女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

141話 慣れてしまった光景に(豆)




2月14日。・・・言うまでもないだろうけど、あの日です。

お父さんは相変わらず、すごく忙しそうにしていた。・・・大変なんだろうね、うん。よくわかんないけどね。

お母さんも由良達も、今日のためにチョコをたくさん買っていた。原料の生産者の妻と子供が買うっていう、ある意味地産地消といえるのかも。

由良「ひゅーがっ♪」ギュ

日向「わっ・・・と。どうしたの由良?」

由良「うふふふ・・・はいこれ、チョコレート!手作りの、本命♡」

日向「わーそっかー・・・」

こっちもいつも通り。もう慣れましたよえぇ。

由良「今年は自信作なんだ~♪食べて食べて?」

日向「後でもいい?」

由良「やっ!今じゃなきゃダメ!」

日向「えぇ・・・。」

うーん、わがままだなぁ。止めないといつまでもコレだから・・・でも言っても聞かないし・・・。

由良「たーべーてー!」

江美「そこまでよぉ、由良。」

叶恵「抜けがけ、ダメ、ゼッタイ!」

日向「2人とも・・・!」

なんと江美と叶恵が止めてくれた。ナイス!どうせだからこれを機に、3人とも兄離れすればいいと思うよ!

由良「じゃあ、3人で一緒に渡せばいいんじゃない?」

2人「確かに!」

日向「確かに!じゃねーよ!」

咄嗟のことで口が悪くなっちゃった。でも意味わかんないです、ほんとに。

奈々「待ってなの!私たちを忘れてしまっちゃ困るの!」

睦月「・・・私だって、お兄ちゃんに作った。だから、渡す。」

衣玖「衣玖も作ったー!」

あぁ、増えたよもう。ここまでが1つの流れみたいになっちゃってるじゃん。

相も変わらず、ジリジリと寄ってくる妹達。見たことあるよこの図。使い回しは良くないって、習わなかったのかなぁ。

日向「お、お父さん助け・・・!」

お父さんに助けを求めるも・・・

大和「ごめん、無理。」

理子「やーまーとー!逃げんなー!」

聖菜「私たちのチョコが食べられないって言うの!?」

雫「うふふふ・・・うふふふふふふ」

加奈「待てやコラァァァァ!」

奈緒「食べるのです!つべこべ言わずに食べるのです!」

愛菜「・・・心配しなくても、睡眠薬なんて入ってない」

小鈴「前入れてたけどね~ジェリーちゃん?」

ジェリー「あ、あはは・・・なんのことでしょうか」

日向「・・・oh」

どうやら、お父さんのほうが大変そうだ。仕事に家庭に、お疲れ様です。

アフィア「お邪魔しまーす・・・って、何してんの?」

由良「あっ・・・ちっ、なんで来んのよ。」

アフィア「そりゃ、チョコを・・・って言わせんじゃないわよバカ!」バン

日向「いだぁ!?ちょ、なんで叩くの!?」

アフィア「うるさいうるさい!」

日向「うわぁぁん!アフィアちゃんが壊れたぁぁぁ!」

僕は何故か叩かれ、アフィアちゃんに追っかけられる羽目になったのだった。・・・いや、ほんとになんでなの!?


「女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「学園」の人気作品

コメント

コメントを書く