魔王様は学校にいきたい!
魔王と少女達の休日
晴れ渡る青い空、照りつける白い太陽。
魔人リィアン襲撃による騒動は一段落、王都ロームルスは落ちつきを取り戻し、大通りは以前のように人々で賑わっている。
そんな大通りの一角、女の子向けの洋服店から黄色い声が響いていた。
「「「「きゃーっ、可愛いー!」」」」
声の主はオリヴィア、シャルロット、ナターシャ、そしてヴァーミリアである。
四人とも鼻息荒く、ずいぶんと興奮した様子だ。
「むぅ、ぜんぜん楽しくないのじゃ……」
そんな中、一人だけ不機嫌そうなウルリカ様。桜色のフリフリなドレスを着せられ、ちょこんと静かに佇んでいる。まるでお人形さんのような姿は、この上なく可愛らしい。
「せっかくの休日なのじゃ、妾はお菓子屋さんにいきたいのじゃ……」
どうやらウルリカ様達は、中断していた休日をあらためて楽しんでいるようだ。
「もうダメだわぁ、可愛らしすぎて気を失いそうだわぁ……」
「ちょっとヴァーミリア、気を失っている場合ではありませんわ! 次はこちらのドレスなのですわよ!」
「あちらのチュニックも似合いそうです! あっ、あの靴と帽子もステキです!」
「そろそろ勘弁してほしいのじゃ……」
ウルリカ様はその場から逃げようとするも、残念ながらオリヴィアに捕まってしまう。
「ダメですよウルリカ様、今日はお店のお洋服をすべて着てもらうのです」
「す、すべてじゃと!?」
「まだまだ可愛らしいウルリカ様の姿を見られるのねぇ、楽しみだわぁ」
「さあウルリカ、次のお洋服ですわ!」
「むへぇ……」
せっかくの休日にもかかわらず、着せ替えお人形さん状態でクタクタなウルリカ様なのであった。
日差しの眩しいお昼時。
洋服店を出たウルリカ様達は、ブラブラと大通りを歩いていた。
「わーいなのじゃ、ようやく解放されたのじゃ!」
着せ替えお人形さん状態から解放され大喜びのウルリカ様。ソフトクリームを片手に、元気いっぱい走り回っている。
「楽しいのじゃ! 楽しいのじゃ!」
「気をつけてくださいウルリカ様、人にぶつかってしまいます」
「妾は平気なのじゃ──あ痛っ!?」
言われたそばから通行人と激突してしまうウルリカ様。持っていたソフトクリームは、クルクルと空中を舞い──。
「ぶもっ……ふむ、甘い……」
「大変です! ウルリカさんのソフトクリームが、お相手の顔面に突き刺さりました!」
「ごめんなさいですわ、ワタクシ達の連れが……あら、ガーランドですの?」
「む、もしやシャルロット様?」
ウルリカ様とぶつかった相手は、聖騎士ガーランドだったのである。
顔面を直撃したソフトクリームは、まるで突き刺さったかのようにベッタリと張りついている。
「この方はシャルロット様のお知合いでしょうか……って、そんなことより顔面にソフトクリームが!」
「俺のことは気にしないくていい、それより大丈夫だったか?」
「妾は大丈夫なのじゃ、でもソフトクリームが……」
「悪いのは走り回ったウルリカ様です、ちゃんと謝ってください」
「むぅ、ごめんなさいなのじゃ……」
「俺も不注意だった、悪かった……なっ!?」
顔面にソフトクリームを突き刺したまま、ガーランドは一点を凝視して硬直する。
「お、お前は!?」
「あらぁ、どうかしたのかしらぁ?」
「もしやサンダーバードを食った女か?」
「よく見たらサンダーバードと戦っていた人間ねぇ」
ヴァーミリアの姿を見て、背負っていた剣に手をかけるガーランド。なにしろヴァーミリアはサンダーバードを丸飲みにした怪物なのだ、反射的に警戒するのも無理はない。
「もしかしてガーランドは、ヴァーミリアのことをご存じですの?」
「その女は先日の戦いでサンダーバードを食った怪物です、なぜシャルロット様と一緒にいるのです?」
「彼女は人間界へ遊びにきた魔界の大公爵ですわ、ワタクシ達の味方ですわよ」
「ま、魔界の大公爵?」
魔界の事情に明るくないガーランドは状況を飲み込めない。とはいえ親し気なシャルロットの態度を見て、ひとまず警戒を解く。
「ふむ、どうやら敵ではなさそうだな」
「そうねぇ、敵対するつもりはないわねぇ」
「ヴァーミリアといったか、先日はサンダーバードを倒してくれて感謝する」
「お礼なんていらないわぁ、ウルリカ様のために戦っただけだものぉ」
冷静さを取り戻したガーランドは、ようやく顔面に刺さっていたソフトクリームを拭い取る。
「ところでガーランドはどうして城下町に?」
「魔人を探しているのです」
「魔人ですの?」
「先日の騒動で王都に魔物を解き放った犯人は魔人なのですよ。一度は刃を交えたものの、取り逃がしましてね」
「まだ王都に潜んでいますの?」
「その可能性は十分にあります。一見すると髪を二つ結びにした普通の少女です、容易く町に紛れ込めるでしょう」
シャルロットとガーランドの会話を聞き、ヴァーミリアは思い出したようにポンと手を叩く。
「ああ、その子だったら見かけたわねぇ」
「なっ、どこで見かけた!」
「見かけたのは昨日よぉ、悪さをしていたからお仕置きしたわぁ。ついでに脅しをかけておいたから、しばらくは近づいてこないんじゃないかしらぁ」
「お仕置きぃ!?」
予想外なヴァーミリア発言に、ガーランドは素っ頓狂な声をあげてしまう。
強大な力を持つ魔人をお仕置きしたなど、にわかには信じがたい話だ。しかしガーランドは昨日の戦いで、常識外れなヴァーミリアの力を目撃している。
「はははっ、信じざるを得んか……」
乾いた笑い声をあげるガーランド、とそこへ──。
「わーいなのじゃ! 新しいソフトクリームを買ってもらったのじゃ!」
新しいソフトクリームを買ってもらい、はしゃぎ回るウルリカ様。ソフトクリームを両手に、元気いっぱい走ってくる。
「待ってくださいウルリカ様、あまり走ると転んでしまいます」
「今度こそ平気なのじゃ──あうっ!?」
言われたそばから足をもつれさせるウルリカ様。転んだ拍子にソフトクリームは、クルクルと空中を舞い──。
「ぶもっ……むぅ、甘いな……」
二つのソフトクリームは、狙ったようにガーランドの顔面へと突き刺さるのだった。
黄金色に輝く黄昏時。
ウルリカ様達はロームルス学園の学生寮へと戻っていた。
「ふふぅ、今日は最高に楽しかったわぁ」
ホクホク笑顔の止まらないヴァーミリア、楽しい休日を過ごせたのであろう。
「ではヴァーミリアよ、そろそろ魔界へ帰る時間じゃ」
「ああん、まだウルリカ様を愛で足りないわぁ。あと数日……数十年くらいウルリカ様を抱っこし続けていたいわぁ」
「数十年も抱っこされ続けたら、妾は抱っこ死してしまうのじゃ……」
「寂しいわねぇ……」
お別れの時間を前に、ヴァーミリアはとても寂しそうだ。
そんなヴァーミリアの肩を、ツンツンと突っつくシャルロット。
「あら、どうしたのかしらシャルロットちゃん」
「実はワタクシ達からヴァーミリアに、贈り物を用意しているのですわ」
シャルロットの発表と同時に、オリヴィアとナターシャは可愛らしく包装された箱を取り出す。
「私に贈り物? 本当なのぉ?」
「ヴァーミリアのおかげで楽しい休日を過ごせましたわ、そのお礼ですの!」
「じつは昨日の夜からこっそり準備していたのですよ」
「出会って一日しか経ってないのに、贈り物を用意してくれるなんてぇ……」
「一日しか経っていなくても、ヴァーミリアさんと私達はお友達ですよね!」
「ワタクシ達からヴァーミリアへの、友情の贈り物ですわ!」
「嬉しいわぁ……」
感動のあまりポロポロと涙を流すヴァーミリア。
そんなヴァーミリアの肩を、ツンツンと突っつくウルリカ様。
「実は妾も一緒に準備をしたのじゃ」
「えっ、ウルリカ様まで準備してくれてたなんて!」
「贈り物を見れば、人間界での楽しい時間を思い出すはずじゃ。これで魔界へ帰っても寂しくないのじゃ」
「嬉しいわぁ! 嬉しすぎるわぁ!」
感極まったヴァーミリアは、ウルリカ様をギュルギュルと抱きしめる。
「ぐへぇ!?」
「ウルリカ様大好きよぉ!」
「うぐぅ、苦しいのじゃ……だ、脱出なのじゃ……」
ウルリカ様はどうにかヴァーミリアの抱っこから脱出し、ヘロヘロになりながら時空間魔法の魔法陣を展開させる。
重なりあう魔法陣は、ゆっくりとヴァーミリアを包み込んでいく。
「ねえウルリカ様ぁ」
「うむ? どうしたのじゃ?」
「たまには魔界へ帰ってきてね、みんな寂しがってるからねぇ」
「ふーむ……分かったのじゃ、気が向いたら帰るのじゃ!」
「ふふっ、約束よぉ」
こうして魔界の大公爵ヴァーミリアは、楽しい思い出とともに魔界へと帰っていったのである。
魔人リィアン襲撃による騒動は一段落、王都ロームルスは落ちつきを取り戻し、大通りは以前のように人々で賑わっている。
そんな大通りの一角、女の子向けの洋服店から黄色い声が響いていた。
「「「「きゃーっ、可愛いー!」」」」
声の主はオリヴィア、シャルロット、ナターシャ、そしてヴァーミリアである。
四人とも鼻息荒く、ずいぶんと興奮した様子だ。
「むぅ、ぜんぜん楽しくないのじゃ……」
そんな中、一人だけ不機嫌そうなウルリカ様。桜色のフリフリなドレスを着せられ、ちょこんと静かに佇んでいる。まるでお人形さんのような姿は、この上なく可愛らしい。
「せっかくの休日なのじゃ、妾はお菓子屋さんにいきたいのじゃ……」
どうやらウルリカ様達は、中断していた休日をあらためて楽しんでいるようだ。
「もうダメだわぁ、可愛らしすぎて気を失いそうだわぁ……」
「ちょっとヴァーミリア、気を失っている場合ではありませんわ! 次はこちらのドレスなのですわよ!」
「あちらのチュニックも似合いそうです! あっ、あの靴と帽子もステキです!」
「そろそろ勘弁してほしいのじゃ……」
ウルリカ様はその場から逃げようとするも、残念ながらオリヴィアに捕まってしまう。
「ダメですよウルリカ様、今日はお店のお洋服をすべて着てもらうのです」
「す、すべてじゃと!?」
「まだまだ可愛らしいウルリカ様の姿を見られるのねぇ、楽しみだわぁ」
「さあウルリカ、次のお洋服ですわ!」
「むへぇ……」
せっかくの休日にもかかわらず、着せ替えお人形さん状態でクタクタなウルリカ様なのであった。
日差しの眩しいお昼時。
洋服店を出たウルリカ様達は、ブラブラと大通りを歩いていた。
「わーいなのじゃ、ようやく解放されたのじゃ!」
着せ替えお人形さん状態から解放され大喜びのウルリカ様。ソフトクリームを片手に、元気いっぱい走り回っている。
「楽しいのじゃ! 楽しいのじゃ!」
「気をつけてくださいウルリカ様、人にぶつかってしまいます」
「妾は平気なのじゃ──あ痛っ!?」
言われたそばから通行人と激突してしまうウルリカ様。持っていたソフトクリームは、クルクルと空中を舞い──。
「ぶもっ……ふむ、甘い……」
「大変です! ウルリカさんのソフトクリームが、お相手の顔面に突き刺さりました!」
「ごめんなさいですわ、ワタクシ達の連れが……あら、ガーランドですの?」
「む、もしやシャルロット様?」
ウルリカ様とぶつかった相手は、聖騎士ガーランドだったのである。
顔面を直撃したソフトクリームは、まるで突き刺さったかのようにベッタリと張りついている。
「この方はシャルロット様のお知合いでしょうか……って、そんなことより顔面にソフトクリームが!」
「俺のことは気にしないくていい、それより大丈夫だったか?」
「妾は大丈夫なのじゃ、でもソフトクリームが……」
「悪いのは走り回ったウルリカ様です、ちゃんと謝ってください」
「むぅ、ごめんなさいなのじゃ……」
「俺も不注意だった、悪かった……なっ!?」
顔面にソフトクリームを突き刺したまま、ガーランドは一点を凝視して硬直する。
「お、お前は!?」
「あらぁ、どうかしたのかしらぁ?」
「もしやサンダーバードを食った女か?」
「よく見たらサンダーバードと戦っていた人間ねぇ」
ヴァーミリアの姿を見て、背負っていた剣に手をかけるガーランド。なにしろヴァーミリアはサンダーバードを丸飲みにした怪物なのだ、反射的に警戒するのも無理はない。
「もしかしてガーランドは、ヴァーミリアのことをご存じですの?」
「その女は先日の戦いでサンダーバードを食った怪物です、なぜシャルロット様と一緒にいるのです?」
「彼女は人間界へ遊びにきた魔界の大公爵ですわ、ワタクシ達の味方ですわよ」
「ま、魔界の大公爵?」
魔界の事情に明るくないガーランドは状況を飲み込めない。とはいえ親し気なシャルロットの態度を見て、ひとまず警戒を解く。
「ふむ、どうやら敵ではなさそうだな」
「そうねぇ、敵対するつもりはないわねぇ」
「ヴァーミリアといったか、先日はサンダーバードを倒してくれて感謝する」
「お礼なんていらないわぁ、ウルリカ様のために戦っただけだものぉ」
冷静さを取り戻したガーランドは、ようやく顔面に刺さっていたソフトクリームを拭い取る。
「ところでガーランドはどうして城下町に?」
「魔人を探しているのです」
「魔人ですの?」
「先日の騒動で王都に魔物を解き放った犯人は魔人なのですよ。一度は刃を交えたものの、取り逃がしましてね」
「まだ王都に潜んでいますの?」
「その可能性は十分にあります。一見すると髪を二つ結びにした普通の少女です、容易く町に紛れ込めるでしょう」
シャルロットとガーランドの会話を聞き、ヴァーミリアは思い出したようにポンと手を叩く。
「ああ、その子だったら見かけたわねぇ」
「なっ、どこで見かけた!」
「見かけたのは昨日よぉ、悪さをしていたからお仕置きしたわぁ。ついでに脅しをかけておいたから、しばらくは近づいてこないんじゃないかしらぁ」
「お仕置きぃ!?」
予想外なヴァーミリア発言に、ガーランドは素っ頓狂な声をあげてしまう。
強大な力を持つ魔人をお仕置きしたなど、にわかには信じがたい話だ。しかしガーランドは昨日の戦いで、常識外れなヴァーミリアの力を目撃している。
「はははっ、信じざるを得んか……」
乾いた笑い声をあげるガーランド、とそこへ──。
「わーいなのじゃ! 新しいソフトクリームを買ってもらったのじゃ!」
新しいソフトクリームを買ってもらい、はしゃぎ回るウルリカ様。ソフトクリームを両手に、元気いっぱい走ってくる。
「待ってくださいウルリカ様、あまり走ると転んでしまいます」
「今度こそ平気なのじゃ──あうっ!?」
言われたそばから足をもつれさせるウルリカ様。転んだ拍子にソフトクリームは、クルクルと空中を舞い──。
「ぶもっ……むぅ、甘いな……」
二つのソフトクリームは、狙ったようにガーランドの顔面へと突き刺さるのだった。
黄金色に輝く黄昏時。
ウルリカ様達はロームルス学園の学生寮へと戻っていた。
「ふふぅ、今日は最高に楽しかったわぁ」
ホクホク笑顔の止まらないヴァーミリア、楽しい休日を過ごせたのであろう。
「ではヴァーミリアよ、そろそろ魔界へ帰る時間じゃ」
「ああん、まだウルリカ様を愛で足りないわぁ。あと数日……数十年くらいウルリカ様を抱っこし続けていたいわぁ」
「数十年も抱っこされ続けたら、妾は抱っこ死してしまうのじゃ……」
「寂しいわねぇ……」
お別れの時間を前に、ヴァーミリアはとても寂しそうだ。
そんなヴァーミリアの肩を、ツンツンと突っつくシャルロット。
「あら、どうしたのかしらシャルロットちゃん」
「実はワタクシ達からヴァーミリアに、贈り物を用意しているのですわ」
シャルロットの発表と同時に、オリヴィアとナターシャは可愛らしく包装された箱を取り出す。
「私に贈り物? 本当なのぉ?」
「ヴァーミリアのおかげで楽しい休日を過ごせましたわ、そのお礼ですの!」
「じつは昨日の夜からこっそり準備していたのですよ」
「出会って一日しか経ってないのに、贈り物を用意してくれるなんてぇ……」
「一日しか経っていなくても、ヴァーミリアさんと私達はお友達ですよね!」
「ワタクシ達からヴァーミリアへの、友情の贈り物ですわ!」
「嬉しいわぁ……」
感動のあまりポロポロと涙を流すヴァーミリア。
そんなヴァーミリアの肩を、ツンツンと突っつくウルリカ様。
「実は妾も一緒に準備をしたのじゃ」
「えっ、ウルリカ様まで準備してくれてたなんて!」
「贈り物を見れば、人間界での楽しい時間を思い出すはずじゃ。これで魔界へ帰っても寂しくないのじゃ」
「嬉しいわぁ! 嬉しすぎるわぁ!」
感極まったヴァーミリアは、ウルリカ様をギュルギュルと抱きしめる。
「ぐへぇ!?」
「ウルリカ様大好きよぉ!」
「うぐぅ、苦しいのじゃ……だ、脱出なのじゃ……」
ウルリカ様はどうにかヴァーミリアの抱っこから脱出し、ヘロヘロになりながら時空間魔法の魔法陣を展開させる。
重なりあう魔法陣は、ゆっくりとヴァーミリアを包み込んでいく。
「ねえウルリカ様ぁ」
「うむ? どうしたのじゃ?」
「たまには魔界へ帰ってきてね、みんな寂しがってるからねぇ」
「ふーむ……分かったのじゃ、気が向いたら帰るのじゃ!」
「ふふっ、約束よぉ」
こうして魔界の大公爵ヴァーミリアは、楽しい思い出とともに魔界へと帰っていったのである。
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