女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
103話 クリスマスイブの子供あるある?
待ちに待ったクリスマスイブ。
サンタさんからのプレゼントが貰える日。
良い子にしてれば貰えるらしいけど、大丈夫でしょ多分。
そういうわけで、僕達は早めに寝て明日を楽しみに待つ。
・・・なんて、そんなわけないよね。ことしは、妹達とアフィアちゃんの協力のもと、ある疑惑を検証することにしたのだ。それが
「サンタさん動物説」だ。
どういうことかと言うと、それは去年のクリスマスの、睦月の発言によるもの。
どうやら、サンタさんを見たらしいのだ。だが、特徴的だったのはその容姿で、睦月が言うには
睦月「後ろ姿だけ見た・・・しっぽ生えてた。」
とのことなのだ。その時にサンタさんを見たのは睦月だけで、アフィアちゃんも分からなかったらしい。そして、しっぽが生えてるなんて、動物でしかないじゃん!
だから、サンタさんが来るまで起きて、招待を突き止めることにした。これくらい、サンタさんなら許してくれるよね?うん、きっとそうだ。
作戦としては、一番端の部屋にいる僕が捕まえて、皆を起こすというもの。シンプルイズベストって言うんだっけ?それだよ。
なお、アフィアちゃんも実行するらしい。一緒に正体を突き止めようね!と誓った。
そしてその夜、計画は実行された。
夜中の10時半をまわった頃。誰かが2階の部屋のドアを開ける音がした。これは・・・サンタさんか別の人か、どっちだろ?
じっと聞いてみると、またドアを開ける音が。どんどん近づいているように感じる。これは・・・サンタさんだ!
あぁ、早く来ないかなぁ。ドキドキするなぁ。そう思いながら待つこと10分、ようやく僕の部屋のドアが開いた。
来た!内心飛び上がりそうだったけど、ぐっと堪えて寝たフリをする。
サンタさんは僕のことを確認すると、何かをベッドの下に置いた。そしてまた動こうとする、次の瞬間を見計らって、僕は動いた。
 
日向「うーん・・・ふにゃ・・・」グッ
寝返りを打つフリをして、思いっきりサンタさんに手を伸ばす。少し動かすと何かにあたり、それを掴む!・・・すると
サンタさん(?)「ひゃわぁぁ!?」ダダダ
日向「あっ・・・」
残念ながら、とっ捕まえる前に逃げられてしまったようだ。でも、感触は残ってる。
ふわふわとした、毛の生えたもの。これは間違いなく、動物のしっぽ!つまり、サンタさん動物説は当たっていたということ!
国語の教科書で、動物が恩返しに何かをしてくれたり、食べ物を持ってきてくれる話を聞いたことがある。それが実際にあるなんて・・・!
僕は、正体を突き止められたという幸福感と眠さで、そのまま意識は遠のいていった。・・・あれ、何か忘れてる?まぁ、いっかー・・・。
日向「zzz・・・」
僕は、幸せな気持ちで眠りについた。
・・・一方その頃。
各部屋の妹s「zzz・・・」
忘れ去られた妹達は、プレゼントなんて気づかずに、スヤスヤと眠っていましたとさ。
残念ながら、また投稿するの忘れてましたとさ。ちくせう。
大和「成長しねぇなぁこいつは・・・。」
面目ない・・・。
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