女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
136話 地獄で、そして淡い日々
2日後。
由良「ダメだこりゃ」
江美「難しすぎじゃなかった?あのテスト。」
叶恵「私たちを嘲笑うかのようなテストだったね。」
アフィア「私、あのテストだけは絶対許さない。」
日向「同じく。訳が分からぬよ・・・。」
テスト勉強を頑張ったのに、テストが難しすぎて無事撃沈。やる気なくすよね、ほんと。はぁ・・・。
こういうテストはさぁ、もっと早く告知して欲しいよね。
アフィア「あぁ、もう・・・日向、今日家来ない?今日親いなくて、なんか1人はいやで・・・。」
日向「え、いいの?行く行く!」
由良「・・・あやしい」
アフィア「何がよ。私はね、あんたらみたいな何も考えずに日向をいじめる奴らとは違うんよ。」
江美「あら、いじめてなんかないわよぉ。」
叶恵「日向の喜ぶことをしてるだけだもんね~。」
そんな感じにのほほんと抜かす叶恵。
奈々「いや、それはないの。」
叶恵「あれっ?」
あっさり否定。
奈々「にー、いつもやめてって言ってるのに、この人達はやめないの。」
睦月「あなたもそのうちの1人でしょ?寄ってたかってお兄ちゃんをいじめて・・・。」
4人「主犯格が何を言うか」
睦月「・・・。」
アフィア「・・・日向、ストレスとか抱えてない?大丈夫?」
日向「う、うん。大丈夫だよ。」
なんか知らないけど、本気で心配された僕なのでした。
日向inアフィアちゃんのお家。
アフィア「はい、ココア。」コト
日向「わぁ、ありがとう!」
アフィア「最近寒いからね、よく飲んでるんだ。」ズズ
日向「へぇ、うちでもよく飲んでるよ!」ズズ
アフィア「あぁ、お父さんがカカオの工場で働いてるんだっけか。」ズズ
マグカップを傾けると、程よい甘さと暖かさのココアが流れ込む。まるで、体に溶け込むかのようだ。
日向「うん、美味しい!僕好みの味だよ!」
アフィア「そう?よかった。」
日向「うん!えへへ・・・アフィアちゃんに入れてもらったから、余計かな。」
アフィア「・・・お世辞なら要らないわよ。」
日向「お世辞なんかじゃないよ。これは本心。」
アフィア「どうだか。そういって誑かして、由良達も虜にしちゃったんでしょ?罪な男だね。」
日向「いや、そんなんじゃないよ!あれは由良達がいつの間にか・・・!」
必死に弁解するも、アフィアちゃんは「へー」だの「ふーん」だので、ほとんど聞いてなさそう。
アフィア「・・・ま、褒めてもらえて嬉しくない子は居ないからね。それに、日向の素直さはいい所だもの。素直すぎるくらいに、ね。」
日向「え?あ、ありがとう。」
なんか、褒められてる気がしないのは僕だけだろうか。・・・ま、いっか。
そんな他愛もない話をして、僕らは時間を有効に使うのであった。
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