こじらせ女の恋愛記録

ひよこまめ。

幼稚園、小学校編


私の名前は“みおか(仮名)”


東京生まれ東京育ちの25歳。(2020年現在)
三姉妹の末っ子として生まれた。


私は小さい頃、引っ込み思案な性格だった。
人見知りで、甘えん坊で、泣き虫で、知らない誰かに話しかけられても愛想なんてものはなく

いつもお母さんの後ろに隠れているような子だった。


そんな私に初めて好きな子が出来たのは幼稚園の時だ。
アンパンマンみたいなまん丸顔の男の子だった。


クラスは違ったはずなのに
なぜ好きになったのかは正直なところ全く覚えていないが
小さい頃の私は、とにかく目立つ男の子が好きだったので、彼もきっとそうだったのだろう。


その子とは小学校も一緒だった。


私の通ってた小学校は生徒の数が少なく
どの学年も1クラスか2クラスしかなかった。


私の学年は
色々あって転校した人が何人かいたので
4年生以降はずっと1クラスだった。


だから、私と彼は6年間のうち少なくとも半分以上は同じクラスだったわけだけど
小学生になりたての、まさにドキドキの1年生の時
彼と同じクラスだったかどうかは
残念ながら覚えていない。


まあ、一年生の時のクラスが一緒だったかどうかなんていうのは正直どうでもいい話だけど
私は小学生になってからも彼のことがずっと好きで、ずっと片思いをしていた。


彼はいわゆるクラスのムードメーカーで
顔はイケメンってわけじゃなかったけど
運動も勉強もできる男の子だった。


小学生の時は
誰が誰を好きらしいとかそういう話はしょっちゅうあった。


でも、私は秘密主義者だったこともあって
人のは聞きたがるくせに自分のことは頑なに話さなかったもんだから
私が彼を好きだったことが
その当時、周りにどれくらい知られていたかは分からない。


知られるのが恥ずかしいというのもあったけど
それ以上に、誰かと好きな人が被っていたとして
それが原因でその子とギクシャクするとかが嫌だった。


だから、とにかく他の子に私の気持ちはバレたくなくて
仲の良い友達に
「あの子のこと好きでしょ?」
と言われて図星だった時も
「違うよ!!!」
と全力で否定していたことを覚えている。


全力すぎて、その子にはひょっとしたらバレていたかもしれない。笑


まあ、周りにバレててもバレてなかったとしても
私自身は普通に恋する女の子だったから


席替えの時は
「あの人と隣の席もしくは近くの席になりますように!」とか
「給食の時とかグループ分けとかで同じ班になりますように!」とか
そういうことは全力で願っていたし


自分の思い通りになった時は
心の中でいつも「やったー!!」と叫んでいた。

 
彼のことはずっと好きだったけど
告白どころかバレンタインすらあげたことはなかった。


彼が、私のことを恋愛対象として見ていないこともわかっていたし
実らない恋に見切りをつけたわけではなかったけど
いつしか私は別の人のことを気になり始めていた。


その彼は
顔もイケメンじゃなかったし、勉強も運動もそんなにできるタイプじゃなかったけど
とにかく優しい人だった。


好きになったきっかけは忘れてしまったけど
その優しさにキュンとすることがあったに違いない。


実を言うと
その彼にはバレンタインを渡したことがある。


でも、本人に直接渡す勇気がなくて
その子の弟がいる教室に行って
「これお兄ちゃんに渡しといて!」
と言って、走って逃げ去った。笑


私が小学生の時は
当たり前に携帯なんて持っていなかったから
渡してからはずっとドキドキしっぱなしだった。


「ちゃんと彼の手元に届いたかな?」
「味はどうだったかな?」


なんて不安に思っていたら
後日、手紙付きでお返しをくれた。


それがものすごく嬉しくて仕方がなかったのを覚えている。


引っ込み思案な私が
小学生時代、勇気を振り絞って一番頑張ったことと言えば
間違いなくこれである。


気持ちこそ伝えることはできなかったけど
彼を好きだった日々は
アンパンマンくんを好きだった時よりも幸せだったように思う。


結局、そのまま卒業となり
私は中学受験をしたうえに、実家ごと引っ越してしまったので
その後、彼とはしばらく疎遠状態になってしまった。

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