不死
所詮、暇つぶし
「あー、えっとぉ、じゃそのお肉三つください」
「あいよ、えっとね、あぁ、これ三つで千二百円だね」
「はい」
「ちょっきり頂いたよ~」
「あーい…ミルシィは良かったのかよ」
「いい、別に」
「そうか。まぁ、良いなら良いんだけどな!ガハハ」
「ラビエンテ」
「あ?」
「今日の夕飯は私が作る」
「おぅ、頼んだ」
あれから五年が経った。
まぁいろいろあったが一番驚いたのは、あの女が一応姫様だったってことか。
まぁ、それ以外は順調に進んでいる。
俺にはそれぞれ専属の教師みたいなものがいる。
体術、武術、工作技術、農業技術、錬金術、政治、魔術、戦術、話術。
それらのトップが、俺につきっきりで物事を教えてくれる。
まぁ、どいつもめちゃんこ厳しいがな!
その中で一番仲がいいのは、魔術教師のミルシィか。
一度寝たこともある。
童女といった容姿であったが、成長して、もはや立派な大人といったところだろう。
「がっ、ぐっ」
体術特訓が最もきつい。
三秒に一回はどこかしら骨折する。
骨折は治りがそれなりにかかるので、骨折無限ループを繰り返し、きつい。
武術はとにかく忍耐が必要だ。たまに死ぬ。
工作技術は一番楽しい。物作りは楽しさ満開だ。
農業技術はかなり疲れる。不老不死だが、何故か心が疲れる、と言うのだろうか。
疲れる。
錬金術は化学の知識がいる。たまに薬品の威力調べといってぶっかけられたりするが、一番痛い。多分、治りにくいからだろう。
政治は一番嫌かもしれない。頭がもぎとれる。
魔術は大分いい線まできている。
戦術は政治を乗りこえた俺なら多少できるらぁ。
話術は普通に普通だった。楽でもないが、これといって困難でもない。
そんなところか。
今日は魔術特訓である。
戦闘闘技場という広い場所を国が貸し出してくれるので、いつでも戦うことが出来る。
「ミルシィ、手加減なしで来て良いぜ」
「ふぅん、1-11 煉獄」
「お…2-11 水」
二つの属性がぶつかり合い、爆風が舞う。
「10-3 結界」
「10-56 バリア」
魔法術式。面倒くさいがこれを覚える。
それは、1-1から99-99まで存在する。
大まかに、最初の数字がその魔法の基礎構成というものであり(例えば1なら炎系、2なら水系のように)ちゃんと決まっている。
また魔法強度というものがあり、その魔法単体の強さもある。
その単体の強さは、1-1と1-49までは同じだが、1-1と1-50から強さが変わる。
後番号が50を越えると、その魔法強度は格段に増す。
最強魔法なんてものは無いが、しかし魔術も無限に使えるわけではない。
自分の体力、まぁ生命エネルギーをもととして魔法を発動させるのが基本的なやり方だ。
「42-66 舞う剣戟」
「96-1 無視」
俺の横を剣が通り過ぎていった。
最強魔法はないが…特に90番台は規格外の強さを持つ。
そして、俺はそれらの魔法を連発出来る。
何故なら俺は、不老不死だから。
生命エネルギーに終わりは無い。
「98-55 #光線__ライト__#」
「くっ、10-99無間結界」
バリィンと結界を砕く音がする。
「21-3飛翔」
闘技場の上部まで駆け上がる。
上からの攻撃は基本有利に運べるのだ。
「99-1…」
「70-5#超爆破__インフレーション__#」
「んぉお?」
あ、鼓膜破れたな。
ぐわんぐわんしてまともに飛行できない。
「あ。あぅ」
物凄い高さから落ちた。そして、恐らく死んだ。
「負けたぁ、ちきしょー」
「でも、ラビエンテ強くなってる」
「そうか…?ありがとうな」
「?事実を言ったまで」
…まじかいな。
「さてと、明日は…」
この鍛練に終わりはあるのだろうか。
まぁ、所詮は、暇つぶしだがな。
「あいよ、えっとね、あぁ、これ三つで千二百円だね」
「はい」
「ちょっきり頂いたよ~」
「あーい…ミルシィは良かったのかよ」
「いい、別に」
「そうか。まぁ、良いなら良いんだけどな!ガハハ」
「ラビエンテ」
「あ?」
「今日の夕飯は私が作る」
「おぅ、頼んだ」
あれから五年が経った。
まぁいろいろあったが一番驚いたのは、あの女が一応姫様だったってことか。
まぁ、それ以外は順調に進んでいる。
俺にはそれぞれ専属の教師みたいなものがいる。
体術、武術、工作技術、農業技術、錬金術、政治、魔術、戦術、話術。
それらのトップが、俺につきっきりで物事を教えてくれる。
まぁ、どいつもめちゃんこ厳しいがな!
その中で一番仲がいいのは、魔術教師のミルシィか。
一度寝たこともある。
童女といった容姿であったが、成長して、もはや立派な大人といったところだろう。
「がっ、ぐっ」
体術特訓が最もきつい。
三秒に一回はどこかしら骨折する。
骨折は治りがそれなりにかかるので、骨折無限ループを繰り返し、きつい。
武術はとにかく忍耐が必要だ。たまに死ぬ。
工作技術は一番楽しい。物作りは楽しさ満開だ。
農業技術はかなり疲れる。不老不死だが、何故か心が疲れる、と言うのだろうか。
疲れる。
錬金術は化学の知識がいる。たまに薬品の威力調べといってぶっかけられたりするが、一番痛い。多分、治りにくいからだろう。
政治は一番嫌かもしれない。頭がもぎとれる。
魔術は大分いい線まできている。
戦術は政治を乗りこえた俺なら多少できるらぁ。
話術は普通に普通だった。楽でもないが、これといって困難でもない。
そんなところか。
今日は魔術特訓である。
戦闘闘技場という広い場所を国が貸し出してくれるので、いつでも戦うことが出来る。
「ミルシィ、手加減なしで来て良いぜ」
「ふぅん、1-11 煉獄」
「お…2-11 水」
二つの属性がぶつかり合い、爆風が舞う。
「10-3 結界」
「10-56 バリア」
魔法術式。面倒くさいがこれを覚える。
それは、1-1から99-99まで存在する。
大まかに、最初の数字がその魔法の基礎構成というものであり(例えば1なら炎系、2なら水系のように)ちゃんと決まっている。
また魔法強度というものがあり、その魔法単体の強さもある。
その単体の強さは、1-1と1-49までは同じだが、1-1と1-50から強さが変わる。
後番号が50を越えると、その魔法強度は格段に増す。
最強魔法なんてものは無いが、しかし魔術も無限に使えるわけではない。
自分の体力、まぁ生命エネルギーをもととして魔法を発動させるのが基本的なやり方だ。
「42-66 舞う剣戟」
「96-1 無視」
俺の横を剣が通り過ぎていった。
最強魔法はないが…特に90番台は規格外の強さを持つ。
そして、俺はそれらの魔法を連発出来る。
何故なら俺は、不老不死だから。
生命エネルギーに終わりは無い。
「98-55 #光線__ライト__#」
「くっ、10-99無間結界」
バリィンと結界を砕く音がする。
「21-3飛翔」
闘技場の上部まで駆け上がる。
上からの攻撃は基本有利に運べるのだ。
「99-1…」
「70-5#超爆破__インフレーション__#」
「んぉお?」
あ、鼓膜破れたな。
ぐわんぐわんしてまともに飛行できない。
「あ。あぅ」
物凄い高さから落ちた。そして、恐らく死んだ。
「負けたぁ、ちきしょー」
「でも、ラビエンテ強くなってる」
「そうか…?ありがとうな」
「?事実を言ったまで」
…まじかいな。
「さてと、明日は…」
この鍛練に終わりはあるのだろうか。
まぁ、所詮は、暇つぶしだがな。
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