二度めの生に幸あれ!〜元魔王と元勇者の因縁コンビ〜

ユユセ

第9話.はじめてのおつかい



1人で建物から離れ、集落から遠のき、アンガードラゴンがいるという泉へ向かう。

時折、ちらりと自分の手元に視線をやりながら、色々考える。
俺が気にかけるのは、もちろん朱色の宝石のはめられたその指輪。


…イヴの指輪、貸してもらったけども。
話の流れ的に、中にリンゼラいるらしいけども。

問題は、俺と2人行動と分かって彼女リンゼラが出てきてくれるかどうか分からないこと。
そもそも、どうやったら出てきてくれるのかということ。


イヴの考えることだ。
俺にリンゼラを同行させたのも何か意味があってのことだというのは分かっているが、ここまで説明ゼロだと困惑もする。


え?どうやって呼び出すの??
リンゼラの名前呼べばいいの??
俺が??

無視されたら恥ずかしくね??


そして、なんやかんや自分の中で考えた後にとうとう決意してから、


「リンゼラ…?」


そう、自信なく声を発した。


「もう!呼ぶの遅くない〜?」


これで無視をされ何も起きなければいよいよ俺も残念なヤツだなと思ったが、リンゼラは存外あっさりと声を返してくれた。


キラリふわりと光をまといながら人型に形成された魔力が、瞬く間に俺の知るリンゼラとして目の前でほほえんだ。


「いや〜、本当は名前なんて呼ばれなくても自分で出られたんだけどさぁ?求められてから出たいじゃんやっぱ!自分から出ると、ウキウキしてるみたいでしゃくじゃん?」

「お前なぁ…」

「怒らないでってば〜。ボクって強いし可愛いし、ちゃ〜んと役に立つよ?“憤竜の討伐及び素材回収”。分かってるって!」


パチリとウインクをしながら胸を張られる。


「なぁ、リンゼラが指輪の中に居るときでも、外の会話って聞こえてんのか?」

「うん、筒抜けだよ!聴かないこともできるし、普通に休んでて聴いてないこともあるけどね。ルークが、エリネって女の子泣かせてたのは聴いた」

「はっ?!いや、俺が泣かせた訳じゃないからな?!俺はエリネさんを救おうと思っ___」

「てかさっきの集落の奴ら許せないんだけど〜。イヴ様を信用せず人質とか不敬の極みじゃない?殺意殺意〜」

「聞 け よ」


会話が成立しているのかいないのか分からないが、どうやら大人しく同行してくれる気はあるらしい。

気持ち的にも、未知の場所で1人行動よりは2人の方が楽なのでありがたい。


「あ、前の方にでっかい気配あるねぇ。綺麗な水の匂いもする。多分、ヤツ・・かな?」

「気配察知がお早い。…ただ俺、未だどうやって鱗を採るかを考えてないんだよな。一回アイツを怒らせて、鱗の色を変色させてから倒さなきゃいけないって話だろ?」

「え〜?普通に攻撃したら、即戦闘モード入って怒ってくれるんじゃないの?」

「そうだと良いけどなぁ…。あ、俺まだ剣持ってないんだった。失敗したな…」

「あはは!これでルーク死んじゃったら面白いね。ぜ〜んぶボクの手柄だ〜」

「怖いこと言うなよ…」


そう歩きながら言いつつ、そのまま、ふともう一歩を踏み出した、その瞬間。


テリトリーに入った・・・・・・・・・


肌でそう感じ、全身に刺すような緊張感が走った。


前方数百メートル。
姿も見えないそのドラゴンのテリトリーに、俺たちはたった今足を踏み入れた。

ドラゴンはまだ動く気配はないらしかったが、一気に気を引き締める。

リンゼラの顔を伺うと、変わらず飄々とししていた。


『早く行こ』

楽しそうな彼女の顔がそう言っていた。


『あぁ、行くぞ』
頷いて答え、一直線に走り出した。


制限時間もある。
勝負に時間はかけられない。


全力で走り、いつでも魔法をぶっ放せるように準備をする。


草木をかき分け岩を飛び越え、並走したまま一気に開けた泉へと飛び出した。
すると___________。


するとそこには、広く、美しい泉が広がっていた。

風に揺られてわ波打つ水面には空の青や林の木々が移り、澄み切った水の神聖な静けさに息を飲む。


そして。

水の中央、平らで大きな岩場に、アンガードラゴンは鎮座していた。

透明感すら感じる水色の鱗に身を包み、立派な羽と牙に鋭い爪を持った、それはそれは大きな竜であった。


もちろん、鱗はまだ“水色”。


「うわぁ、綺麗な竜だねぇ…。それに、イヴ様の魔力の気配はゼロだ。純粋で神聖な生き物って感じ〜」

「イヴの悪属性強化無しでこの気迫か…。正真正銘、強くて美しい真っ当な泉の主ってわけだな…」


とはいえ、さっさと憤怒状態にしなければ、なにも始まらない。


「リンゼラ、俺は開幕で重力魔法をぶっ放つから、お前も好きにやってくれ!」

「うんうん、言われなくても!」


俺はリンゼラの返事を待つより先に、瞬時に全身に身体強化バフをかけて水面を飛び越え、アンガードラゴンの正面まで跳躍した。


空中で手に力を込めて、空からドラゴンの足元の岩場へと、柱状イメージして魔力を集中させ、一気に上から下へ手を振り下ろす。


重力倍増グラビアス!」


形容し難い轟音が響き、直後にドラゴンは下向きの重みに押しつぶされそうになる。

足場であった岩が一瞬で粉々に砕け散り、今まで静かであった水面が激しく波を起こす。
同心円状に広がった水が、地面と周りの草木を一気にずぶ濡れにした。


奇襲として、そこそこくらいの力でやったつもりだった。

が、それは少し舐めすぎたようでもあった。


アンガードラゴンは、大きな羽を広げて体の周りに固有結界を張り、なんと俺の重力操作を全力で振り払った。


「うおっっ、マジか!!」


しかし、その固有結界は俺の魔法に耐えきれなかったらしく、耳をつんざく破裂音と共に砕け散るのが見える。

反動で、ドラゴンの体の周りには外向きの衝撃派が巻き起こり、空中にいた俺は泉の中央から数十メートル離れたところまで一気に吹き飛ばされた。


「くっそ…。流石に致命傷までとは思って無かったけど、まさか弾かれるとはな…」


ダッシュで泉の元へ戻る。
今度は、リンゼラが魔法を使用するようだった。


「う〜ん…。ボクは魔法よりも、シンプルな殴る蹴るの攻撃の方が得意なんだけどなぁ…。あっ、ルークが砕いた岩をもらお〜」


何かを閃いたらしいリンゼラがアンガードラゴンに手を向けた瞬間、そこら中に散らばっていた岩石が宙へと浮き上がった。


硬化レイハード


浮かび上がった大小様々な岩石に、リンゼラの強化魔法が乗せられる。
尖った岩はより角が鋭く、大きく丈夫な岩はより硬く強い凶器となった。


金属をも超える強度の大岩の大群が空でリンゼラの指示を待つ様は、はたから見れば恐怖でしかない絵面だ。


「アイツをイラつかせれば良いんでしょ?頭、翼の付け根、尻尾あたりが弱点ぽいかな!よ〜し、岩の雨よ、降り注げ〜!大岩柱雨ローレン!」


強化された岩の大群が一斉にアンガードラゴンへと降り注ぐ。


『__________!!!!!』



ドラゴンの大きな体に、容赦なく岩の大雨が打ちつけられるのが見えた。
鱗に直撃した岩は音を立てて砕けて飛び散り、あたりはあっという間に砂埃に包まれる。

美しく静かだった泉は、俺とリンゼラの襲撃で一気に砂埃が舞い岩が飛び散る戦場となっていた。


少しして、その砂埃が晴れたとき。
俺たちの目の前には、目をギロリとこちらへ向け、体制を立て直したアンガードラゴンの相手の姿があった。


「えぇ〜!まだ怒んないの?!アイツ、“憤竜”って通称の癖に心が広すぎない??」


尻尾をゆらりと揺らす相手の鱗の色は、まだ美しい“蒼”。

様子見程度の魔法を発動した俺たちの読みは外れたようで、まだ泉の主を怒らせるには足りないようだった。


「…っ!来る!」


とはいえ、俺たちが敵であることには気付いたらしいそいつ。
口を大きく開け、口内から青い炎の塊を大量に放った。

一つ一つが大熊ほどもあるそれが嵐の如く飛んでくるのだから恐ろしい。
上級生物らしい、派手で危険性の高い攻撃
である。


焼かれてたまるかと素早く飛びよけた時に、俺は驚くべきことに気がついた。

あいつから放たれた青い炎は、周りの木々に当たっても燃えないのだ。


「なんだよ、敵だけ燃やすってか…?くそっ、俺たちが敵ってことには気付いてるのにまだお怒りじゃないってどういうことだよ!」

「な〜んか、ボクら“敵”だけ燃やす選別って感じでヤダねぇ〜。泉の主だからって、お高く止まっちゃって!」

「…なぁリンゼラ、これは多分、俺と2人で協力したがいいやつだぞ」


俺が提案すると、彼女は顔をしかめた。 
失礼極まりない。


「ん〜、ルークと協力かぁ…微妙だけど仕方ないね。頑張ったら、イヴ様はきっと褒めてくれるはずだし!」

「はいはい。リンゼラ、得意なのは物理攻撃つったよな?でも俺的に、アイツには物理よりは精神ダメージメインでいって、鱗の色変えたあとでサッと気絶させる方が良いと思うんだよな」

「ボクの得意分野フル無視じゃん」

「だって考えてもみろ、アイツの鱗は相当硬い。本気じゃなかったとはいえ、俺らレベルの攻撃が通らないのは相当だろ?」

「まぁねぇ〜」

「でも逆に、傷付けて怒らせるには手加減が難しい。俺はそんなに繊細なテクニックは持ち合わせてないからな。…だからこそ、アイツの精神に関与する方法でいきたいんだ」

「ん〜、でもまぁ、そっかぁ。分かった」


リンゼラが渋々『仕方ない、協力しよ』と言った時も、アンガードラゴンの青炎は俺たちを狙って飛んできている。

遠距離とはいえ、的確に射撃してくるあたりが流石である。


「うわっと、危ねぇ…。…で、リンゼラ、アイデアをくれないか?どうしたら良いと思う?」

「ん〜〜〜…」


リンゼラは炎を身軽に避けつつ顎に手を当て、難しい顔をして唸り、


「…あ」


と顔を上げた。


「“あ”??」

「忘れてた……。ボクって、かなりガチガチに精神関与魔法使えるんだった」


えっっっっっ???


「え…??そういうのもっと早く言ってほしいだが??なんでもったいぶった??」

「違〜う!今思い出したの!だって、ルークが現れるまで人間ってみ〜んなクソ雑魚だったし!イヴ様に授けてもらった強力なスペックなんてここ数年使う必要もなくて、忘れてたの!」


俺が呆れた顔をすると、リンゼラは『ボクは走り回って飛び回って、拳でブン殴るのが好きなの!!鬼ってそういう種族なの!!』と喚いた。


大事なことをうっかり忘れてしまうあたりに、イヴに似たものを感じた。


だが、そんなことを呑気に思っている場合でもなく。


『ーーーーーーーー!!!』


アンガードラゴンが、威嚇をする様に長く吠えたのだった。

早く作戦会議は終わりにしたい。


「分かった分かった、助かるよ。じゃあ、その精神関与魔法でアイツを強制的に怒らせることはできるか?」

「もっちろ〜ん!目にもの見せたげるよ!」

「よし、頼む!じゃあ、鱗の色を変えられたらあとは俺に任せてくれ。アイツはリンゼラの好きな“拳”じゃ一気に倒すのは無理があるだろうから、俺がもう一回魔法ぶっ放して気絶させる」

「それがいいかも!鬼のボクにとって精神関与魔法は本業じゃないから、使った後は、少しの間だけ魔法の力加減が不安定になっちゃうんだよね〜」

「そうか、じゃあ決まりだな!頼む!」

「うんうん、ボクの活躍をよ〜く見てて!」


彼女は自身ありげに頷いてから、可愛らしい顔をキリリとして両手をかざす。


範囲固定レンジエクトル


そう唱えられた瞬間、大きな泉をぐるりと囲む、紫色で正方形の結界のようなものが出現した。

当然、泉の中央のアンガードラゴンは結界の中に閉じ込められる形になる。

禍々しく渦巻く結界の出現で、あたりの空気は一気に重く暗いものになった。
 

俺はその様子を後ろから見ているだけだが、結界の陰気の影響か、自然と心が騒ついたのが分かった。


『〜〜〜〜〜〜!!!!!!』


中のドラゴンも異変に気づき咆哮で弾こうとしたらしいが、結界はビクともしない。


「あははっ、暴れても無駄無駄。大人しくしててね?」


目の前の彼女は、そんな敵を見て余裕そうにケラケラ笑う。

魔族の力なるものを、まざまざと見せつけられているようであった。
イヴの信頼する魔族のツートップの実力は、やはり伊達じゃないようだ。


「よし、上手くはれた。流石ボク!!じゃあいくよ〜?……」


リンゼラは一度目を閉じて、それからスゥと息を吸い込んだ。


強制感情狂化フォースバグ

『ーーーーーーーーーーーー!!!!』


金属と金属をすり合わせたような、
地を這う電子音のような、
精神をすり減らし殴りつけるような。

そんなまさに狂気的な音が、結界の中で嵐のように鳴り響き始めた。

中でそれを浴びせられているドラゴンは、どうにか音を跳ね除けて感情をコントロールされまいと、苦しそうにもがいている。

しかし、数十秒もそれが続くと堪えられなかったようで。

翼で自分の体を覆うようにうずくまったかと思うと、直後に大きな咆哮をあげた。


『ーーーーーーーーーーーー』


咆哮の音量と威力たるや凄まじく、リンゼラの結界は、またしても不快な音を立てながら砕け散る。


そして。
結界から解き放たれたその場には、“真っ赤な鱗”を全身に纏った“憤竜”そのものが翼を広げて唸っていた。


成功したのだ。
ドラゴンの鱗の色を変えることに。


「わ〜〜、やっと怒った!真っ赤だし、殺気とやる気が今までと大違いだね!これは燃えてきた〜!」


俺の前方で、リンゼラが騒いでいる。


「…闘いたい!ぶちのめしたい!!けど!やっぱボク、久々に精神関与魔法使ってちょっと疲れちゃった〜。はい、ルークにパ〜ス」


リンゼラは憤竜のマシマシの殺気を浴びながらも、そう冗談をかます余裕があるらしい。
自分の役目はお終いとばかりペタリとその場に腰を下ろして、俺をチラリと見てくる。


「末恐ろしいヤツだな…」

「え?可愛いヤツだなって言った?」

「言ってないです。…ともかく、想像以上の仕事の早さで助かる!あとは任せてくれ!!」

『ーーーーーーーーーーーー!!』


狙い通り、敵は鱗を真っ赤に変色させて怒りモードに突入している。

先ほどとは桁違いの勢いで翼をバサバサと振り、周囲を切り裂くような風をこちらへ飛ばし始めた。


「殺る気だな?受けてたまるかよ…!」


俺は、感覚を研ぎ澄まして攻撃を避けながら跳躍し、また同じようにドラゴンの真正面まで飛ぶ。


リンゼラは自分のことは自分で守っているだろうと信頼して、目の前の相手に集中する。


「次は容赦しないぞ、食らいやがれ!」


一撃で気絶させてみせる。


その為には______________。


重力圧迫グラビアスプレス!!」


顎が揺れれば、脳が揺れる。


標的の頭上と、顎の下の両方の空間を固定。
そこから顔へ向けて、勢いよく上下から衝撃をぶつけて圧迫プレスする。


手応え、あり。


標的には、数十トン単位の圧力が上下から加わる。
硬い鱗を突き抜け、骨まで響いて沁みるような凄まじい振動が相手を襲っている筈だ。


『ーーーーーーーーーーーー。』


そして、本日何度目かの砂ぼこりが一面を覆い隠し、それが晴れて視界が良好になった時。


そこには、完全に気を失い地面にその体を横たえた、美しい紅色の鱗のアンガードラゴンの姿があった。


「よっし!討伐完了だな!」


手応えと勝利にガッツポーズする。


「いぇ〜い、ボクの勝利〜」

「ボク“たち”な!!」

「あとは、鱗をちょっともらったら帰るだけだね〜。おつかい終了〜」


リンゼラがピョンっと立ち上がりこちらへテクテク歩いてくる。


「ついでに、ルークも討伐しちゃおっかな〜」 


不意に彼女が言ったその言葉。

俺の脳裏に、彼女から放たれたいつぞやの殺害予告がよぎる。


「…えっ?」

「あっはは〜、なんちゃって〜!冗談冗談〜」


えええぇぇーーーー。怖。

冗談か?本当に冗談なのか???


「冗談だってば!ボクがそんな無茶苦茶なヤツに見える??」


“見える”と答えるか迷う。


「もう!だから、冗談!笑ってスルーするところ!だって、ボクまだイヴ様に叱られたくないしね〜」


魔族ギャグ、分からん。


「…ねぇ、それよりさ、鱗ってどうやって採るの?そういう魔法があるの?ベリって剥ぐの?」

「あ、あぁ。そういう魔法もあるけど、儀式に使うための神聖な鱗だし、手作業で一枚ずつ丁寧に採ろう。ドラゴンが目覚める前に手早くな」

「おっけ〜」


それから、ゆっくりドラゴンの巨体に近づき、『あっ、デカい主だけあって鱗からも魔力もらえそう。ちょっとだけ魔力頂きま〜す』などと言うリンゼラと一緒に、胴の大きな鱗を5枚ほど採取する。

一枚一枚が俺の顔ほどもある鱗の立派さに感嘆し、無限収納マジックボックスに送ったところで、予定の作業は終了。


「よし、じゃあ帰るか。出発してから今までで30分くらいだな…」

「そ〜だね〜」

「時間は余裕だけど、イヴもエリネさんも待ってるからな。急いで集落まで帰ろう」

「…え?ボクは普通に指輪に戻って良いんだよね?」

「えっ?」

「えっ??」


驚いて横を見ると、相手も同じく驚いていた。


「…えっ、だって、ボクはまだ集落の人間と顔合わせてないし…?急に人数ひと増えてたらびっくりされるでしょ?」

「あぁ、それもそうか…。忘れてたな。分かった、手伝ってくれてありがとな」

「うん、ばいば〜い。迷子にならないようにね、“一人で”」


“一人で”をえらく強調した忠告を残して、リンゼラはパッと姿を消してしまった。


「…………」


言い返す間もなく、途端に一人である。


虚しい無言の時間が流れ、なんとなく側のアンガードラゴンに治癒魔法ヒールを施す。

『鱗をありがとう、あとで怒って集落を襲いに来ないで下さい』の気持ちである。


「…………帰るか」


リンゼラの意地悪とも取れる発言のせいで無駄に寂しい気持ちを味わいながら、俺は集落への帰路を急いだ。




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作者のユユセです。

更新にめちゃくちゃ間が空いてすみません。

私事なのですがここのところ忙しく、なかなか執筆に入れない状況が続いています。

今後、またいつのんびり書けるようになるか分からないですが、まだ筆を置くつもりはありません。

ここまで読んで下さってる方がいるのかどうかも分かりませんが、書きたいという気持ちはあるのでこれからも続けていきます。

もし待って下さるという方がいらっしゃいましたら、今後も引き続き様子を見てくださるとすごく嬉しいです。



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