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一家に一つ拳銃を【完】

ふわふわだよ

ゾンビ

増田は車を運転していた。時刻は午前3時。もうすぐ朝になると謎の焦りと共に森の道を走っていた。
「あー。ずっと同じ道なのかな。眠たい」

バンッ

「……………。」
突然何かにぶつかった。
増田はその何かを想像して血の気が引いた。
「もしかして、轢いたかも。……………」
車を降りると、案の定そこには人がいた。
「あの、大丈夫ですか。大丈夫じゃないですよね。すみません。」
顔をよく見ると、女性で、顔は泥まみれだった。
手を差し伸べようとして近づいた。
ここから病院には遠い。どうしようと思いながら近づいたのだ。

ガブリ

「は。」

その女性は増田の腕に齧りついた。
死ぬかもしれないと思ったが、俺は実家に帰りたかったのにという気持ちのほうがなぜか強かった。
あまりにも痛かった。彼女はまだ増田の腕に齧り付いていた。「すみません。」
このまま死なれなかったと少し安心したが、痛みはますます強くなっていった。 
彼女は血を吸い取るようにして、肉を食うようにして、腕をかじっていた。どちらかというと、食べいてたという方が近いかもしれない。
増田は我にかえった。なぜ逃げないのかと。
逃げよう!そう決めて増田は噛まれている方の腕をもう片方の腕の手で掴んで彼女の口からむりやり外した。「うわァァァ」
無我夢中で車へ向かった。
車のドアを勢いよく締め、エンジンをかけた。
車は、彼の実家へと向かって行く。

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