夏の奇跡

Angel Naoko

エピローグ

私にとってその年の誕生日は、忘れられない最高な日になった。
2人の一郎いちろうさんからの最高な誕生日プレゼントは、私を幸せな気持ちにさせてくれた。
きっと一生忘れない。


花火の後、しずく大樹ひろきと無事に合流。
私と一郎さんが手を繋いでるのを見て、ニヤニヤした顔の雫と大樹君と会った時は、本当に恥ずかしかった。

そして、雫はアッ!と声をあげると、私と一郎さんの写真を撮ってなかった事に気づき、スマホで私と一郎さんの写真を撮ってくれた。
撮り終わると、私からの誕生日プレゼントね!後で私と大樹から、ちゃんとしたプレゼント渡すから!と笑っていた。

そして、近くの自衛隊の隊員さんに撮ってもらった記念すべき4人の写真。
ついさっき、一郎さんと初めて会ったとは思えないほど、私たち4人は自然な笑顔だった。
まるで、去年の夏そのままの4人の笑顔。

夏に起こった出来事は、きっと私たちの胸の中に色褪いろあせる事なく、刻み込まれると思う。
夏の奇跡として・・・。

姿は見えないけど、今でも私を見守ってくれてる一郎さん、私は幸せだよ。
安心してね。
ありがとう。

そして・・・。






これから一緒に幸せになろうね。
一郎さん。



           La fin
               
              
   





             







  




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