女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

176話 仲の良し悪しは分かりにくい(喧)




由良「僧侶に賢者の魔石持たせて、回復役として徹底させようかと思うんだけど。」

アフィア「いいかもだけど、どうせ持たせるなら、体力の多い武闘家のほうがやられにくいし、いいかもだよ。攻撃もできるし。僧侶は補助役にしたら?」

由良「うーん、なるほど。その方がいいのかねぇ・・・」

江美「すっかり仲良くなっちゃって・・・この人たちは・・・」

叶恵「少し前までバチバチ言わせてた奴らとは思えねぇな。」

日向「ね。でも仲良いのはいい事だよ!」

奈々「そうなの!平和が1番なの!」

登校中。ゲームの話で盛り上がる2人を、後ろから見ながら話す。やっぱり、共通の趣味があると、仲良くなりやすいよね~。

由良「あ、そうそう。四天王戦の進め方だけどさ。どう進めるのが効率的なのかね?」

アフィア「まず格段にレベ上げして、レベル差でボッコボコにするつもりよ。」

由良「え、それ時間かからない?それよか、アイテムとかバフとかの方がいいと思うけど・・・。」

アフィア「バフもいいけど、レベ上げしてればマネーも溜まるから、それでいい装備と回復アイテム買った方が有意義よ。」

由良「は?それじゃ楽しくないじゃない。」

アフィア「は?圧倒的パワーでボコボコにするから楽しいんじゃないの。」

由良「あぁ?」ピキッ

アフィア「はぁ?」ピキッ

江美「・・・どうやら、そうでも無いみたいよぉ。」

叶恵「それか、ケンカするほど・・・ってやつか?」

日向「け、ケンカは良くないよ・・・」オロオロ

奈々「平和が1番なの・・・」シュン

なんだかんだ、仲良くなっても変わらない2人だった。



日向「アフィアちゃん、ちょっといい?」

アフィア「・・・なに?」

昼休み、お弁当を食べ終わった僕は、アフィアちゃんの元へ。

日向「もし良かったらなんだけど・・・今週末みんなで遊ばない?」

アフィア「・・・なんで?」

日向「なんでって言われても・・・遊びたいからかなぁ。それに、アフィアちゃんがなにか思い出すかなぁって。」

アフィア「別に思い出さなくてもいいかなって思ってたんだけど・・・」

アフィアは静かにそう言う。それは、アフィアちゃんは良くても、僕が良くないの!

日向「嫌だったらいいんだけど・・・どう?ダメかな。」

アフィア「・・・」

日向「ゲームとかあるし、由良達も一緒だから、ね?」

アフィア「・・・まぁ、いいわよ。土曜日の午後からでいい?」

日向「アフィアちゃん・・・!うん、いいよ!楽しみにしてるねっ!」タッ

僕は駆け足で由良達の元へ。やった、アフィアちゃんと久しぶりに遊べるぞ!

その日の授業は、いつもよりウキウキしながら受け、そのせいかいつもより多くさされたのであった。



アフィア「・・・変な子。」フフッ


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