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あらすじ
『死後の世界ではモンスターが溢れていました。』
気がつけば米倉晴斗は森にいた。
「これは、まさかーーー異世界召喚!」
そんな期待に胸を膨らませ、森を抜けようとする晴斗が直面したのは、日本人が正体不明の怪物に食い殺されている場面だった。
ただ、絶望の中で死を覚悟する晴斗の前に金髪ショートの美少女『A・アリシア・ドイル』が颯爽と現れる。
「諦めるな少年。今更何を怖がるんだい』
そして、彼女は遊ぶように異形の怪物を駆逐する。
晴斗の瞳を見据え先程までの幻想を打ち砕く。
「ようこそ、死後の世界へ」
晴斗は知ってしまう。
これは異世界召喚なんて生易しいものじゃなく、死した後も見世物の様に飼い殺される救いのない地獄なのだと。