女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

229話 夏休みの特権は(学)




それからというもの、僕達はみんなで遊び倒した。途中から奈緒お母さんと愛菜お母さんも混じって、結局何のために来たのか分からなくなっていた。

そして、時間はいつもより早く流れて、あっという間に夕日が輝き出す時間になってしまった。時が経つのは早いねぇ・・・。

・・・え、時が経つのは早いって、こういう時に使うんじゃないの?もっと年単位の話の時なの?嘘でしょ・・・?

愛菜「・・・どっちでもいいんじゃね」

日向「あ、はい」

心読まれた。まぁ、どっちでもいいしどうだっていいんだけどね。そんなことより・・・

日向「いやぁ、一日中遊びまくっちゃったね。もうクタクタだよ・・・。」

由良「いいじゃないの、せっかくの夏休みだもの。こういう長期の休みって、遊んだもん勝ちでしょ?」

由良の言うことも一理ある。だけどそうとも言ってられない部分もあるんだよなぁ・・・。

日向「そうは言ってもさぁ、ほら勉強とか・・・」

江美「結局電話無かったんだし、補習もないんだからさぁ。宿題はボチボチやればいい話でしょう?」

叶恵「一日くらい遊びまくったって、怒られりゃしねぇさ。」

あら妹たちは、お気楽な考えをお持ちで。こちとら結構ヒヤヒヤしてたんだからね?

アフィア「大丈夫よ、またやばくなったら一緒に勉強しましょ?」

アフィアちゃんがそういうなら大丈夫かぁ。お気楽に構えよっと♪

日向「それもそうだね、そうしよっか。」

由良「・・・あんた、アフィアに対しては凄く素直ね?」

げっ・・・厄介なのに目をつけられた。口に出したらとっちめられるから、絶対言わないけど。

江美「そうねぇ。おかしいわねぇ、ほんと?」

叶恵「あたしらがなんべん言っても聞かなかったのに、アフィアがいったら素直に従うもんなぁ?」

あ、全員なんすね。どう弁明するべきかなぁ。・・・とりあえず、ごまかし

日向「な、なんの事だか」シラー

アフィア「あ、それ私も思ってた。日向、ちゃんと由良達の言うことも聞かなきゃダメよ?」

・・・ではダメでしたか。しかもアフィアちゃんもかよ!

日向「あ、アフィアちゃんまで・・・はぁ、分かってるよもう!あとでちゃんと聞きますー!」

由良「あとじゃなくて今聞きなさい!」

江美「あら、聞いてくれるのね?じゃあ、愛してるって言ったら、結婚してくれるのね!?」

叶恵「マジかよすげぇ!おい日向あたしも・・・!」

日向「しないからね!?僕はどこかの誰かさんと違って、ぜーーったいにしないからね!!」

奈緒「・・・青春なのです」

愛菜「・・・どことなく懐かしい」

そんなこんなで、僕達はみんなで電車に揺られ、お家に帰ったのだった。・・・奈緒お母さんに愛菜お母さん、お父さんとどんな青春送ってたんだろ?



大和「ヘックシ!・・・風邪か?」

理子「きっと、誰かに噂されてるのね。人気者ねぇ、あなた?」

大和「・・・茶化さんでくれ。」


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