女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

119話 成長、そして爆誕(新学年)




4月8日。はれて3年生となった僕らは、いつものように学校へ登校していた。

アフィア「なんだか、あっという間に3年生になっちゃったね。」

由良「そうだねぇ。私たちが1年生の時、3年生って、もっと凄い人だって思ってたんだけど・・・自分がなるとそう思わないね。」

日向「たしかに。こんな感じなんだね。」

もう、小学生の3分の1が終わったわけだけど・・・ぜんぜんそんなかんじじゃないしなあ。気分の問題なんだろうか。

そんなことを考えていると、突然後ろからどつかれた。

日向「うぇっ!?何すんのさ!」

叶恵「何言ってんだお前らは。もう3年生だぞ?シャキッとする!」

日向「えー・・・」

なんかこの人だけ、ヤケに元気なんですけど・・・。

江美「叶恵、こういう時は凄く暑くなるんだよね。」

奈々「少し怖いの・・・」

とまぁ、こんな感じで。あまりこれといったこともなく(?)、普通の新学年を迎えることになったのだ。

・・・新学年になってそうそう、こんな疲れるとは思わなかったけどね。



4月10日。あれから2日たち、昨日入学式の会場準備を行って、睦月を迎える準備も整った。

さて、当の本人はと言うと

睦月「・・・これで、お兄ちゃんたちとの仲間入り・・・!」パァァ

衣玖「睦月おねーちゃ、似合ってる!」
キャッキャッ

奈々「衣玖の言う通りなの!」

睦月「そ、そう・・・?えへへ・・・。」

めっちゃ喜んでた。普段あまり、感情を表に出さないんで、コッチとしても驚いた。

すると、こっちにトテトテと走ってきて、僕の袖を引っ張った。

睦月「ねぇ、お兄ちゃん。睦月、似合ってる?」

日向「もちろん、よく似合ってるよ。」

新品の制服に身を包んだその格好は、本当に似合っていた。

睦月「えへへ・・・可愛い?」

日向「うん、可愛いけど・・・どうしたんたい?普段はあんまり、そういうこと聞かないじゃないか。」

睦月「・・・ただ、そういう気分なだけ。深い意味は無い。」フイッ

日向「・・・?」

最後ちょっといつも通りだったけど、とりあえず喜んでるようでよかった。

・・・なーんて考えてたら、今度は由良につねられた。

日向「痛っ!?ちょ、何すんのさ!」

由良「べっつにー?ただ、妹の姿見て鼻の下伸ばしてるからさ~。」

日向「伸ばしてないよ!」

江美「ほんとうかしらぁ?なんだか怪しいわぁ。」

叶恵「奈々のときだって、怪しかったしなぁ。こりゃアウトかな?」

日向「なんでぇ・・・?」

何故かこっちは怒ってた。もう意味がわかりません。女の子って怖いね。

その後、僕らや奈々の時と同じように入学式は進み、はれて睦月は小学1年生になりました。


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