女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

101話 激おこプンプン・・・由良?




朝ごはんを食べ終わっても、由良はあーだこーだ言い続けていた。通学中は止んだんだけど、学校に着いてから、また始まってしまった。

由良は1度機嫌を損ねると、いつもこんな調子。だからできるだけ、機嫌を損ねないようにはしてたんだけど・・・。

と、その時。

アフィア「日向、おはよ。」

アフィアちゃんが声をかけてくれた。これで僕、今日1日頑張れます。

日向「あぁ、アフィアちゃん・・・おはよ。」

アフィア「・・・どうしたの?いつもより元気無さそうだけど。」

日向「えぇと、その・・・」チラ

チラ、と由良のほうをみる。

由良「日向はさ、ここぞって言う時の勇気っていうのかな。男気が足りないと思うんだよ!・・・日向、何よいきなりこっち見て。」

日向「いや、なんでもないです。」

アフィア「あぁ、納得。由良、機嫌悪いのね。」

日向「うん。朝ちょっと揉めちゃってね。」

アフィア「ケンカ?あんまり想像できないわね」

そりゃそうだ。僕らはあまり、ケンカというケンカをしたことないからね。

アフィア「止めてこようか?」

日向「やめといた方がいいよ。お昼か放課後までには腹の虫もおさまっているから。」

アフィア「ふーん・・・」

僕らは、聞き手になっている江美を不憫に思いながら、自分たちの教室へ向かうのだった。

叶恵「・・・私、空気?」

奈々「奈々も空気なの?」



時間は飛びに飛んで、放課後。僕はアフィアちゃん、叶恵と一緒に教室を出た。その後由良と江美、奈々も見つけ、一緒に帰った。どうやら機嫌は直ったようだ。

アフィア「由良、あんまり怒ってると、シワが増えるって言うわよ?」

由良「大丈夫よ、まだ7歳だもん。」

江美「どちらかというと、聞いてるこっちが歳とった感覚よぉ。」

叶恵「お疲れ様。」

奈々「お疲れ様なの!」

日向「ごめんねなんか。元はと言えば僕のせいなのに。」

江美「いいのよぉ別に。由良がわがままなだけだもの。」

由良「なにをー!」

そんな感じで、結局いつも通りの下校になった。

叶恵「にしても由良、お前ずるいよ?日向にキスで起こしてもらおうとするなんて。」

江美「そうねぇ。抜けがけはダメよぉ?」

由良「抜けがけなんてしてないよ!」

アフィア「・・・ちょっと待って。まさか朝機嫌が悪かったのは、日向にその、き、キスで起こして貰えなかったから・・・?」

由良「?そうだよ?」

・・・おっと?

アフィア「あ、あんたねぇ・・・!限度ってもんがあんでしょうがぁ!」クワッ

由良「ひえっ!?に、逃げるんだよー!」スラコラサッサ

アフィア「待てやコラー!」ダダダ

・・・前言撤回。どうやら普通の下校にはならないみたいですね。

日向「危ないからあんまり走んなよー。」

江美「転ばないようにね~」

叶恵「おー、中々早いな。」

奈々「いや追いかけなくていいのっ!?」

奈々から鋭いツッコミが飛び出す。

日向「冗談だよ。さて、行こっか。」

江美「仕方ないわねぇ。」

叶恵「すぐ追いついてやるよ!」

奈々「なんかもう、よく分からなくなってきたの・・・」

僕らの日常は、相も変わらずカオスなようです。


久々の!
☆コメント返信のコーナー☆


・ラム&ロムさん
「100話おめでとうございます!
コメントはめっきり残さなくなりましたが、今でも楽しみにしてるのでこれからもお願いします!」

→ラム&ロムさん、コメントありがとうございます!いつもハートをありがとうございます!

ラム&ロムさんのような、私の作品を楽しみにしてくださっている方々の為にも、2日に1話投稿は続けていきます!どうぞ、お付き合いください!

日向「よろしくね!」


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