女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

214話 お久しぶりです大メタです(引)




アフィア「最近さぁ、私の出番少なくないかしら?」

日向「いや、僕に言われても・・・というか、しょっぱなからメタすぎるんだよ。」

本格的に梅雨入りした6月中旬。昼休みに屋上に連れ出された僕は、アフィアちゃんから相談を受けていた。

アフィア「私、ヒロイン・・・なのよね?20話くらい前は結構出てたのに・・・。」

日向「だからメタいって・・・。それにね、例え出番がなかったとしても、僕がアフィアちゃんが好きなのは変わらないから。」

アフィア「それはどうでもいいんだけどさ。」

日向「・・・どうでもいいの?」ウルウル

アフィア「あー・・・はいはい悪かったわよ。どうでもいい訳じゃないけど、私の出番のなさは深刻なのよ。」

日向「だから、なんでそれを僕に?僕に言っても解決しないよ?」

アフィア「そんなのわかってるわよ。ただちょっと愚痴りたかっただけ。」

日向「そっか。」

アフィア「・・・許さん作者」ボソッ

日向「え?」

アフィア「あぁいや、なんでもないわ。」

アフィアちゃんは笑ってごまかした、けど・・・実はバッチリ聞こえちゃってます。作者逃げて!超逃げて!



由良「あんたねぇ、そんな理由で昼休みに日向を連れてったわけ?」

アフィア「仕方ないでしょ。誰かに聞いて欲しかったんだもの。」

江美「それなら日向じゃなくてもいいじゃないの。私たちだって、日向とたくさんお話したいのに。」

アフィア「あんたらはいっつも話してるでしょうが。家族なんだし、家でも仲良くやってんでしょ?」

叶恵「あぁ?日向のやつ最近避けやがるんだよ!文句あんのかコラァ!」

奈々「か、叶恵姉、落ち着くの!」

日向「だって怖いんだもん・・・」

学校の帰り道、僕達はいつもの通り、みんなで一緒に帰っていた。

由良達は相変わらず、アフィアちゃんと喧嘩ばっかしてるけど、なんだかんだ仲良いみたいで、ちょっとホッとしたよ。

アフィア「怖い?まぁちょっと性格は悪いけど、そこまでかしら?」

叶恵「んだとコラおい」

日向「いや、そうじゃなくてね?実は先月・・・」

僕は先月に起きたことを全てアフィアちゃんに話した。由良達は終始アワアワしてたね。

そして、全て伝え終わった時。

アフィア「あんたら・・・さすがにないわよそれ。兄妹の域超えてるわよ。学校に通報してやろうかしら。」

アフィアちゃんは、キレていた。素敵な笑顔で、激おこプンプン丸だった。

いや、そんな生半可なものじゃない。言うなればそれは、鬼神の如し。

・・・なんてね、そんなこと言ってたら、僕まで怒られちゃうもん。実際思ってないし。
 
僕はこの4人の言い争いを、奈々と一緒に観戦することにした。


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