女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

191話 約束と誘惑(喧)




テスト返却された日の次の日が、ちょうど土曜日だったため、約束のデートを行うことに・・・。

由良「デートっ、デートっ♪」

江美「ふふ、楽しみねぇ。」

叶恵「楽しそうだな、2人とも。羨ましいぜ。」

由良「叶恵だって、明日でしょ?」

叶恵「そりゃそうだけどさぁ・・・」

奈々「明日のお楽しみなの!」

日向「・・・」

人数の関係で、2人ずつデート・・・というかおでかけかな。することになったんだけど・・・それより、勉強したのにいつもと点数が変わらなかったのが、辛い。

お父さん達に言ったら、「血筋か・・・」なんて言うだけでちっとも慰めてくれないし・・・血筋って、なんのことなの?

そんなことを思いながら、暗い気持ちで用意していた時。家のチャイムがなった。

理子「日向出てー」

日向「はーい」

お母さんに言われ、玄関の扉を開けた。すると、そこには・・・。

アフィア「・・・こんにちは」

日向「っあ、アフィアちゃん!?」

アフィアちゃんだった。でもおかしいな、今日は特に遊ぶ予定もなかったはずだけど・・・。

日向「アフィアちゃん、どうしてここに?」

アフィア「ちょっと噂を聞いてね・・・先生に、行きなさいって。」

日向「噂?」

アフィア「妹さんとお出かけするんでしょ?」

日向「う・・・そ、そうだよ」

アフィアの言葉に、一瞬言葉が詰まる。アフィアちゃんから言われるとは思わなんだ。

アフィア「それで、邪魔じゃなかったらでいいんだけれども・・・」スッ

アフィアちゃんは、僕に1枚の紙を見せて言った。

アフィア「私は乗り気じゃないけど・・・先生に言われちゃったから、同行させてもらってもいい?はいこれ、参加資格についてのやつ。」

そう言って、アフィアちゃんが見せてきたのは、昨日返されたテストだった。



日向「え・・・」

アフィア「嫌ならいいの。最初から乗り気じゃないし。」

日向「嫌じゃないし、とっても嬉しいよ。でも・・・」

アフィア「・・・何か問題?ほら、ちゃんと満たしてるわよ?」

テストには、100点の文字が。

日向「いやぁ、妹たちがなんて言うか・・・」

由良「お断りに決まってるでしょうが。」

後ろから、由良の声が聞こえてきた。

由良「私たちは、この日のために頑張ってきたの。あんたみたいに、乗り気じゃないやつが踏み込んでいいわけないでしょ。」

アフィア「そりゃそうよね。じゃ、この話はなかったってことで。先生には言っとくから。」

由良「さっさと帰りな!日向は私たちとのデートで忙しいの!」

由良がそういうと、何故かアフィアちゃんは途中で止まった。

アフィア「・・・デート?これ、デートなの?」

由良「そうよ。テストが良かった人のみ適用される、デート!わかったらとっとと・・・」

アフィア「・・・なるほど、先生が言ってたのはそういうことか。」

日向「ア、アフィアちゃん・・・?」

アフィア「・・・悪いけど、話が変わった。やっぱり私も行くわ。」

そんなことを、言ったのだった。

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