女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

195話 その人が好きなものを(睨)




ショッピング。

・・・うん。

由良「日向ぁ、これどっちがいいと思う?」

日向「うーん・・・1回着てみたら?」

由良「えぇ?日向ったら、そんなに私の水着姿が見たいの?えっちなんだから、もう!」バシン

日向「あいたっ!?別に見せてって言ってないじゃんよ!自分で着てみて、いいほうを自分で決めなよ!」

由良「・・・けっ、はいはい分かりましたよ~」

由良は僕をわざわざ、わざわざ水着売場とか女性物の服、下着売場とかに連れていきやがるんです。ほんとうに、やめて頂きたい。周りの目線が痛いです・・・。

由良はこんなだけど、江美は大丈夫なのかというと、まぁそんな訳はなくて。

江美「日向ぁ、このリップどう?」

日向「いや、僕に聞かれても・・・江美に合ってるやつがいいと思うよ。」

江美「ふぅん・・・なら、このパックは?」

日向「だからさぁ、僕に聞かないでってば。江美に合ってるやつがいいよ。」

江美「だってぇ、日向がいいって思うやつがいいでしょう?リップも、パックも。」

日向「そう言ってくれるのは嬉しいけど、僕にはよく分からないよ。」

江美「・・・ちぇ。キスする時に使おうと思ってたのに。」

日向「やっぱそういうことかよおい!」

由良程じゃないけど、やっぱり江美も江美だった。デートだからと自重することは無かった。

2人のせいで、体力が大幅に持ってかれた僕なのだった。



由良「日向、ごめんって・・・やりすぎた」

日向「ヤダって言ったのに・・・ぐすっ・・・」

江美「あーあ・・・泣かせちゃった」

あの後、僕達はショッピングを続けて、フードコーナーにいた。

なんでこんなことになってるのかと言うと、由良が僕を、下着売場で置いていったから。

やりかねないとは思っていたけど、まさか本当にやるとは思わなかった。言うなれば、知らない土地に置いてかれたみたいな感じだ。

江美「流石にわるふざけが過ぎたわね。由良、反省しなさい。」

由良「はぁ?あんた私1人に押し付ける気?これは、あんたの作戦でしょうが。」

江美「な・・・あんたそれは言わない約束だったでしょ!?」

日向「だーかーらー!喧嘩するなぁ!」

ことある事に言い争う由良と江美。喧嘩するほどとは言ったけど、これ以上長引くのはめんどくさいから止めた。

なんでこう、陥れ合うことしか出来ないのかね、こいつらは・・・。

由良「むぐぐぐ・・・ハムハムハム」

江美「ふむむむ・・・ムグムグムグ」

日向「食べてる時くらい、睨み合うのやめなって・・・全くもう。」

いくら注意しても、2人はずっと睨み合っていた。・・・はぁ。


コメント

コメントを書く

「学園」の人気作品

書籍化作品