見た目おっさん。夢想したものを錬成、現実化できる力を行使する異世界平和への物語

とおす

おっさん黒焦げ

-異世界。


それは死を繰り返す生き物達の理想郷。


新たな生命の箱庭となる世界で、


おっさんに巻き起こる事態の数々を


今はまだ知らない-







「目覚めなさい」


(ん?なんか、声がするな。眠い。おやすみ。)


「(イラッ)メ・カイマ・アルケ」


おっさんに雷が落ちる。


「ギャアアアアアアアア!」


プスプスプスッと黒焦げおっさんは目を覚ました。


おっさんの目の前には金髪美女が漆黒のカーディガンを片手に持ち立っていた。


「お目覚めですね(ニッコリ)」


「おい、アンタ今頭で営業スマイル考えたろ」


「あら、凄い!頭の中が覗けるスケべさんですか?」


(あー、この女面倒なタイプか、ふう。なんでこんなことに。)


「渉さんでしたか、色々理不尽極まるこの状況ですが、お話を進めさせて頂けたらと存じます」


「(分からん女だな、まあこの流れだと、聞いてから判断するしかないな)色々文句言いたいが、なんか用事がありそうだから、聞いてからにするよ」


「ありがとうございます。突然襲い掛かられるかもと、待機させていた。高速魔法を使わずに済みそうですね(ニッコリ)」


「(イラッ)だから!営業スマイルやめろよ」


「あら、ごめんなさい。オホホホ」



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