なんの取り柄もない俺が何故選ばれた?

tsubasa

目には目を歯には歯を


ガノン「っっ!お前!何言ってんだ」


((...あっ!))


じーっ
アカネ「ねぇ誰に向かって言ってるの?」


険しい顔でこっちを見つめる。


ガノン「いや!なんでもないっ!!」

ちらっ
(こいつ。急に何を言い出すんだ)
 
レイスを見つめるガノン



アカネ「なんか今日変じゃない?
ボーッとしてるし、顔も赤いよ?」


ガノン「えっ?そうか?大丈夫だよ」


体調が悪い事によく気づく。
アカネは昔から感が鋭いからな

咄嗟の事で嘘になったが大丈夫だろう。



レイス(ねぇねぇ♪力をつかおうよ♪)


ガ((うるさい!お前のせいでこっちは疲れてんだ))

レイスの顔を見ることなく下を向き
学校へと進んでいく。



アカネ「着いたね。」


下を向いていた顔を見上げると目の前には校門が見えている。


はぁ。小さく溜息をついた。


体調が悪いからか
学校が嫌いなのか多分その両方なのだろう

進む足取りが重くなる。



アカネ「じゃあ!私こっちだから!」


ガノン「あぁ!頑張ってな!」








 ︎「おいっ!!」

急に大きな声が聞こえ。
こちらに向かって来る。

その表情から伝わって来るのは
怒りだとゆうことは直ぐに伝わった!


(うわぁ....まじかよ...)

レイス「えっ。だれだれ?」


近づいてきたその男は
ガシッとアカネの肩を掴んだ。


 ︎「おい!アカネ!なんでこいつと一緒に登校してんだよ!?」


アカネ「えっ。ごめ.

 ︎「てめぇも!なんでアカネといんだよ?
俺と付き合ってんの知ってんだろうが?」


男はガノンに向かって吠えている。


ガノン「はい....すんません...」


この男は(レン)1つ上の先輩だ。
この学校は昔から治安が悪く、
その中でもこの先輩は随分とヤンチャをしてきている。


目を付けられたもんなら正直この学校では生きていけない...

なんでこんな男とアカネは付き合ってんだ...



レン「おい?聞いてんのか?お前2回目だよな?俺から注意されんの!何?ぶっ殺されたいわけ?」


そういえば前に忘れ物をアカネの家に届けに行ったとき、この彼氏がいて俺は注意を受けた...

そんなことで注意されんのもどうかと思うが...


レイス「ねぇガノン♡能力のことなんだけど相手の目を見つめて念じるだけでいいからね♪」


こいつ...

どいつもこいつも都合の良い事言いやがって。
目を見つめて念じる!?



 この先輩にガンつけろってか!!??








いやいやいやいやいや!!!
無理無理無理無理!!!!!







目なんて恐ろしくて見れない.......






レン「シカトこいてんじゃねぇよ....
              1回死んどけや?」


       


       へっ!?





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