女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
108話 大晦日だと言うのに 後編
夜10時半。テレビでは相変わらず芸能人が笑っていた。しかし、うちはというと
奈々「にー・・・にーどこ・・・」ムニャ
睦月「・・・ピーマンは、嫌・・・おにぃちゃん食べて・・・」グーグー
衣玖「おにーしゃ・・・あそぼー・・・」スピー
3名がダウン。大人勢は、お酒が回ったのか、雫と加奈、奈緒がダウンした。
大和「全く、雫はお酒弱いのに、日本酒ばっかだし。加奈は単純に飲みすぎだし。少しくらい考えて飲んで欲しいもんだね。」
愛菜「・・・奈緒ちゃんは?」
大和「酒に強いお前と競い出す時点で、ダメだと思う。」
愛菜「正論」グビ
大和「お前も飲みすぎるなよ?」
愛菜「わかってる。」
そういう愛菜は、なんていうか、凄くお酒が似合っていた。
お父さんと愛菜お母さんが何か話してるけど、上手く聞き取れない。というか、よく聞こえない。というのも、
理子「日向ぁ?好きな人にはねぇ、ちゃーんと好きって言わなきゃダメなんだよお?」
日向「わ、分かったから離れて・・・お酒くしゃい・・・」
聖菜「由良もぉ、ちゃんと伝えなきゃだよ?じゃなきゃ、実るものも実らないし!」
由良「わかってるってばぁ!離してー!」
僕と由良はお母さん達に捕まっているためだ。俗に言う、悪絡みってやつだろうか。なお、江美と叶恵は、2人揃ってダウン寸前。
開放されたのは、11時頃だった。
その頃には、小鈴お母さんや江美、叶恵もダウンして、残るは数名になった。
日向「お父さん、お母さんにお酒飲ませるの止めさせてよ。いつも悪絡みされるんだもん。」
大和「そうは言っても、いつも頑張ってくく
2人「・・・はーい。」
とりあえず納得。お酒は程々に、とはよく言ったものだね。
僕らは、眠ってしまった江美と叶恵を抱えて、2階へ上がって行った。
2階から降りてきた時には、お母さん達はすでに机に突っ伏しており、お父さんがひとりひとりベッドに連れていこうとしていたところだった。
日向「お父さんも大変だね。」
大和「まぁ、な。こいつら、俺の苦労を知らずに・・・」
日向「アハハ、仕方ないよ。それにしても・・・」チラ
由良のほうを見る。
由良「うわぁ、ひどい散らかりよう・・・コタツぐちゃぐちゃだし、お菓子開けっぱだし・・・。ゲームもつけっぱじゃないの!」
サッサッ
大和「あいつ、遅くなるにつれてドンドン元気になってない?」
日向「気づいた?なんだろうね、夜型なのかな。」
大和「さぁな。聖菜だって夜型って訳じゃないし。」
日向「こりゃ、12時まで起きてるのは、僕と由良、お父さんだけかな?」
大和「そうだな。カムラも酔って寝てたし・・・。」
そんなことを言って、僕はお父さんと談笑していた。・・・が、12時より少し前。
由良「( ˘ω˘ ) スヤァ…」
日向「oh......」
大和「ありゃ・・・さっきまでのは、灯滅せんとして光を増すってとこかな。ちなみにこれは、消える直前の炎とかと同じ意味で・・・」
日向「難しい言葉言ってないで、由良を寝かせてこようよ。」
大和「ん、それもそうだな。」
結局、由良も寝てしまった。・・・なお、由良を寝かせている途中で年越しをしてしまい、最後までグダグダな1日となってしまいましたとさ。
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