女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
105話 知ってしまった悲しみに(純)
25日の朝。目を覚ました僕は、すぐさまベット脇のプレゼントを確認した。
なかにはちゃんと、ペアルックのお人形さんが。やったね。
サンタさんの正体も動物だってわかったし、プレゼントも貰えたし。良いことずくめだね!
・・・そういえば、昨日の夜のやつ。サンタさんの叫び声(?)がどこかで聞いたような声だったんだけど・・・うーん、気のせいかなぁ。
ま、そんなことはどうでもいいよね。僕はプレゼントを握りしめて、サンタさんへの感謝のお手紙を書くのであった。
下に降りると、お父さんに何故か「昨日の夜、サンタさんにイタズラしなかったか?」なんて聞かれてしまった。
近くに愛菜お母さんもいたので、心を読まれないように、口でやってないよと何度も言いながら、心の中ではずっとアフィアちゃんのことを考えていた。
結果、バレなかったのでセーフ!
何度かバレそうになったけどや、
なお、愛菜お母さんは終始笑顔だった。
妹たちを起こすと、なぜ夜に起こしてくれなかったのかと、ちょっとした口論になった、だろうね、思った通りだ。
そして僕は、ウキウキモードで学校へむかった。
登校の最中のこと。アフィアちゃんにもどうだったのかを聞いてみると・・・
アフィア「へ?動物説が本当だった?」
日向「うん!本当に動物だったんだよ!」
アフィア「いやいや・・・ないないない。」
まさかの否定。僕氏、さすがにびっくり。
日向「へ?いやいや、だってしっぽ生えてたよ?」
アフィア「何かの間違えじゃないの?
それかただの勘違いか。」
日向「いや、そんなはずは・・・」
実際、アフィアちゃんの家には、普通にサンタさんが来たんだとか。動物とかじゃなかったみたいね。・・・じゃあ、あのモフモフのしっぽは、いったい・・・?
謎は深まるばかりである。
と、そんなことは置いといて。クリスマスプレゼントを何にしたのか聞いてみると、
アフィア「私は、前に言ってた新しいポーチをもらったよ。みんなもちゃんと貰えた?」
由良「あったりまえよ!ちゃんと貰えたわ!ふふ、サンタさんはちゃんと、私がいい子って分かってるみたいね!」
江美「私もよぉ。にしても、どうやっていい子だったのかなんてわかるのかしら?」
叶恵「私たちにはわからない超音波とか、お父さんとかが連絡してるとか!」
奈々「ロマンがあるのー!」
奈々がロマンなんて言うとは思わなかったけど、たしかにそれは気になる。色んな説があるみたいだけど、実際どうなんだろうね?
すると、アフィアちゃんは首をかしげながらこういった。
アフィア「そりゃ、親がサ・・・あ。」
日向「親がさ?」
アフィア「あー、いや。親がさ、手紙を送ってるって言ってたんだー!」アハハ
日向「へーそうなんだ!知らなかった!」
由良「謎がまたひとつ解けたわね!」
アフィア「そ、そうね。アハハ・・・」
アフィアちゃんのおかげで、またひとつ知識が増えた僕達なのでした。
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