女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

91話 再臨!悪魔の紅




あの後、毎度の事ながら妹達に問い詰められた。僕悪くないもん・・・。

そんなことより、お母さんだよお母さん。なにが「2人きりを楽しんでね」だよ!あんな状況で、楽しめる方がおかしいから!

それで、僕は仕返しすることにした。八つ当たり?なにそれ。

妹たちとも手を組み、お母さんの部屋に潜り込むことにしたのだ。それで、お母さんの弱みを握ってやる!ふっふっふ・・・。

理子「じゃあ行ってくるから。ちゃんとお留守番してるんだよ?」

日向「はーい」

由良「まっかせて!」

江美「お菓子、買ってきてね。」

叶恵「お父さんも、忘れないでね?」

大和「分かってるよ。お留守番頼むな。リリィ、コイツらを見張っててくれ。」

リリィ「りょーかい。いってら~」

僕ら4人とリリィさんを除くみんなは、大型スーパーに買い物へ行った。ちなみに、ひとつのスーパーじゃなくて、3グループで分かれていく。

まぁ、単純に人が多いし、買うものも多いからね。ジャンル分けしないと大変なことになるんよ。まぁ、この話は置いといて。

お母さん達が出かけて言ったのを見計らい、お母さんの部屋に直行。リリィさんを見ると、グーサインをしていた。もちろん、リリィさんもグルです。

お父さんの部屋とは違って、鍵なんてものはかかっておらず、すんなりと入ることが出来た。

・・・そして、入ってちょっと後悔した。まずベッドの天井に、お父さんの大きな写真が貼られていた。これだけでもちょっと引いたけど、本棚を見てもっと引いた。

そこには、お父さんのアルバムがびっっしりと並んでいたのだ。僕や由良達のもあるけど、せいぜい2冊程度。お父さんのは、20冊以上はある。しかも、中身をちらっとみたところ、半分近く焦点があってない。パッと見、盗撮っぽかった。

机や棚の上には、お父さんの写真が入った写真立てが。ここにあるのは2ショットがほとんど。

一応、全体写真もあるけど、どれもお父さんに引っ付いていた。見といてなんだけど、こんなの見たくなかった。お父さんとお母さんのイチャイチャを見せられて、喜ぶ子供がどこにいるんだよ・・・。

これを弱みとしてともいいんだけど、それだとお父さん、いつもの事だって言う感じの顔をして終わりそうなので、もう少し捜索を続けた。

そして、見つけた。窓の近くに、植物があったのだ。それも、イチゴみたいな形をしたもの。

日向「お母さん、イチゴなんて作ってたんだ。」

由良「ちくしょう、いつもは『イチゴは高いから~』って買ってくれないのに・・・自分だけ食べるなんて!」

江美「これはおしおきが必要ねぇ。」

叶恵「これ、食べちゃおっか。そうすれば、少しは懲りるでしょ。」

日向「それいいね、食べちゃお。」カサ

5つある身のうち、4つを取る。・・・にしても、これ本当にイチゴかなぁ。なんかゴツゴツしてるし、イチゴみたいな葉っぱじゃないような・・・。

日向「うーん・・・ま、いっか。」

伝説のまぁいっか精神で無視。

4人「いっただっきまーす!」

僕らは一斉に、それにかぶりついた。

リリィ「どう?なんか見つかった・・・って、それダメ!それは―」

リリィさんが何かを言ったかと思った瞬間、凄い激痛が走り、僕らは一斉に気絶した。


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