その心が白銀色に染まるなら

じんまーた

閑話 『トリエラはいつも通り』

ドアをノックする音が聞こえた。そして、開かれるドアの傍には寝間着姿のトリエラが立っていた。

「どうした? 何か用か?」

「はい……少し話したいことがありまして……」

そう答えた彼女の頬は密かに紅潮し、赤紫色の瞳は何かを期待するように薄く輝いていた。

「……とりあえず座れよ」

俺はベッドの端に腰かけると、隣へ来るようにトリエラへ手招きをする。
何かを察したように小さく頷いたトリエラは、ゆっくりとこちらへ近づき俺の隣へと腰かける。

「で、話ってなんだ?」

耳元で囁いてやると肩を少し跳ねさせてから、上目遣いでこちらを見上げた。
その顔は未だ幼さが抜け切れてはいないが、その瞬間見惚れてしまう程に端正で、思わず息が漏れそうになる。

「私の手調理のせいで迷惑をかけてしまったと思いまして……」

「だからそれは大丈夫だって言ったろ?」

「でも! やはりわたしに――」

言葉が発せられる前にその唇を自身の唇で塞ぎ、顔が離れると同時に甘い吐息が漏れだす。
そして俺はトリエラをベッドに押し倒した。

ここ数年、トリエラは何かにつけて夜這いを繰り返してきた。
軽薄な行動により肉体関係を結んでしまった日から、躊躇いが効かなくなっていたのだ。
そして、だんだんとその行動が当たり前になっていくのに時間はかからなかった。

「……んっ」

頭を撫でながら、そこにある三角の耳を噛むように舐めると、それに呼応するようにトリエラの声が漏れる。

短く切り揃えられた髪のおかげで首筋からうなじにかけて妙な色気が放たれており、そこにそって舌を添わせていくと、蕩けるようにトリエラの表情が崩れていく。

「はあ……はぁっ、あっ、あぅん……!」

そして、服を脱がして行くと露になる二つの大きな胸を軽く弄び、右手をトリエラのショーツの下へと持っていき愛撫する。だんだんと熱が上がってきたようだ。

「……あ、ぁん、んん……」

「でかいな……」

「ふぁ……あ、あう、ぁあっ」

胸の先端を掴み左右に軽く引っ張ると、体が小刻みに震える。

「ひゃあ……ちくびぃ……! はぁ、はぁ、んっ」

「ここが気持ちいいのか?」

「あ、あん、らめれすぅ……! んぁ」

その状態から蒸れたショーツを脱がすと溢れ出る愛液が糸を引いて大きな橋を作っていた。

「もう十分に濡れてるな」

そして、秘所に舌をあてがうと、敏感になった体がそれに呼応するように小さく跳ねる。

「ひゃあっ」

「もう少し続けるか」

舌と中指でトリエラが求めているであろう場所を責めると、今度は大きく体が跳ね〇液が溢れ出すのが分かった。

「……んぁっ、うっ、あん、あっ……ぁああ!」

トリエラから発せられる声は艶めかしく、俺の理性を奪っていく。

「挿れるぞトリエラ」

「はっ、はいぃぃ……」

パンツを脱ぐことで反り出た大きな〇棒を、物欲しそうにヒクつく〇穴にゆっくりと突き刺すと、トリエラから獣のような声が発せられた。

「うっ、おおおおんん……!」

普段はれっきとした淑女で、このように乱れることは決してない。
そんな彼女が今は、陽気に溢れる彼女の笑顔は見る影もなく蕩けきっており、体全体でだらしなさを表現している。

「お、おっ、おっ、おん、おおお……」

トリエラの〇内がうねりを増し、更なる快感を求める。


「んあっ!……おおうぅおおおお――ッ!」

体勢を変え後ろから激しくいじめていくと、トリエラから奏でられる肉音と水音が室内を木霊していく。

尻尾を掴み上げると、その下から小さい蕾がヒクヒクと呼吸をしていた。
そのまま親指で花を咲かせるように穿り返す。

「ぃい! それらめぇぇえ! おおんっ! お、おん!」

快感に溺れているようだ。


それからさらに激しさが増していき、トリエラの〇宮に、精〇を溢れるほど流し込んだ。

「〇内に射精すぞ……!」

「おっ、おっ、おおんっ、おん、おん……おおおおおああぁぁ……!」




今もなお締め付けてくる〇穴から、逃げ出すように男根を引き抜くと、トリエラは生気を失ったようにベッドに倒れ伏した。

「今日も凄かったな」

俺はトリエラの犬耳を撫でながらそんなことを呟いた。

「ぅ……ぅぁ…………ぁ……」

















          

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