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あらすじ
変わらない日々を、楽していこうとそればかり考えて生きてきた。
無味無臭、色のない何ら変わらない日常。
教室は蒸し暑く、8月と真冬だと言うのに12月並の猛暑で気怠い。
今は星の授業だからだろうか、最近あった彗星の接近のニュースを思い出したのは。
そしてその彗星が、蒼空を裂いて、赤みを佩びて、墜ちるらしい。それも今日だそうだ。
そんなスパイス効いた出来事、近くであったらどれだけ退屈せずに済むだろうと。
授業を聞くのも疲れた・・・目を瞑ろうと腕枕をしようとした時だった。
授業中だと言うのに、けたたましくサイレンが鳴り響く。あと放送からも校長の真剣な声が聞こえてきた。
「今すぐ!屋上のヘリポートからジェット機に乗りなさい!!」
その異常な真剣さにさすがの俺も目を覚ます。恐怖と、好奇心。今渦巻いてるのはその2つ。
非常用のエレベーターから屋上へ、避難訓練よりも引き締まった空気が場を支配した。
皆が急いで自衛隊のジェット機に乗り込む。
「くぅ君!!早く!!」
幼なじみの朱鳥が冷や汗をかきながら飲み込めない俺の手を引く。
そこで記憶は途切れた。
今は、石畳の上で、服装は少し焦げた制服のままだ。
隣には誰もいない。朱鳥やクラスの皆も。
こういう展開はフィクションではよくある。
異世界転生だ。
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