LOVE♡インベイダー⁈

ふゅーちゃん

プロローグ2『高校生活』

(プロローグ1の続き)

半年後、私は共学と化した『北村高校』の生徒として高校生活を送るハメになった。

だが幸いなことに、私の学年の男子は6人しか集まらなかった。3クラスあるので入学した男子はそれぞれのクラスに2人ずつ配属となった。
女子20人・男子2人というアンバランスさのおかげで私にとって男子は"空気"でしかなかった。
1学年下の男子生徒は15人と少し増えたが、許容範囲であり、さほど気にするほどでは無かった。
共学化とはいえ、男女比が1:9なので高2まで案外そこまで辛くはなかったかも(笑)

そんな私も高3になった。とりあえず、共学化の山場を越えることができた。あとは所属する文化研究会の部長と受験をやりこなすのみ!

文化研究会というのはアニメ・アイドル・マンガや小説など『サブカルチャー』に触れ合う部活。アイドルのコピーダンスを踊ったり、小説を執筆するなどマルチに活動できる部活でもある。
文化研究会に同級生はいない。友達は他の部活に忙しいからだ。高3になる頃には1番上になるからという理由で部長に就任した。

共学化になったにも関わらず文化研究会はずっと女子部員のみ。今までは平和だったにも関わらず先輩方の卒業で、現在研究会は私含めてたったの3人に…

来年度、私が卒業するし、もしこのままの状態なら部費がもらえなくなって廃部になるかも…

そう考えた私たちは文化研究の魅力を伝えるべく、新入生を募集することにした

この行動が後に裏目となるとは……




1話へ続く


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