女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

243話 ちょっとズレてる疑問点(可)




ヴィー「にしても大きくなったね~。あれから・・・7年?8年?くらい経ってるもんねぇ?」ナデナデ

日向「そ、そうだね・・・」

ただいま、絶賛ヴィーさんに撫でられ中です。しかも、膝枕で。・・・女神様には勝てなかったよ。

ディーテ「前は可愛いって感じだったけど、今は可愛いっていうより、カッコよくなったんじゃない?男らしいっていうかさ。」

日向「そ、そうかな・・・えへへ」ニコ

ディーテ「前言撤回、やっぱ可愛いが全勝だわこの子。」

日向「そんなぁ・・・」

どっちかっていうと、可愛いよりカッコイイって言われたいんだけどな・・・はぁ。

ヴィー「まぁまぁ、そんな落ち込まないで?あなたには、可愛いほうが似合うわよ?」

日向「褒め言葉になってないです・・・」

ヴィーさんからも追い打ちをかけられてしまった・・・そんなに僕、男として頼りない?

ディーテ「まぁ、そんなことよりも・・・見てたよ、日向君。あなた、また無茶したみたいね。」

ディーテさんの言葉に、思わず顔を背ける。

ヴィー「大和君といい、日向君といい・・・君らは無茶しないと生きてけないのかしら?」

日向「そんなことはないですけど・・・でも、あぁしないとアフィアちゃんが!」

ディーテ「分かってるわよ、見てたって言ったでしょう?」

ヴィー「アフィアちゃんも結構な目に合ってるから、それなりには目をかけてたんだけどね・・・」

そう言って、悲しそうな、それでいて若干怒ってるような目をする2人。・・・ん?目にかけてた?

日向「あの、それってどういう・・・」

ディーテ「あれ、教えてなかったんだっけ?」

ヴィー「ほら、あの時はまだ機密事項だって・・・」

ディーテ「そういえばそんなことも言ってたっけ・・・ま、もう話しても問題ないでしょう。」

ディーテさんとヴィーさんは、腰に手を当ててこういった。

ディーテ「私たちは女神として、人類を見守る存在なのよ。」

ヴィー「酷い考えをしてる人がいたら、それを上に報告したり、逆に不憫な過去を持つような子は、目をかけたりね。」

日向「・・・えぇぇぇ!?」

僕はめっちゃくちゃに驚いた。だって、人類を見守る存在って・・・。お父さんと仲良いし、言ってることよく分からなかったから、そこまで本気にしてなかったのもあるけど・・・それを抜きにしても、本当に偉い人だったんだね。

さっき冗談で地位乱用とか言ったけど、マジじゃん。マジで乱用してるじゃん。いーけないんだー!

・・・というか、そんなことよりも!

日向「女神様って役職だったの!?」

2人「いやそこかよっ!?」

2人の清々しいまでの鋭いツッコミが、真っ白な空間に響き渡るのだった。


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