女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
217話 長引けばいいってもんじゃない(出)
由良「・・・あなたも、私をイラつかせるのが得意なようね。」
江美「私もイラってきたわぁ。友人って言ったって、赤の他人でしょう?」
叶恵「こっちは家族として色々考えてんだよ。」
日向「3人とも、それ以上はやめて。」
さっきから要らんことを言う3人。3人こそ、なんでそこまでアフィアちゃんを目の敵にするのだろうか。
アフィア「そうね、確かに赤の他人よ。でも、家族であるあんたらが、日向の気持ちを考えないなんて、もっとどうかしてるわよ。」
日向「アフィアちゃん・・・!」
由良「それこそあんたに分かるもんですか。少し前まで、日向に酷いこと言ってたあんたが!」
アフィア「なら、日向はなんて言ってるか知ってるわよね?日向がやめてって言っても、聞かなかったのはどなた?」
江美「日向だって、ちゃんと伝えれば分かってくれるはずよぉ。」
アフィア「ならなんで最初から、ちゃんと伝えないの?馬鹿なの?」
叶恵「いや、だってよ・・・面と向かって言うのは恥ずかしいじゃねぇか。」
アフィア「なら、そこまでってだけよ。」
・・・うーん、なんか攻撃力弱いね?まぁ、どうだっていいけど・・・。
え、さっきから他人事みたいだって?仕方ないでしょ、ついていけないんだもん。
由良「あんたねぇ、日向に興味無いからって・・・恋愛はね、そんな簡単なもんじゃないのよ。」
呆れた顔でそういう由良。まぁ、確かにアフィアちゃんは、一般論でボコってる感じはするよね。
だけど、帰ってきた言葉は予想の斜め上・・・いや、それどころか真上をいった。
アフィア「あら、興味なかったのは前までよ?今は興味津々だもの。」
・・・え?
・・・・・・ええええええっ!?
江美「う、嘘でしょ?」
アフィア「嘘じゃないわよ。最近、日向とLIMEでお話してるの。」
そういえば、最近交換したね。何回か頼み込んでやっとだったけど、その割にはちゃんと返信してくれるから嬉しかったんだよねぇ。
叶恵「さっきあんた、友人って・・・」
アフィア「えぇ、親しい友人よ?少なくとも今は。」
由良「こいつ・・・」
アフィア「それと・・・日向とイチャイチャすれば、私の出番も増えるし。」
日向「アフィアちゃんメタい!今日ずっとだよ!?」
アフィア「だって、出番は欲しいもの。それに、日向は割と好きだし。」
日向「アフィアちゃん・・・えへへ。」
アフィア「小動物みたいで可愛いし。」
日向「・・・アフィアちゃんもなんだね。」
うーん、どうすればカッコイイって言って貰えるのかなぁ。今度本でも買ってみようかな・・・。
3人「・・・認めん」
ん?
3人「認めんぞこんなのー!!アフィアのバカヤロー!!」
アフィア「は?上等よかかって来なさい!」
日向「ちょちょ、ストーーップ!!」
言い合いは、リアルファイトに。しかも、通学路で言い合ってたために、近所の人に怒られちゃいましたとさ。
・・・まぁ、とりあえず。少し進展したから・・・ヨシ!
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