キャンディータフト【完】

邪神 白猫

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 やっと気持ちを伝えられた……もう、これで思い残す事はない。

「ひよ……っ俺もずっと……今でもっ……ひよが大好きだよ」

 大ちゃんのその言葉に、嬉しさで涙が止まらない。

「側にいてあげたかった……っひよに触れたいよ……抱きしめたい……っ……」

 むせび泣く大ちゃんを前に、私は涙を流しながら嗚咽おえつした。

「だいっ……ちゃ……っ」

 そんな私を目にした大ちゃんは、そっと私に近寄ると口を開いた。

「ひよ……ずっと忘れないよーー大好き……」

 私の頬を包み込むようにして手を添えた大ちゃんは、優しく微笑むとそっと瞳を閉じた。

 大ちゃん……本当に大好きだよ……。
 大ちゃんに出会えて良かった……。
 私ーー凄く幸せだったよ。

 近付く大ちゃんを視界に捉えた私は、そっと瞼を閉じるとそれを受け入れたーー。



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