勝部??
第2章7 G.Wエクストラ?? 中
(主な登場人物)
・部長 林道 茜・副部長 敗北 勝負
・会計 山月 ありさ・騎士(書記) 結城 ひかり
・秘書 服部 彩・顧問 西園寺 麗子
【本編】
部室にクーラーを購入する為に、メイドカフェでバイトをする事になった勝負部。
いつも強気な発言や態度の茜が、今にも泣きだしそうなのを見て、かつまは笑いをこらえるのに必死であった。
後にかつまは語る。
あの時の俺は、どうかしていたと・・。
「ごごご、ご注文はお決まりですか?かかか、かつまおに、おに、っていえるかあああ」
何かと闘っていたいたのであろう茜は、持っていたハンカチを床に叩きつけた。
このハンカチはかつまに渡そうとして、かつまが断ったやつだ。
そんな茜はを見て、日ごろのうっぷんを晴らしてやろうと、かつまは追い打ちをかける。
「ア・レレ~おかしいぞ~」
蝶ネクタイが世界一似合う名探偵みたいな声をあげ、その態度はメイドさん的におかしいと指摘する。
かつまに指摘され、唇を嚙みしめながらプルプル震える茜。
・・よしよし。これで少しは思いやりの心をもってくれるだろう。
かつまが、冗談だと告げようとした時であった。
一人のメイドさんが駆け寄ってきた。
「かつまお兄ちゃん。ごめんね。この子まだ新人さんだから許してあげて!あ、そうだ!本当はダメなんだけど、お詫びに特別にサービスするね」
一瞬鼻の穴が開くかつま。
・・いかんいかん。サービスと言う言葉に、世の中の男性がどれほど泣かされてきたことか。
ぼったくりバーの撲滅を是非推進してほしいと、自分の将来に向けて祈願してしると、メイドさんが続ける。
「ほら茜。かつまお兄ちゃんに、肩もみのサービスをしてあげて」
「いやいやいやいや、いらないいらない」
首を全力で横に振るかつま。
茜がニヤリと微笑んでいるのが、かつまには見なくても解っていた。
凄まじい笑顔で、ハーイとやってくる茜。
「どうですか?気持ちいいですか?」
「あ、ああ。イテッじゃなくて、気持ち悪イテッ、気持ちいいです」
かつまの肩から、ボキボキとなってはいけない音がなっていた。
かつまはメニュー表をたっぷり眺めていた為、この地獄が後10分続く事を知っていた。
肩もみサービス10分3000円。
ほらほらほらと耳元で囁くのを、是非ともやめて頂きたい。
後、その笑顔。
女性が怒っている時の笑顔が一番怖いと、死んだ親父の言葉を思い返していた。
10分たち、かつまへの復讐に気がすんだ茜は、いつものように戻っていた。
そんな茜にかつまは、少し安心して声をかけた。
「なぁ茜。ちょっと腹が減ったから、このオムライスを頼むわ」
「は、はぁぁ!!あんた、あたたたたたしになんて事を」
・・若干北斗百裂拳が混じっていたが?お前の命は後3秒とか言わないでね。
何故か顔を真っ赤にする茜に首をかしげていると、ありさがオムライスを持ってやってきた。
頼んでまもないと言うのにこの速さ。
本当に作ってきたのか疑いたくなる。
後、何故お前は鼻にティッシュを詰め込んでいる。
「ほら茜。観念しろ」
「そうでござる。ささ茜殿。我々の事は気になさらず」
「ク、クク。魔法を唱えられるとは実に羨ましい。しかし我が唱えてはこの店が、嫌、地球がなくなってしまうから、どのみち唱えられんかったが」
「うわ!お前達どっから湧いてきた。言っとくがひかり、店がなくなるのと地球がなくなるとでは威力が違うからな。後、彩!店内は撮影禁止だ」
かつまがそれぞれにつっこんでいると、茜が観念したのか、ケチャップを手に持ち、何やらオムライスに書いていく。
「お、おいしく、な、な~れ。萌え・萌え・・・」
「言えるかぁああああ!!」
オムライスに大量のケチャップをぶちまけ、茜はカウンターへと逃げて行く。
一体何だったのか解らず、かつまは血の海に沈む、オムライスを食べるのであった。
「ありがとうございました」
結局、あの後俺たちはメイドカフェを後にする事になった。
いつも元気な茜が、元気がないと空気が重く感じられる。
そんな茜を見て、ありさはかつまの腕を肘でつついてきた。
「ま、なんだ。その・・元気だせよ。メイド服似合っていたぞ」
「・・・・!!」
かつまに声をかけられた茜は、顔を真っ赤にし、驚いている。
恥ずかしかったのか、くるりと背中を見せながらかつまに返事する。
「か、勘違いしないでよね。べ、別にあんたに褒められたって、嬉しくも何ともないんだから」
そう言って歩きだす茜に、かつまとありさ、ひかりと彩は苦笑いしながら後に続く。
茜が最後に呟いた”でもありがとう”と言う言葉は、メイドカフェから聞こえてくる言葉に、かき消された。
「いらっしゃい♪お姉さま」「あっ。お姉さま」
「また来たの?全くお姉さまは相変わらず”ゲコ太”好きでって聞いてるの?」
「れいこお姉さま。いつもので宜しいでしょうか?」
「く~小学生は最高だぜ」
きっと違う人だとかつまは心の底から祈っていた。
次回第2章7 G.Wエクストラ?? 下
※ここまで読んで頂きありがとうございます。
さて今回はいかがだったでしょうか?
ぼったくりバーの撲滅を私個人も祈っております(笑)
この作品を読んでみて、様々なワードが出てきます。
気になった方は是非ググってみて下さい。
蝶ネクタイ 名探偵 って感じでググればでてきますので。
では次回もお楽しみに。
・部長 林道 茜・副部長 敗北 勝負
・会計 山月 ありさ・騎士(書記) 結城 ひかり
・秘書 服部 彩・顧問 西園寺 麗子
【本編】
部室にクーラーを購入する為に、メイドカフェでバイトをする事になった勝負部。
いつも強気な発言や態度の茜が、今にも泣きだしそうなのを見て、かつまは笑いをこらえるのに必死であった。
後にかつまは語る。
あの時の俺は、どうかしていたと・・。
「ごごご、ご注文はお決まりですか?かかか、かつまおに、おに、っていえるかあああ」
何かと闘っていたいたのであろう茜は、持っていたハンカチを床に叩きつけた。
このハンカチはかつまに渡そうとして、かつまが断ったやつだ。
そんな茜はを見て、日ごろのうっぷんを晴らしてやろうと、かつまは追い打ちをかける。
「ア・レレ~おかしいぞ~」
蝶ネクタイが世界一似合う名探偵みたいな声をあげ、その態度はメイドさん的におかしいと指摘する。
かつまに指摘され、唇を嚙みしめながらプルプル震える茜。
・・よしよし。これで少しは思いやりの心をもってくれるだろう。
かつまが、冗談だと告げようとした時であった。
一人のメイドさんが駆け寄ってきた。
「かつまお兄ちゃん。ごめんね。この子まだ新人さんだから許してあげて!あ、そうだ!本当はダメなんだけど、お詫びに特別にサービスするね」
一瞬鼻の穴が開くかつま。
・・いかんいかん。サービスと言う言葉に、世の中の男性がどれほど泣かされてきたことか。
ぼったくりバーの撲滅を是非推進してほしいと、自分の将来に向けて祈願してしると、メイドさんが続ける。
「ほら茜。かつまお兄ちゃんに、肩もみのサービスをしてあげて」
「いやいやいやいや、いらないいらない」
首を全力で横に振るかつま。
茜がニヤリと微笑んでいるのが、かつまには見なくても解っていた。
凄まじい笑顔で、ハーイとやってくる茜。
「どうですか?気持ちいいですか?」
「あ、ああ。イテッじゃなくて、気持ち悪イテッ、気持ちいいです」
かつまの肩から、ボキボキとなってはいけない音がなっていた。
かつまはメニュー表をたっぷり眺めていた為、この地獄が後10分続く事を知っていた。
肩もみサービス10分3000円。
ほらほらほらと耳元で囁くのを、是非ともやめて頂きたい。
後、その笑顔。
女性が怒っている時の笑顔が一番怖いと、死んだ親父の言葉を思い返していた。
10分たち、かつまへの復讐に気がすんだ茜は、いつものように戻っていた。
そんな茜にかつまは、少し安心して声をかけた。
「なぁ茜。ちょっと腹が減ったから、このオムライスを頼むわ」
「は、はぁぁ!!あんた、あたたたたたしになんて事を」
・・若干北斗百裂拳が混じっていたが?お前の命は後3秒とか言わないでね。
何故か顔を真っ赤にする茜に首をかしげていると、ありさがオムライスを持ってやってきた。
頼んでまもないと言うのにこの速さ。
本当に作ってきたのか疑いたくなる。
後、何故お前は鼻にティッシュを詰め込んでいる。
「ほら茜。観念しろ」
「そうでござる。ささ茜殿。我々の事は気になさらず」
「ク、クク。魔法を唱えられるとは実に羨ましい。しかし我が唱えてはこの店が、嫌、地球がなくなってしまうから、どのみち唱えられんかったが」
「うわ!お前達どっから湧いてきた。言っとくがひかり、店がなくなるのと地球がなくなるとでは威力が違うからな。後、彩!店内は撮影禁止だ」
かつまがそれぞれにつっこんでいると、茜が観念したのか、ケチャップを手に持ち、何やらオムライスに書いていく。
「お、おいしく、な、な~れ。萌え・萌え・・・」
「言えるかぁああああ!!」
オムライスに大量のケチャップをぶちまけ、茜はカウンターへと逃げて行く。
一体何だったのか解らず、かつまは血の海に沈む、オムライスを食べるのであった。
「ありがとうございました」
結局、あの後俺たちはメイドカフェを後にする事になった。
いつも元気な茜が、元気がないと空気が重く感じられる。
そんな茜を見て、ありさはかつまの腕を肘でつついてきた。
「ま、なんだ。その・・元気だせよ。メイド服似合っていたぞ」
「・・・・!!」
かつまに声をかけられた茜は、顔を真っ赤にし、驚いている。
恥ずかしかったのか、くるりと背中を見せながらかつまに返事する。
「か、勘違いしないでよね。べ、別にあんたに褒められたって、嬉しくも何ともないんだから」
そう言って歩きだす茜に、かつまとありさ、ひかりと彩は苦笑いしながら後に続く。
茜が最後に呟いた”でもありがとう”と言う言葉は、メイドカフェから聞こえてくる言葉に、かき消された。
「いらっしゃい♪お姉さま」「あっ。お姉さま」
「また来たの?全くお姉さまは相変わらず”ゲコ太”好きでって聞いてるの?」
「れいこお姉さま。いつもので宜しいでしょうか?」
「く~小学生は最高だぜ」
きっと違う人だとかつまは心の底から祈っていた。
次回第2章7 G.Wエクストラ?? 下
※ここまで読んで頂きありがとうございます。
さて今回はいかがだったでしょうか?
ぼったくりバーの撲滅を私個人も祈っております(笑)
この作品を読んでみて、様々なワードが出てきます。
気になった方は是非ググってみて下さい。
蝶ネクタイ 名探偵 って感じでググればでてきますので。
では次回もお楽しみに。
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