女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

189話 グダとネタと単純と(素)




大和「俺もそこまで頭良くなかったけどよ・・・流石にここまで低くはなかったぞ。」

理子「私は結構上の方だったから・・・もう、頭が痛いわよ・・・。」

由良「いやぁ、面目ない。」

聖菜「それ、反省してないでしょ。」

加奈「このままだと、卒業も危ういぞ。」

加奈お母さんの一言で、話が現実味を増した。さすがにそれはやばい。

大和「・・・卒業できないと、アフィアちゃんからも嫌われちゃうかもな。」ボソ

お父さんがそんなことを言った。それは、絶対に嫌だ!

大和「逆に、上の方だったら好かれるかもなぁ。」

日向「嫌われたくない!僕、勉強する!頑張って、上を目指すよ!」

理子「・・・素直な子ね、ほんと。」

お母さんが何か言ったけど、どうだっていい。アフィアちゃんのためにも、頑張なきゃ・・・明日からね!

由良「まぁ、私たちは卒業さえ出来れば・・・」

江美「そこまで上じゃなくてもいいわよねぇ。」

雫「そんなこと言って・・・日向君に嫌われちゃうよ?ねぇ日向君?」

叶恵「はっ、日向がそのくらいで嫌うわけねぇでしょ。」

由良達は由良達で、雫お母さんが奮起させようとしてるみたい。

日向「ね、一緒に頑張ろ?上目指そうよ!」

由良「えー・・・嫌かなぁ。」

江美「そこまで頑張る理由がないわよねぇ。」

叶恵「そうそう。学校の勉強なんざ、頑張ったってしゃあねぇし。」

日向「・・・頑張ったら、なでなでしてあげよっかな。」

3人「・・・もう一声」

日向「えぇ・・・」

加奈「強欲だなおい。」

聖菜「まぁ、やりたくないってごねるよりはいいんじゃない?」

結局、なでなでとハグで落ち着きました。

そして、問題はあとの二人。

奈々「もう、おしまいなの・・・」ボー

睦月「高校受験?知らない子ですね」ボー

理子「・・・完全に意気消沈してるわね。」

大和「・・・だな。拗ねるよりはマシだけど・・・日向、レッツゴー。」

日向「また?もう・・・」

僕は2人の元へ。ボーっとしている二人の間に座った。

日向「・・・2人とも。」

奈々「・・・にー」

睦月「もうダメだぁ、おしまいだぁ」

日向「勉強、したくない?」

奈々「・・・分からないから嫌いなの。」

睦月「オワタァ・・・」

日向「睦月、人の話聞いてる?」

睦月「もちろんさぁ。・・・嫌いだよ、勉強なんて。」

日向「うーん・・・さっきまで僕もそっちだったから、僕が言ってもあれだけどさ・・・もう少しだけ、頑張ってみない?」

奈々「頑張っても、報われないの」

睦月「・・・勉強に、意味は無い。」

思ったより重症みたいですね。

奈々「・・・でも、ご褒美があれば頑張れるかもなの。」

睦月「ご褒美、大事。」

日向「あ、じゃあなでなでとハグで・・・」

奈々「・・・デコチュー追加なの。」

睦月「あとデートの権利も。」

日向「由良達より強欲だね、2人とも・・・まぁ、いいよ。」

2人「やったね。」

日向「その代わり!約束したからには頑張ってね?」

奈々「もちろんなの!」

睦月「睦月ちゃん、やればできる子。」

2人の目にやっと、光が戻った。よかったよかった・・・でもね睦月、それなら最初からちゃんとやって欲しいなぁ。

まぁいいや。とりあえず、みんなで頑張ろう!

大和「みんな素直な子でよかったな。」

理子「それはそれで不安になるけどね・・・。」


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