勝部??

伊達\\u3000虎浩

第2章1 始動??

前回までの話しを書けば良いのか?
う〜む…書記が加わった‼︎以上。


1ーA      勝負部   副部長  敗北 勝負


 これで良し…と。
かつまは勝負部の議事録を作成していた。
議事録を書けと言われたが、そもそも勝負部の活動目的が、何なのかが解らない以上、書きようがない。
活動記録をつけるにしろ、まずはそこを説明してほしいものだ。


 自分の部屋の机に座り、コーヒーを片手にかつまがそんな事を考えていると、携帯が鳴り響く。
誰だ・・・?メールか。
差出人はありさであった。


「夜分遅くにすまない。明日ちょっと付き合ってほしい。例の場所で待っている。   山月   ありさ」
ハァ~・・。
かつまはため息をつく。
・・・・ん?学校1の美少女からの誘いなんだから、喜べって?本来ならそうだろう‼︎
もしかしたら告白かもと、浮かれてしまうかもしれない。
だがありさの誘いはそうではないのだ‼︎
何故なら、ありさはのぞきにいこうぜ♪っと言っているのだ。
断る!っとメールで返信を打ってかつまは寝る事にした。


翌日朝の全校朝礼をすませ、かつまは校長に感想を送る。


人は皆とか生れながらにしてとか…特に、
あるの所をあぁぁぁぁるぅぅぅぅ‼︎‼︎っとモノマネしながら片手をあげるのはやめた方がいいと思います。


1ーA     敗北   勝負


 皇帝ではなくあなたは校長なんだからと、心の中で呟きながら感想を打っていく。
いつかオールハイムと言わないようにと願いを込めて打っていき、送信したかつまは寝る態勢をとる。
しばらくすると背中をドンっと誰かに叩かれた。
…誰だよ‼︎っと後ろを振り返るとそこにいたのは、ほっぺたを膨らませたありさであった。


「かつま‼︎昨日のメールはなんだ‼︎」
なんだと言われても・・・。
そう言った後、ありさはかつまの後ろの席に座る。
かつまの後ろの席はありさである。
席順は出席番号順で並んでいる。
かつまは一番後ろの窓際だったのだが、寝すぎて前にさせられた事や、本来なら、かつまの後ろは茜かひかりだったのだが、2人は背の高さが問題でかつまの後ろだと隠れてしまう。
そういう事情もありありさになった。
ちなみに茜はかつまの前、ひかりはかつまの横、ありさはかつまの後ろ、ありさの横は空いている。


「何だと言われても・・・」
「かつま‼︎友人の誘いを断るとは…見損なったぞ‼︎」
アレレ?いつの間にか友達ができてる?
「嫌いゃ。友人でも誘いを断る事はあるだろう?」
そうか・・・俺にもついに友達ができたのか。
高校生活が始まって、ずっと友達がいなかったかつまにとっての友人第1号は学校1の美少女。
うん!悪く無いかもしれない。
かつまが友人と言う言葉にジーンとしていると、ありさがかつまに向かって身を乗り出してきた。
「馬鹿者!私が捕まったらどうする‼︎」
・・・。どうやらのぞきの共犯者になれと言っているみたいだ。
なんて嫌な友人だろう。
危うく友人という言葉に騙される所だったぜ。
紅魔族の子に教わってたはずなのに危ない、危ない。


「だいたい放課後は勝負部の部活だろ?」
茜様がお怒りになるぞ!と言いかけたかつまにありさは首を横にふる。
「違うぞかつま。昼休みにだ!確か新体操・・・」
「良し!ありさ昼休みに行こう!」
ありさが最後まで言い切る前にかつまがさえぎる。
なんていい友人だろうと、かつまは手のひらを返すのであった。


 昼休み。
ここは昔と変わらないだろう。
お昼になったら1時間の休憩がある。
ご飯を買いに行ったり、食べたり、食べ終わったら各々昼寝するなり、部活するなり色々だ。
昼休みのチャイムが鳴りだすか鳴りださないかのタイミングで、かつまとありさは弁当箱をもって立ち上がる。
チャイムが鳴りだした時には、2人の姿は教室から消えていた。


 いつもの体育館うらのベストスポットで弁当を食べる2人。
終始無言なのは2人の気持ちが1つになっているからである。
お喋りをして万が一ベストショットを逃したらどうする?ふざけるな‼︎‼︎誰が見逃すものか‼︎‼︎‼︎
2人の気持ちは1つであった。


 ご飯を食べ終わるとサッっと小窓にしゃがみ込む2人。
しばらくすると誰かが体育館に入ってきた。
アレは・・・。


 柔道部じゃねぇか‼︎‼︎‼︎‼︎
こ、こいつ騙しやがったな‼︎‼︎‼︎
グヌヌヌっと下を向いてかつまがうなる。
この野郎と言おうかとかつまはありさを見る。
ありさは・・・何故か無言で柔道部を見ていた。
アレ?もしかして新体操じゃなかったから落ち込んでる?
そんな事を思っていると、ありさは見るのをやめてかつまを見てきた。
ありさと目があう。
真剣な表情は本当に綺麗で、芸能人だと言われてもおかしくない。
「・・・見ないのか」
自分が一瞬見惚れていたと思われないように、視線をありさから外す。
「・・・あぁすまないかつま。今日はやめておこう」
そう言って窓に背を向けて空を見上げるのであった。


 昼休みはそのまま体育館うらにありさといた。
特に何もしなかったし話さなかった。
何か考え事をしているみたいだったので、かつまは地面に寝転がって目を閉じ、たま〜にチラッとありさを見ていた。
しばらくすると昼休みの終わりのチャイムが鳴りひびき2人は教室に戻るのであった。


 放課後。
4人は校長室の前に立っていた。
顧問をお願いするためだ。
「いい!!絶対顧問を引き受けてもらうわよ」
茜が3人の顔を見渡す。
見渡し終わった茜はフッと笑い明るく宣言する。


「いざ!尋常に勝負‼︎」


次回     第2章2      柔道⁇    上



















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