もしも理想のパーティー構成に実力以外が考慮されなかったら?
プリムと口論(イチャイチャ)
「……アインったら、顔を真っ赤にして、どうしたのかしら?」
「いや、女の子が、お腹を壊した事を男に知られるなんて、普通は恥ずかしいだろ?」
走り去るアインを見つめて、不思議そうな顔をしているプリムに、説明がてらツッコミを入れる。
もしかして、こいつの場合は、何も感じないのか?
……うん、あり得るな。
というか、他人の目を気にする真っ当な感性の持ち主なら、こんな露出の激しい改造シスター服は着ないだろう。
「なんで、貴方が女の子の目線で話してるのよ。いやらしいわね。それとも実はオカマなの?」
「なんで、そうなるんだよ! ただアインの心境を予想して代弁しただけだろ!」
つーか、こっちの世界にもいるんだな、オカマ。
特に偏見はないけど、なんとなく苦手意識があるので、出来れば、お近づきにはなりたくないものだ。
…………なんか、今のフラグっぽくね?
「つまり、乙女の心の内について妄想したということね。いやらしい」
「よ・そ・う! 妄想じゃなくて予想だって言ったよなぁ!? ってか、お前は、どんだけ俺をいやらしい存在にしたいんだよ!」
「あらあら。まさか自分が、いやらしく無いとでも思っていたの? さっき、ミルクに聞いたわよ。普段からセクハラ発言を連発しているそうね」
「うっ……。そうか、一階でミルクたちと話してたのは、お前だったんだな」
そういえば、アインを診察したとか言ってたな。
くそう、ミルクの奴、こんな厄介な相手に告げ口するなんて。
まぁ、自業自得だけどさ。
……って、ミルクは、どこ行った?
あっ、あっちでダディ達と話してるな。
いつの間に移動したんだろう。
「まったく、ウチの変態な駄犬と良い勝負ね。……いえ、私が首輪を付けて手綱を握っていない分、余計にタチが悪いかもしれないわ。念のため、今の内に切り落としておこうかしら」
片手でチョキチョキと、何かを切るようなジェスチャーを見せるアイン。
その狂気の仕草に悪寒を感じた俺は、反射的に立ち上がり、股間を庇いつつ後退する。
「な、何を切るつもりだ!」
「うふふっ。私に、そんな卑猥な言葉を言わせようというの? こんな公衆の面前で? ミルクの件といい、あなたは女の子を辱しめることで興奮するのね。ドSだわ、恐ろしいわ、そのうち私も毒牙に掛けられてしまうんだわ」
わざとらしく胸を隠して、怯えたような表情を作り、ふるふると震えて見せるプリム。
しかし、それが演技なのは、誰の目にも明らかだった。
「ドSとか、お前にだけは言われたくねぇ! つーか、ぜんぜん怖がってないし、なんなら楽しそうだし、むしろ俺が攻められてる気分なんだけど!?」
「そして、それはそれで興奮すると。なんて、レベルの高い変態なのかしら」
「だから、俺は変態じゃねぇって言ってんだろ! 俺は、ただ、おっぱいに対する敬意を言葉と行動で示してるだけだっ!」
……それからも俺とプリムの下らない口論は続いた。
深夜テンションと酒の力もあり、周りのオッサン達が次第に参戦してきたりもしてな。
まぁ、ある意味、初対面の時の険悪な口喧嘩よりは前進したと言えるだろう。
プリムが、どう思ってるかは分かんないけどな。
「いや、女の子が、お腹を壊した事を男に知られるなんて、普通は恥ずかしいだろ?」
走り去るアインを見つめて、不思議そうな顔をしているプリムに、説明がてらツッコミを入れる。
もしかして、こいつの場合は、何も感じないのか?
……うん、あり得るな。
というか、他人の目を気にする真っ当な感性の持ち主なら、こんな露出の激しい改造シスター服は着ないだろう。
「なんで、貴方が女の子の目線で話してるのよ。いやらしいわね。それとも実はオカマなの?」
「なんで、そうなるんだよ! ただアインの心境を予想して代弁しただけだろ!」
つーか、こっちの世界にもいるんだな、オカマ。
特に偏見はないけど、なんとなく苦手意識があるので、出来れば、お近づきにはなりたくないものだ。
…………なんか、今のフラグっぽくね?
「つまり、乙女の心の内について妄想したということね。いやらしい」
「よ・そ・う! 妄想じゃなくて予想だって言ったよなぁ!? ってか、お前は、どんだけ俺をいやらしい存在にしたいんだよ!」
「あらあら。まさか自分が、いやらしく無いとでも思っていたの? さっき、ミルクに聞いたわよ。普段からセクハラ発言を連発しているそうね」
「うっ……。そうか、一階でミルクたちと話してたのは、お前だったんだな」
そういえば、アインを診察したとか言ってたな。
くそう、ミルクの奴、こんな厄介な相手に告げ口するなんて。
まぁ、自業自得だけどさ。
……って、ミルクは、どこ行った?
あっ、あっちでダディ達と話してるな。
いつの間に移動したんだろう。
「まったく、ウチの変態な駄犬と良い勝負ね。……いえ、私が首輪を付けて手綱を握っていない分、余計にタチが悪いかもしれないわ。念のため、今の内に切り落としておこうかしら」
片手でチョキチョキと、何かを切るようなジェスチャーを見せるアイン。
その狂気の仕草に悪寒を感じた俺は、反射的に立ち上がり、股間を庇いつつ後退する。
「な、何を切るつもりだ!」
「うふふっ。私に、そんな卑猥な言葉を言わせようというの? こんな公衆の面前で? ミルクの件といい、あなたは女の子を辱しめることで興奮するのね。ドSだわ、恐ろしいわ、そのうち私も毒牙に掛けられてしまうんだわ」
わざとらしく胸を隠して、怯えたような表情を作り、ふるふると震えて見せるプリム。
しかし、それが演技なのは、誰の目にも明らかだった。
「ドSとか、お前にだけは言われたくねぇ! つーか、ぜんぜん怖がってないし、なんなら楽しそうだし、むしろ俺が攻められてる気分なんだけど!?」
「そして、それはそれで興奮すると。なんて、レベルの高い変態なのかしら」
「だから、俺は変態じゃねぇって言ってんだろ! 俺は、ただ、おっぱいに対する敬意を言葉と行動で示してるだけだっ!」
……それからも俺とプリムの下らない口論は続いた。
深夜テンションと酒の力もあり、周りのオッサン達が次第に参戦してきたりもしてな。
まぁ、ある意味、初対面の時の険悪な口喧嘩よりは前進したと言えるだろう。
プリムが、どう思ってるかは分かんないけどな。
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