女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
230話 何年経っても変わらぬ〝それ〟(題)
夏休みのある日。
いつもより遅くまで寝て、ゲームしながらダラダラと一日を過ごす。そんな日々を・・・送りたかったのに。
僕は今、学校にいます。所謂、補習です。・・・どうしてこんなことに。
あ、前海に行った時、電話来てないって行ったんだけどさ・・・実はあの日の夜、急に電話かかってきてさ。
忘れ物でもしたっけな~なんて思いながら電話に出てみたら、「連絡忘れてたけど、明後日から君補習だから」ってさ。・・・いや、急すぎない?というか、忘れてた!?酷すぎない!?
そう思ってどうにかやらなくていい方向に持っていこうと考えた矢先、「そういうことだから、じゃ!」とだけ言われて切られた。・・・反論の余地もなかった。
いっそバックれてやろうかとも思ってたけれど・・・先生はそこを読んで、アフィアちゃんと由良達にまで根回しをしていた。おかげで、逃げられなかった。
そして、今に至る・・・はぁ。
中守「はい、今日はここまで!また明日来るようにね!!」
日向「はーい・・・」
1日目の補習が終わった。もうさっさと帰って寝よう・・・それかゲームや。
中守「じゃあ、夏休みテキストのここからここまで宿題ね!明日来る時に見ますからね!」
日向「ファッ!?」
突然のことで、つい声が出てしまった。だけど僕だけじゃなかったみたいで、みんなブーイングをしていた。
モブ1「先生ひどいよ!宿題なんて聞いてない!」
モブ2「夏休みの宿題は、好きな時にやるもんだろ!?」
中守「静粛に!ちゃんと勉強を継続させるための取り組みよ!文句はあのハg・・・校長先生に言いなさい!こっちの仕事増やしやがって・・・!」
モブ1、2「あっ・・・」
今校長のことハゲって言いかけたぞ、この先生!・・・大変なんだろうなぁ、先生も。
ひとしきり説明があって皆が教室から出たあと。僕も出ようとすると、中守先生に止められた。
そのまま、教室が面談室に。
中守「ごめんね一昨日は。私もちょっとハ・・・校長に理不尽なこと言われてキレてて・・・」
日向「あ、いえ・・・お疲れ様です。」
中守「クラスの平均学力上げなきゃ飛ばすとか言われたのよ!?腹たってもう・・・!」
日向「あ、あはは・・・」
何してんだろ、僕。なんで学校に来て先生の愚痴聞いてんだ?
中守「しかもめっちゃ胸見てくるしさぁ!?バレてんだよ全部なぁ!?」
日向「せ、先生少し落ち着いて・・・!」
中守「はぁ・・・はぁ・・・ごめん、取り乱しちゃって。」
日向「いや、大丈夫です・・・」
・・・先生って、ホント大変なんだね。
中守「とにかく、私のためにもあなたのためにも、もう少し学力上げなきゃならないのよ。だからお願い、頑張ってみて?」
日向「とりあえず、分かりました。やれるだけやってみます。」
中守「ほんと!?助かる!悪いけどお願いね!」
日向「はい、それじゃ。」
中守「はい、気をつけてね!」
僕は学校を後にした。さて、少し頑張んなきゃな・・・。
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