女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
226話 出現!救世主又は変な人(冗)
悲劇のサンオイル事件から数分、僕は細々したものの用意を、4人は海と砂浜で遊んでいた。
僕は用意が終わったあと、本を片手に4人の様子を眺めていた。
言うまでもなく美少女のアフィアちゃんに、妹だからなんとも思わないけど、傍から見たらおそらく美少女の分類に入るであろう3人。ゆうに1時間は眺めていられる光景だった。いや見ないけどね。
シートに寝転がり、本を読む。なんと優雅な時間なんだろうか。ずっとこのままでいたいなぁ・・・と思う。
だけど、黄昏ていた僕を囲むように、さっきまで遊んでいたはずの4人が見下ろしてきた。
由良「日向何してるのよ?用意終わったなら一緒に遊びましょ!」
江美「1人だけクールビズ気分かしらぁ?それよりもビーチバレーしましょ?」
叶恵「せっかく海来たんだから、運動しろよぉ。なんなら、泳ぎの対決でもするか?」
アフィア「1人で寝転がっててもつまらないでしょう?」
これはこれで結構楽しかったけどね?まぁ、それは置いとくとして・・・。
日向「何言ってるのさ。僕まで遊んじゃったら荷物見張る人がいなくなっちゃうでしょ?」
由良「そうは言っても・・・」
日向「4人は遊んでていいからさ、僕は荷物番をしてるよ。」
江美「それじゃああんまり意味が無いというか・・・」
うん?どういうことだ?海に遊びに来たんでしょ、違うの?
叶恵「荷物番なんて要らねぇって。そんな取ろうとするやつ居ないだろ。」
日向「いやいやわかんないよ?それと叶恵、泳ぎ対決は危ないから無し。」
アフィア「日向が近くにいないなら、私たちがナンパされたら誰が助けてくれるのよ?」
日向「・・・たしかに。」
3人「おいっ!?」
日向「じ、冗談だよ冗談。もしナンパとかきたら、その都度行くって。」
アフィア「それじゃ間に合わないかもしれないわよ?誘拐だったらどうするの?ないとは言いきれないでしょ?」
日向「うぐ・・・」
アフィアちゃんの言うことはごもっともだけど・・・でもなぁ。なんか嫌な予感しかしないんですよねぇ。
しばらくうーんうーんと言い渋ってところ、突然に。
??「まてぇい!」
??「・・・その悩み、私たちが解決する。」
5人「!?!?」
知らない2人組から、そんなことを言われた。
・・・いや、この表現は正しくない。正確には
??「日向君はみんなと遊んでくるといいのでs」E:サングラス
??「だから語尾」E:サングラス
??「・・・遊んできなさい!」
??「・・・その間、私たちが荷物番しておく。」
サングラスをかけた奈緒お母さんと愛菜お母さんだった。2人とも、これで変装のつもりらしい。バレバレだった。
日向「・・・奈緒お母さんに愛菜お母さん?何してるの?」
奈緒「ち、違うのです!私たちはサングラスガール1号と2号なのです!」
愛菜「語尾・・・はぁ、まぁそういうわけだから。荷物番は任せろーバリバリー」
・・・えっと、うん。どうやらサングラスガールさんらしいです。いや、どゆこと?
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