声を掛け、赤竜の懐へと突っ込み、左腕を叩きつける。
『うおおおおおおおおおお!!!』
「……――!」
そんな俺の一撃をまたしても直前で跳躍によってかわしていく。だが、少しずつ入り口へと押しやれている。
このまま、押し出せれば……!
「……」
と、避けていた赤竜が大きく口を開け
「ヴァァアアアアアアアアアアア!!」
『ぐぁああああああああああああ!!』
体中を真っ赤な光が通過するとともに体中が熱い、熱い、熱い!
岩は真っ赤に染まり黒くくすぶった煙が立ち上がる。それに、激痛で体中の感覚が消えうせていく。
一つ、また一つ岩石が崩れ落ち、または亀裂が走り割れていく。
水、水、水、水が欲しい、体中にぶちかましてほしい。
『うぁあああああああああああ!!』
空間に無機質な声が響き渡り、俺の意識も薄れていく。
と、初めて赤竜が笑ったようなそんな気がして。
「ワレのショウリだ」
と、そんなことを言ったように聞こえて、もう一激痛が体中を駆け巡る。
既に体中の半分以上の岩が消失し、その場から動くことすらも敵わない。
どうする、どうすれば、どうしたら
脳裏には必死に策を考えるも何も思いつかない。
辛うじて避けていくのは死のイメージだ。
次は助からない、次は焼け落ちる、次は……
「シニイタレ、マガイモノ……!」
と、三度の熱さがやってくる。
◆――◆――
気づいたのは一瞬だった。
突如迷宮内を縦横無尽に走りつくすのは一体の影。
手足には鋭い爪、口元は獰猛な牙、そして見るものを震えさせる眼。
それを確認したゴブリンは次の瞬間命を落とした。
場は迷宮の中広間、入り口より3つ目の部屋だ。
その場を守護していたゴブリン、スライムたちはいきなり謎の敵からの強襲を受け、そしてその後には見るも無残な死体のみが転がっていく。
「――!」
声を上げることすら叶わずに、次々と死んでいく。
それらを見て、敵は失望した。
あまりにも弱く敵意の少ないものたちに。
これでは虐殺の何物でもない。だが、これは主よりの命令であり、守るしかない。
一体、またも一体。
軽くかじり、軽く振るうだけで相手は倒れていく。
そして、わずか数秒という短い時間で部屋を制圧する。
次の部屋も同じようにしていく赤竜。
だが、気づかぬうちに少しばかり敵に同情していたのかもしれない。
敵の死体が50を越えようかとしたとき、一体のゴブリンを奥の部屋へと逃してしまった。
だが、それを見てまた新たな興奮が脳を締め上げていく。
逃げ惑う弱者を喰い尽くすのも悪くない、と。
そしてその先に赤竜は初めて異質な存在を目に入れた。
わが主と同じ神に選ばれし神獣。
岩のゴーレムを。
そしてそれらを考える赤竜の遥か後ろ。
そこでスライムたちは――。
◆――◆――
体中を真っ赤な光が包み込む。
光は体中を焼き尽くし、挙句の果てに消失させる。
竜のブレス。
名だたるモンスター達の中でも最上級の攻撃力をもつその一撃は止めることすら出来ない。
受けたものは存在を焼き払われ、後には何も残らない。
それを放った赤竜は今度こそ目的を果たしたと思い、後ろへと足を向ける。
これは命令だ、そこに赤竜の思考が入る余地など必要ない。
ただただ、従い従い、主に着いていく。
だから……。
と、足が止まる。
いや、足が何かに捕まれている。少しドロッとして温い、そして固くもなく柔らかい。
「――――!」
そこで赤竜はようやく異常に気が付いた。
普段ならば気づいていたのかもしれない、だが今は罪悪感と高揚感が入り乱れていた。
だから、足元を埋め尽くす液体に気づくこともなく。
赤竜は巨大な液体に飲み込まれた。
◆――◆――
三度目の熱さの痛みは無く、体中を駆け巡ることも無かった。
竜のブレスにより体中を焼き尽くす熱量を別のものが吸収していく。
徐々に常温へと戻り、それに足元や体中に岩々が投げ込まれていく。
それらを組み合わせ、少しずつ大きくなっていく。
『おれは……』
ぼやけた視界には必死に岩を運んでは投げ込むゴブリンの姿が写り込む。そして、奥の方には巨大な水と真っ赤な炎がぶつかり合っていた。
一つは、赤竜。
体中の鱗が燃えがあり熱を発し、ブレスを放つ。
一つは、謎の液体。
俺たちを守るかのように壁となりブレスを飲みこんでは地面へ受け流している。
『これは……』
誰だと口にするまでもない。
これは……あいつはスライムだろう。
だが、それにしては大きすぎる。なんせいつもの何十倍にも膨れ上がっている。
そしてそれに殺気で応じるのは赤竜だ、
先ほどまでとは異なり、威圧感が増していた。どうやら手抜きでもしていてくれたのかもしれない。
どうすれば……。
俺はなす術もなく焼け落ち、行動不能に陥った。
それほどの力量差があいつとはある。
だが、それでも俺は逃げるわけにはいかない。
俺を守るため、部下は死んだのだろう。
それをどうして逃げることを選ぶというのか。
脳裏にはたった今赤竜にやられた攻撃が恐怖として残っている。
正直怖い、下手したら斧の奴よりも……だ。
だが、俺は一人じゃない、スライム、ゴブリンと戦えば。
――勝機はある。
『赤竜――! 俺はお前を倒す!』
治りかけの足で赤竜へと迫り殴る。
最弱の主は覚悟を決め、再度攻撃をする。
そこに小柄な獣がいることに気がついた。
体を赤い鱗が覆い、赤にまみれた手足には引き裂かれた肉と液体がグチャグチャに付着している。
「アルジサマ、タスケ……メイレイヲ」
と、ゴブリンキングが少し弱きになりそうになるも留まり俺に命令を求める。
その様子からは焦りと恐怖が感じ取られいつの間にかに俺と赤竜の視界を遮るものは無くなっていた。
スライムたちはどこにも見当たらない、それにゴブリンたちも数が少なくなっていた。
総勢100は越えようかといったのが、今は手で数える程しか目に見えない。
ようは殺されたのだ、あの赤竜に。
だが、どこからこいつは現れた?
この迷宮の入り口は正面の一か所だけだ。そしてこの場に繋がる道はいくつかのルートを用意していた。だから、そのどれかを通ってきたとしても疑問はない。
そして、ゴブリンたちには敵が来た場合には真っ先に俺に知らせる様に頼んでおいた。
けど実際はゴブリンと赤竜は同時に来た。
……寝ていたとして、それで気づくのが遅れてもたかだか数秒に過ぎない。
それならば、どうして赤竜は当然のようにそこに居る……?
なぜ、俺の目の前で牙を立てている……?
こいつは本当に入り口からやってきて、そして部下たちを殺しつくしてたどり着いたとでもいうのか。
『ゴブリン、状況を説明しろ』
「アイ、コイツハ、ナカマヲコロシマシタ」
『それはわかる、どこから現れた?』
「ワカマセン、キヅイタラ、クワレテ……シンデ」
想像通り入り口から来たわけではないようだ。
だとするならば、どこから……?
「アルジサマ!!」
『ウガアアアアァアア!!!』
ゴブリンの叫び声と同時に右腕に鋭い痛みが生じた。
頑強なはずである岩石には赤竜の鋭い歯が突き刺さっている。そしてそれは刺さるだけには留まらず徐々に岩に亀裂が入っていく。
『ウアアアアアアアアアアアア!!!』
腕を思い切り降りまわすも、赤竜は離れず余計に痛みが鋭くなっていく。そして右腕の感覚が痺れてなくなっていく。
これは麻痺攻撃、それか毒か……?
「「アルジサマッァア!!」」
部下たちが叫ぶも誰も俺の周りには近づいてこない。
体は震え、未知の生物に怖気づいてしまっている。
だが、それは正解だ。
お前たちじゃあ、こいつには勝てっこないのだから。
『右腕を解除!』
と、巨体のゴーレムの右腕が突如轟音を立てながら崩れていく。そして、逃げる様に数10m先に赤竜が跳躍する。
ちっ、巻き込まれてはくれんか。
『はあ、はああ』
とりあえず、全身に回る毒ではないようで他の部位は大丈夫のようだ。左腕は自由に動くし、歩くことも出来そうだ。
『ゴブリン……! ここから撤退しろ。後は俺に任せろ!』
と、勢いよく声を掛け、赤竜の懐へと突っ込み、左腕を叩きつける。
『うおおおおおおおおおお!!!』
「……――!」
そんな俺の一撃をまたしても直前で跳躍によってかわしていく。だが、少しずつ入り口へと押しやれている。
このまま、押し出せれば……!
「……」
と、避けていた赤竜が大きく口を開け
「ヴァァアアアアアアアアアアア!!」
『ぐぁああああああああああああ!!』
体中を真っ赤な光が通過するとともに体中が熱い、熱い、熱い!
岩は真っ赤に染まり黒くくすぶった煙が立ち上がる。それに、激痛で体中の感覚が消えうせていく。
一つ、また一つ岩石が崩れ落ち、または亀裂が走り割れていく。
水、水、水、水が欲しい、体中にぶちかましてほしい。
『うぁあああああああああああ!!』
空間に無機質な声が響き渡り、俺の意識も薄れていく。
と、初めて赤竜が笑ったようなそんな気がして。
「ワレのショウリだ」
と、そんなことを言ったように聞こえて、もう一激痛が体中を駆け巡る。
既に体中の半分以上の岩が消失し、その場から動くことすらも敵わない。
どうする、どうすれば、どうしたら
脳裏には必死に策を考えるも何も思いつかない。
辛うじて避けていくのは死のイメージだ。
次は助からない、次は焼け落ちる、次は……
「シニイタレ、マガイモノ……!」
と、三度の熱さがやってくる。
◆――◆――
気づいたのは一瞬だった。
突如迷宮内を縦横無尽に走りつくすのは一体の影。
手足には鋭い爪、口元は獰猛な牙、そして見るものを震えさせる眼。
それを確認したゴブリンは次の瞬間命を落とした。
場は迷宮の中広間、入り口より3つ目の部屋だ。
その場を守護していたゴブリン、スライムたちはいきなり謎の敵からの強襲を受け、そしてその後には見るも無残な死体のみが転がっていく。
「――!」
声を上げることすら叶わずに、次々と死んでいく。
それらを見て、敵は失望した。
あまりにも弱く敵意の少ないものたちに。
これでは虐殺の何物でもない。だが、これは主よりの命令であり、守るしかない。
一体、またも一体。
軽くかじり、軽く振るうだけで相手は倒れていく。
そして、わずか数秒という短い時間で部屋を制圧する。
次の部屋も同じようにしていく赤竜。
だが、気づかぬうちに少しばかり敵に同情していたのかもしれない。
敵の死体が50を越えようかとしたとき、一体のゴブリンを奥の部屋へと逃してしまった。
だが、それを見てまた新たな興奮が脳を締め上げていく。
逃げ惑う弱者を喰い尽くすのも悪くない、と。
そしてその先に赤竜は初めて異質な存在を目に入れた。
わが主と同じ神に選ばれし神獣。
岩のゴーレムを。
そしてそれらを考える赤竜の遥か後ろ。
そこでスライムたちは――。
◆――◆――
体中を真っ赤な光が包み込む。
光は体中を焼き尽くし、挙句の果てに消失させる。
竜のブレス。
名だたるモンスター達の中でも最上級の攻撃力をもつその一撃は止めることすら出来ない。
受けたものは存在を焼き払われ、後には何も残らない。
それを放った赤竜は今度こそ目的を果たしたと思い、後ろへと足を向ける。
これは命令だ、そこに赤竜の思考が入る余地など必要ない。
ただただ、従い従い、主に着いていく。
だから……。
と、足が止まる。
いや、足が何かに捕まれている。少しドロッとして温い、そして固くもなく柔らかい。
「――――!」
そこで赤竜はようやく異常に気が付いた。
普段ならば気づいていたのかもしれない、だが今は罪悪感と高揚感が入り乱れていた。
だから、足元を埋め尽くす液体に気づくこともなく。
赤竜は巨大な液体に飲み込まれた。
◆――◆――
三度目の熱さの痛みは無く、体中を駆け巡ることも無かった。
竜のブレスにより体中を焼き尽くす熱量を別のものが吸収していく。
徐々に常温へと戻り、それに足元や体中に岩々が投げ込まれていく。
それらを組み合わせ、少しずつ大きくなっていく。
『おれは……』
ぼやけた視界には必死に岩を運んでは投げ込むゴブリンの姿が写り込む。そして、奥の方には巨大な水と真っ赤な炎がぶつかり合っていた。
一つは、赤竜。
体中の鱗が燃えがあり熱を発し、ブレスを放つ。
一つは、謎の液体。
俺たちを守るかのように壁となりブレスを飲みこんでは地面へ受け流している。
『これは……』
誰だと口にするまでもない。
これは……あいつはスライムだろう。
だが、それにしては大きすぎる。なんせいつもの何十倍にも膨れ上がっている。
そしてそれに殺気で応じるのは赤竜だ、
先ほどまでとは異なり、威圧感が増していた。どうやら手抜きでもしていてくれたのかもしれない。
どうすれば……。
俺はなす術もなく焼け落ち、行動不能に陥った。
それほどの力量差があいつとはある。
だが、それでも俺は逃げるわけにはいかない。
俺を守るため、部下は死んだのだろう。
それをどうして逃げることを選ぶというのか。
脳裏にはたった今赤竜にやられた攻撃が恐怖として残っている。
正直怖い、下手したら斧の奴よりも……だ。
だが、俺は一人じゃない、スライム、ゴブリンと戦えば。
――勝機はある。
『赤竜――! 俺はお前を倒す!』
治りかけの足で赤竜へと迫り殴る。
最弱の主は覚悟を決め、再度攻撃をする。
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