女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

132話 してない奴がすごいとイラつく(自)




9月2日。今日は休み明けのテストの日。

結局あのあとも、真面目に勉強しようとしなかった叶恵は、予想通り焦っていた。まぁ、自業自得ですよね。

僕やアフィアちゃん、事前に勉強させた由良と江美は、まだなんとかなりそうです。

由良「あー・・・テストやだなぁ・・・」

江美「勉強しても、身につかなきゃ意味ないわよねぇ・・・」

アフィア「あんたらね・・・ま、私もなんだけどさ。」

日向「奇遇だね、僕も。」

奈々「にー達、頑張ってなの!」

睦月「・・・応援してる」

・・・そ、そうでもないかも。偉そうに言っといてなんだって思われるかもだけど、覚えられないもんはしょうがないよね。

とりあえず、少し落ち込みながら僕達は学校へ向かうのでした。ちなみにだけど、奈々や睦月にはテストはないよ。



時は流れて、放課後。

・・・テストの出来っすか?散々ですよえぇ。50点は取れてるだろうけど・・・こりゃ再テストかなぁ。

なお、以下他のみんなです。

由良「いやぁ~~勝ちましたわこれは!運が味方したっていうか?これが私の実力っていうか?」ニヤニヤ

江美「・・・こいつうぜぇわぁ、ほんと。」

アフィア「江美、口が悪くなってるわよ・・・」ズーン

叶恵「なんか、できた」ポカーン

日向「意味がわかりませんぜ」

何故か由良がよく出来て、叶恵もほぼ真面目に勉強してない割には出来たらしい。天才肌ってやつ?

あまり期待できないのは、僕や絶賛キャラ崩壊中の江美、そしてアフィアちゃん。割と真面目にやってたはずなのに・・・何故なんだろうね。いやまぁ、由良も真面目にやってたけどさ。

由良「いやはや、やっぱ努力って最高ですわ!やればやるほど身につくもんねぇ!」

江美「当て付けか?お?」

日向「はやまらないで江美!いつもの調子に戻ってー!」

アフィア「もっと勉強しなきゃかなぁ・・・」

叶恵「なんで出来たのかわかりません。」

奈々「なんか、変な雰囲気なの・・・」

睦月「あんまり、関わらない方がいいかも。」

由良が大袈裟に自慢して、江美がキャラ崩壊気味にキレる。アフィアちゃんは1人で落ち込んでるし、叶恵はポカーンとしている。僕は江美を止めながらアタフタ。

もう、収拾がつかなくなっていました。



・・・次の日の放課後。

由良「なんで・・・なんでや・・・」65点、60点

江美「ざまぁねぇわぁ!!」70点、65点

アフィア「・・・はぁ」60点、70点

日向「知ってた」55点、60点

叶恵「・・・いや、なぜ?」85点、80点

奈々「・・・なんていうか、うん。」

睦月「一つだけ言えるのは・・・由良姉は自業自得だということ。」

予想もしない結果になりまして、叶恵以外は仲良く再テストを受けましたとさ。はは、泣きそう。

あと、由良は自重しようね。


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