女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

257話 目の前の暴露は心にくる(奮)




日向「と、とにかく・・・引っ張るのはやめてくれないかな?」

衣玖「いや!離さないんだから!」

日菜「お兄ちゃんは私と一緒にいるの!」

日向「お願いだよ2人とも。あとで遊んであげるから・・・」

衣玖「遊びっ・・・!?私とは遊びだったのね!?」

日菜「ダメ!今遊ぶの!」

うーんこの・・・とりあえず日菜は遊びたいだけだってのは分かった。私だけを愛してだの言ってたから、まさかと思ったけど・・・多分意味もわからずに使ってたんだろうな。きっとそうだ。

問題は、衣玖こいつ。昔は可愛い妹って感じだったのに、今では年相応にませてるもんだから・・・扱いに困る。子供のように接すると怒るし。

日向「日菜、後でたっぷり遊んであげるから、ね?あと衣玖は後でおしおきな。」

日菜「・・・本当に?たっくさん遊んでくれる?」

日向「うん、約束だ。」

日菜「・・・わかった。」

日菜はゆっくりと手を離してくれた。さて、あとは衣玖だけど・・・。

衣玖「なんで私はぞんざいに扱うの!?もっと日菜みたいに優しくしてよ!」

日向「いや、お前子供扱いすると怒るじゃん・・・」

衣玖「うぐ、それはその・・・・・・うぅ・・・」

なんだ、しおらしくなったぞ?

奈々「はぁ、にーは乙女心ってものを理解してないの。」

衣玖「ちょ、奈々姉」

日向「そりゃお前、僕男だし・・・妹とはいえ、分からないことはあるさ。」

衣玖「そうだね!よしこの話終わり!」

衣玖がなんかうるさいけど、無視。

奈々「あのね、衣玖はにーに好かれようとして奮闘してるの。子供っぽくすると、可愛がられても恋愛対象にはならないし。」

衣玖「やめ、やめて・・・」

奈々「衣玖なりに、にーの理想の女性になろうとしてるんだよ?それを無下にするの?」

日向「いやその、無下にするとかじゃなくて・・・」

奈々「衣玖は頑張ってるんだから、それに応えてあげるのが道理ってものなの!ついでに私ももらって欲しいの!・・・あれ、衣玖どうしたの?」

衣玖「」チーン

衣玖のやつ、魂が抜けたみたいになっとる・・・。なんていうか、どんまい?

日向「最後のは置いとくとして・・・衣玖、ごめんね。色々と気づいてあげられなくて。」

衣玖「いや、その・・・あぁもう!お兄ちゃんが大好きだから好かれたいと思っただけなの!悪い!?」

日向「悪いなんて一言も言ってないんだけどな・・・」

衣玖「え、あ・・・う、うるさいっ!」バシ

日向「いだっ!?」

まぁ、経緯はどうあれ、衣玖とさらに仲良くなれた気がする。・・・想いには、応えられそうにないけど。

睦月「・・・ヘタレ」

日向「違わい。アフィアちゃん一途って言ってるでしょうが。」

苦難はしばらく続きそうです。



由良「・・・私たち、空気?」

江美「・・・そうねぇ。」

叶恵「ちぇ・・・つまんねぇの。」

アフィア「今回ばかりは同感ね・・・」

3人「てめぇは名前が出てるだろうが」

アフィア「・・・」


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