女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
237話 ご機嫌ななめ妹とプッチン妹(助)
次の日、デート当日。
僕は朝からソワソワしていた。だって、アフィアちゃんからのお誘いだもんねぇ?
そういえば、昔もこんなことあったような気がするなぁ、懐かしい。
大和「お財布とか、身分証とか持ったか?」
理子「道には気をつけるのよ?」
聖菜「お店の中も、あんまり走ったりしちゃダメだからね!」
日向「うん、わかってるよ!」
お父さん達が逐次チェックしに来る。もう高校2年生なんだし、そこまで気にしなくてもいいだろうに。
チラッと由良のほうをみると、まだ怒ってるのか、目が会った瞬間プイッとそっぽを向かれてしまった。・・・帰ってくるまでには、機嫌直ってるといいなぁ。ずっとこのままだと、めんどくさいし。
日向「それじゃ、行ってきます!」
皆(由良除く)「行ってらっしゃーい!」
僕はみんなの声をバックに、アフィアちゃんのお家へと向かうのであった。
今日は、きっと素晴らしい日になるだろうね!楽しみ!
俺たちが、日向を見送ったあとのこと。
由良「・・・ケッ」
江美「由良、まだ機嫌直ってないの?いい加減、許してあげたらぁ?」
由良「許せるものですか。日向のやつ、私たちに黙ってデートの約束なんか・・・。というか、なんであんたらは許してんのよ!」
叶恵「そりゃちっとはムカつくけどさぁ、由良がここまで怒ってるから、なんというか、怒る気失せた。」
由良「なんなのよ、もう・・・」
奈々「由良姉、にーと喧嘩しちゃダメなの!」
由良「日向が悪いんでしょうが。私らに隠れてコソコソと・・・!」
睦月「・・・それはそうだけど、怒ったって仕方ない。虚しくなるだけ。」
叶恵「それはそうだな。睦月のほうがよっぽど大人じゃねぇか・・・」
由良「えぇい、うっさいうっさーい!私は認めないもんねー!!」
衣玖「お姉ちゃん静まってー!」
相変わらず騒がしい子供たち。・・・なんだか、由良を見てると昔の小鈴を見ているかのようだ。あいつも俺が理子達と遊んでると、怒ってたっけなぁ・・・。
やかましいったらありゃしなかったけど、今では立派なお母さんだもんな。人生、何がきっかけで変わるのかわかったもんじゃないぜ。
まぁ、なんというか・・・日向、頑張れ!
小鈴「おにぃ」
大和「っ!?」
小鈴「やかましいって・・・どういうことかなぁ?」ゴゴゴゴゴ
大和「いや、その・・・というかなんで俺の心を・・・」
愛菜「・・・毎度ありぃ」E:アイス
大和「愛菜ぁぁぁ!?」
小鈴「さぁ・・・こっちですよ・・・」
大和「お、お助けください!」
愛菜「無理ぽ」
大和「いやぁぁぁぁ!」
・・・えっと、こ、こっちも頑張りますわ。うん。
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