女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

291話 サンタコス入りまーす(修)




あれから日にちは経ち、クリスマスイブ当日。

まずはなんと言っても服装について。結論から言いますと、初期案のサンタコスを着るような状況は免れました。

初期案では上下一体型となっていたけど、無事に上下が分かれることに。これは本当にありがたかった。しかも、下はズボンに変更というのだから、歓喜ものですよ。

これも全部、お父さんと愛菜お母さんが働きかけてくれたおかげです。あの後、すぐにお父さん達に報告しまして、お母さんに呆れながら、何とか説得してくれたみたいです。神かな?

睦月が着る分は、本人が承諾したってのもあってスカートなんだけど、ちゃんと工夫がしてあってね。

えっと、なんていったかな・・・カボチャがどうたらって言ってたけど・・・。まぁ、なんかスカートの中に履いてるから、パンチラは無くなったってことです。

そして今、添削に添削を重ねたサンタコスが目の前にある訳ですが・・・

日向「この真冬になんで半ズボン!?」

睦月「・・・私のもミニスカート・・・」

大和「すまん・・・それだけは譲れないと。」

愛菜「どれだけ頼み込んでも、綿は増えねど布面積は増えずで・・・はぁ。」

初期案よりは断然良くなったとはいえ、最高気温1桁のこの時期に半ズボンやミニスカートとは・・・もうダメかもしれんね。

ジェリー「日向君!睦月ちゃん!早く着替えてください!」ドンドン

理子「ここまで妥協したのよ、ちゃんと着てくれるんでしょうね!?」

加奈「2人のために作ってんだぞこっちは!感謝しろ感謝!」

ドアの向こうから野次馬・・・いや、元凶の声が聞こえる。ふざけんなと言いたかったのだが、僕より早くキレた人がいた。

大和「お前らなぁ!前も言ったけどちゃんと日向たちの身になって考えてみろよ!」

愛菜「こいつらはあんたらの着せ替え人形じゃないのよ!!」

お父さんと愛菜お母さんである。さすが神ですよ、略してさす神ですよ。ジェリーさんやお母さんとは一味違うね。

リリィ「でも、恥ずかしがってる2人は結構いいでしょ?絵面的に。」

何を言ってるんだろうか、この人は。さっきから黙ってると思ったら、ここぞというところで爆弾送り付けてきましたよ。

まぁ、だとしても我らがさす神は、名前通り神対応をしてくれることでしょう。

だからそれを期待して、待つのみ、待つのみ。

・・・・・・・・・・・・ん?あれ?

日向「・・・お父さん?愛菜お母さん?」

大和「いやぁ、なんというか」

愛菜「それはその通りだからなんとも言えないというか・・・」

前言撤回、神じゃなかった。どれだけ頼りがいがあっても、お父さんはお父さんで、愛菜お母さんは愛菜お母さんだった。


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