女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

155話 クラスを巻き込む爆弾発言(叫)




次の日、僕らはそれぞれのクラスで、日本に行くことを伝えた。

僕は親友と呼べるほど仲のいい人はいなかったので、そこまでの反応はなかった。ただ、叶恵は少なからず居たようで、その子は叶恵にお手紙を渡していた。

だけど、それを受け取った叶恵は複雑な気持ちな顔をしていた。なんでなんだろ?お友達がせっかく書いてくれたのに・・・。ま、いっか。

僕は真っ先に、アフィアちゃんの元へ。

日向「・・・アフィアちゃん」

アフィア「言わないわよ」

日向「へ?」

アフィア「2度も同じことは言わないわよ。魂胆が見え見えよ。」

日向「ありゃ、バレちゃった?」

アフィア「全く・・・。」

そんなことを話していると、クラスの所謂陽気なキャラの子が

モブ陽「日向って、やけにアフィアと仲良いよなぁ。付き合ってたりしてな!」

その言葉に、顔が熱くなる。・・・いやいや、付き合ってないし・・・いやでも・・・。そんな感じに、返答に困っていると。

アフィア「バカじゃないの?そんなわけないでしょ。」

あっさりと、バッサリと切り捨てた。わぁお、凄いや。でもちょっと悲しくなったよ。

モブ陽「お、おう・・・なんかごめんな、日向。」

日向「ううん、大丈夫・・・。」

上辺だけの言葉ってわかってても、ちょっぴり寂しくなっちゃうのはなんでなんだろうね。

すると、何故かアフィアちゃんは僕の肩を掴んで・・・

アフィア「こいつは私の夫よ。だから彼氏じゃないわ。」

そう、言った。

・・・・・・・・・はい?



モブ陽「・・・は?」

モブ女子1「えっと・・・アフィアちゃん?今なんて・・・」

アフィア「だから、こいつは私の夫。」

モブ陽「・・・は」

叶恵「はぁぁぁぁっ!?!?」

アフィアちゃんの爆弾発言に、1番リアクションをしていたのは、叶恵だった。

叶恵「ちょっとそれどういうことよ!詳しく教えなさいな!!」ズカズカ

叶恵は大きく足音を立てながら、近づいてきた。

アフィア「どうもこうも・・・日向は私のことが好き、私は日向のことが好き。これって両思いでしょ?」

日向「そう・・・だね。」

アフィア「両思いの人は、結婚するものなのよ。だから、夫。わかった?」

叶恵「わかるかボケェ!日向は私と結婚するの!」

日向「いやしないよ?」

叶恵「味方はいないんですかそうですか・・・」ズーン

叶恵は明らかにいつもと違うトーンでそう言い、自分の席に座った。

アフィアちゃんは、なにか悪いことでもした?と言いたげな表情だった。

アフィアちゃんってもっとこう・・・慎重な子だと思ってたよ。さっきの「2度も同じことは言わないわよ」は何だったんだろうね。思いっきり言ってるじゃん。

問い詰められそうな雰囲気になったけど、丁度いいタイミングで先生が来てくれた。ナイス!

とりあえずさっきのことは気にせずに、僕は普通に授業を受けるのだった。


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