シェアハウス【完】

邪神 白猫

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「んー男の人は好きじゃないかな」
「えっ……?!」

 予想外の回答に思わず固まる。
 それはつまり……女性が好きという事だろうか……?

 チラリと様子を伺うように静香さんを見ると、私を見つめていた静香さんと目が合ってしまう。

「だって、女の子の方がプニプニしていて美味しそうでしょ?」

 そう言った静香さんの顔はとても色っぽくて、ドキリとした私は手を滑らせてしまった。

 ーーーパリーン

 私の手から滑り落ちた食器が、床にあたって砕けた。

「すっ、すみません!」

 勢いよくしゃがんだ私は、砕けた食器を拾おうと欠片に手を伸ばした。

「っ……!」

 ピリッとした痛みを指先に感じた次の瞬間、指先に薄く赤色がにじみ始め、それは見る見るうちに濃くなっていった。
 私の指先から流れ出る血は、ついに重さに耐えきれなくなりポタリと床へ落ちた。

「真紀ちゃん!」

 焦った声音の静香さんは、私の隣にしゃがみ込むと傷付いた私の指を掴んで自分の口の中へと入れた。

 ーーー!?

 驚いた私は反射的にその手を引っ込めた。
 それをグッと引き戻した静香さんは、再び私の指を口に含むと舐め始めた。
 私の指をピチャピチャと舐める静香さん。私は、そんな静香さんの姿から視線を逸らせなかった。

「真紀ちゃん……真紀ちゃん」

 そう何度も呟きながらピチャピチャと指を舐め続ける静香さんは綺麗で色っぽくて……
 とても、恐ろしかったーー。



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