異世界転生してハーレムルートなのにヤンデレしか選択肢がないんだが?
08 エロ漫画は好きだけど属性持ってないジャンルってあるよね
女の子を泣かせてしまったという事実に胸が痛い。たとえそれがルートのヤンデレであったとしても。
「お前も罪な男だなあ」
「いやあなたの妹でしょ?いいの?」
「清き乙女の涙ほど価値があるものもそうそうないからな!特に咎める理由もないだろ」
この国の王族はおかしい。おかしいっていうか王族ってなんだっけって感じになる。俺の想像してた王様とか王女様ってもっと気位の高い、品のある感じなんだけどこれではウェイ系大学生とオタサーの姫である。
いまだに横でえぐえぐしてる姫様を慰めてるおっさんのが正常なんじゃないだろうか。
「で、聞き損ねたな、ウタキ。お前のルートはどんなものだ?」
「ヤンデレハーレムですかね」
もうそれしか形容できないし、俺としてもこれ以上説明したくない。なんていうかもう現実を直視したくない。グッバイ、転生いいなとおもってたあの頃の俺。ハロー、現実世界に帰りたい俺。
「姫様の鳴き声、ここかァッ!?」
「もうやだ帰りたい俺」
「まだなにも始まってないわよ」
エロは尊い。好きだ。オープンスケベでいいじゃん俺はエッチな格好の女の子もおっぱいの大きい女の子も大好きだって断言する。
ただ、やっぱり自分の好むジャンルていうのはどの分野にも存在するわけで。それこそファッションでも映画でも食事でも。
何が言いたいかというと、俺、女騎士に萌え属性を持ってない。
いやでもこの流れってどう考えたってこの騎士サンもルートに入ってくるわけでしょ?むりむり、「くっ殺」はオカズにできない!
「貴様か、姫様を鳴かしたのは!」
「さっきから変換違うのはなんでなの!?」
泣かしはしたけど、鳴かした覚えはなかったりする。
この人が百合ルートだったらそれはまた別の話だし、王女様は俺のルートに入ってるからこの人は報われない。
待って誰も幸せにならない未来しか見えないってどういうことだよ。
「おいおいティタニア、玉座の間で、しかも一般人相手に剣向けんのは感心しねーな」
「しかし陛下!この男が姫様に粗相を!」
「いーのいーの、そういうルートだから。な、ウタキ?」
「・・・そっすね」
エレーナにぽん、と方を叩かれた。やめてくれ俺は涙もろい。
「王室付き騎士団長のティタニアだ。貴様、姫様を泣かすルートっていうのはどういうことだ」
「転生のルート持ちでそれがこう、女の子に関連するルートですとしか」
「貴様のような軟弱男のルートに姫様が入っているといいたいのか!」
信じられないって顔されたけど、俺もそう思ってるくらいなので勘弁してほしい。好きで転生してヤンデレハーレム築こうとしてる訳じゃない。
「ルートであるのは仕方ない、が・・・姫様を泣かしたことが個人的にしゃくに触る。私と勝負しろ」
「剣の心得とかないんだけど」
「あっはっは、ティタニアは王都の紅薔薇って異名もあるくらい強いぞー」
「止めてくれませんかね」
「面白そうだから許可する!」
これはフラグだ。
ルートのフラグか死亡フラグかわかんないけど多分そうだ。
「まぁ、死にはしないわよ。たぶん」
エレーナの「死なない」が頼りなくなってきた。なんでこうなったんだ。
「お前も罪な男だなあ」
「いやあなたの妹でしょ?いいの?」
「清き乙女の涙ほど価値があるものもそうそうないからな!特に咎める理由もないだろ」
この国の王族はおかしい。おかしいっていうか王族ってなんだっけって感じになる。俺の想像してた王様とか王女様ってもっと気位の高い、品のある感じなんだけどこれではウェイ系大学生とオタサーの姫である。
いまだに横でえぐえぐしてる姫様を慰めてるおっさんのが正常なんじゃないだろうか。
「で、聞き損ねたな、ウタキ。お前のルートはどんなものだ?」
「ヤンデレハーレムですかね」
もうそれしか形容できないし、俺としてもこれ以上説明したくない。なんていうかもう現実を直視したくない。グッバイ、転生いいなとおもってたあの頃の俺。ハロー、現実世界に帰りたい俺。
「姫様の鳴き声、ここかァッ!?」
「もうやだ帰りたい俺」
「まだなにも始まってないわよ」
エロは尊い。好きだ。オープンスケベでいいじゃん俺はエッチな格好の女の子もおっぱいの大きい女の子も大好きだって断言する。
ただ、やっぱり自分の好むジャンルていうのはどの分野にも存在するわけで。それこそファッションでも映画でも食事でも。
何が言いたいかというと、俺、女騎士に萌え属性を持ってない。
いやでもこの流れってどう考えたってこの騎士サンもルートに入ってくるわけでしょ?むりむり、「くっ殺」はオカズにできない!
「貴様か、姫様を鳴かしたのは!」
「さっきから変換違うのはなんでなの!?」
泣かしはしたけど、鳴かした覚えはなかったりする。
この人が百合ルートだったらそれはまた別の話だし、王女様は俺のルートに入ってるからこの人は報われない。
待って誰も幸せにならない未来しか見えないってどういうことだよ。
「おいおいティタニア、玉座の間で、しかも一般人相手に剣向けんのは感心しねーな」
「しかし陛下!この男が姫様に粗相を!」
「いーのいーの、そういうルートだから。な、ウタキ?」
「・・・そっすね」
エレーナにぽん、と方を叩かれた。やめてくれ俺は涙もろい。
「王室付き騎士団長のティタニアだ。貴様、姫様を泣かすルートっていうのはどういうことだ」
「転生のルート持ちでそれがこう、女の子に関連するルートですとしか」
「貴様のような軟弱男のルートに姫様が入っているといいたいのか!」
信じられないって顔されたけど、俺もそう思ってるくらいなので勘弁してほしい。好きで転生してヤンデレハーレム築こうとしてる訳じゃない。
「ルートであるのは仕方ない、が・・・姫様を泣かしたことが個人的にしゃくに触る。私と勝負しろ」
「剣の心得とかないんだけど」
「あっはっは、ティタニアは王都の紅薔薇って異名もあるくらい強いぞー」
「止めてくれませんかね」
「面白そうだから許可する!」
これはフラグだ。
ルートのフラグか死亡フラグかわかんないけど多分そうだ。
「まぁ、死にはしないわよ。たぶん」
エレーナの「死なない」が頼りなくなってきた。なんでこうなったんだ。
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