女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
220話 何より大切なことは(甘)
由良「あー・・・眠い~・・・。」
叶恵「理子母さんもよぉ、ここまで厳しくしなくてもいいよなぁ・・・。」
次の日の朝、由良達はあくびをしながら学校へ向かっていた。無論、僕もだけど。
日向「ふぁ・・・ぁ。でも、ここまで勉強したんだし、今日のテストは安心だね。」
奈々「逆にこれでダメなら、どうすればいいのってやつなの。」
アフィア「あはは・・・まぁ、そうね。みんな頑張ったもの、今回ばかりはいい点が取れるはずよ。」
江美「そうねぇ。ま、頑張るしかないでしょ。」
意気揚々としてテストに臨む僕ら。そして、時間はすぎ・・・。
中守「・・・はい、全員に回りましたね。それでは開始します、始め!」
中守先生の合図で、テストが始まる。最初のテストは、英語。
この教科に関しては、勉強したことがバッチリでたし、問題なかった。久しぶりにいい点が取れたと思えた。
その後は数学。これも予習済み。今回は行けるで!って思ったね。
さて、ここまでで何となく気づいたかな?・・・率直に言うとね、ここまでだった。
他3教科に関しては、全てにおいてこんなことが起きた。
3人(あ・・・ここ、アフィア塾でやったところだ!)キラン
3人(だ が わ か ら ん !)
あとあと聞いたら、僕と由良、叶恵の全員が同じことを思ってたみたいで・・・いやぁびっくりしたね。なんで出てこないんだろうね?
そんなだから、僕達は下校時、魂が抜けた様な状態になっていた。
由良「・・・嘘だ・・・嘘だよ・・・」
叶恵「ありえねぇ・・・くそぉ・・・」
日向「もうやだ勉強なんて・・・」
江美「あら~・・・なんていうか、凄いことになってるわね。」
アフィア「みんなちゃんと勉強やってたんだけどなぁ・・・。」
奈々「にー、大丈夫?」
日向「うん・・・だいじょぶ・・・」
アフィア「では、なさそうね・・・」
ちなみに、奈々は全教科上手くいったらしい。奈緒お母さん、恐るべし。
まぁ、その数日後に結果がきたわけだけど、予想通り3人とも3教科が80点を超えなかった。
そして、結果が帰ってきた日の夜。
理子「・・・そっかぁ。」
由良「理子お母さん・・・ごめんなさい」
叶恵「あたし達、取れなかった・・・」
日向「お母さん・・・僕達・・・」
3人して、正座しながらお母さんに報告していた。お母さんは、ふぅとため息をついた。
理子「・・・うん、次は頑張るように!以上!」
・・・え、あれ?
日向「げ、ゲーム、没収だよね?」
理子「しないわよ」
由良「えっ!?」
叶恵「ほ、ほんとに・・・!?」
理子「正直なところね、結果はどうだっていいのよ。大事なのは、その過程。対して頑張りもせずにこの点数なら、没収してたけどさ。・・・3人とも、よく頑張ってたし。」
日向「お母さん・・・!」
理子「そのかわり!次のテストも頑張らないと、次は没収しちゃうからね!目指すは今回より1点でもいい点を取ること!いいね!」
3人「うん!」
こうして僕たちの、長く苦しい戦いは終わった。よし、次も頑張ろっと!
理子「・・・甘いなぁ、私も。」
大和「だな。だけど、その優しさこそお前のいいところだからな。」
理子「こういうところに惚れたんだもんね?」ニヤニヤ
大和「・・・自分で言うんじゃないよ、全く。」ニヤ
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