女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

70話 まさかまさかの事実(蝶)




8月20日。そろそろ宿題をどうにかしようと考えるこの頃・・・なんていうとお母さんに、さっさとやれって怒られるけど。

僕はアフィアちゃんの家にいた。



・・・いや、遊んでるわけじゃないよ?自由研究をするために来ているわけでね?

アフィア「さっきからブツブツと、何言ってるの?」

日向「あ、いや・・・なんでもないよ。」

アフィア「集中してよ。ただでさえ人手不足なんだから・・・」

日向「う、うん。ごめん。」

ここで1つ発表。僕とアフィアちゃんがやっている研究は、この辺にいる虫の調査です。でも、実はこれには重大な欠点があって・・・。

それは今朝、虫を取りに行った時のこと。

リリィ「よっ、と・・・ほれ、蝶」

日向「リリィさんすごいすごい!」

アフィア「にしても蝶ばかりね。あとは・・・うへ、うねうねしてるヤツら・・・」

リリィ「触んない方がいいよ。」

アフィア「言われなくても触りません。」

日向「僕も・・・」

忍「じゃあ、ちょうちょくらいなら触れるでしょ?」

2人「無理」

リリィ「えぇ・・・」

この辺、といっても家から車で少し行った所だけど、うねうねしてる虫が多くて・・・あと僕とアフィアちゃんどっちも虫が触れなくて。

結局、ちょうちょも写真撮って逃がしただけで、詳しいことは調べながらってことになったんだけど・・・正直、図鑑開けるのもちょっと億劫になるレベル。

リリィ「てか、まだ2年生なのに自由研究やるんだね。私の時って、自由研究は4年生からだったんだけどなぁ。そういうの、簡単に変わるとウザイですよね~」ペラ

忍「そうねぇ。私たちの頃と全然違うものね・・・。」ペラ

日向「アフィアちゃん、僕こういうの無理・・・。」ペラ

アフィア「私だって無理よ・・・。」ペラ

そんなことを話しながら進めていると、突然アフィアちゃんの家の電話が鳴った。

忍「あら?誰かしら・・・っと。へロー」ガチャ

そういって、電話をとるアフィアちゃんのお母さん。僕達には関係ないと思っていると・・・

忍「あら、稲木さん?いえいえ、こちらこそお世話になっております。」

え、と固まる僕達。うちから電話?いったいなんの用なんだろ?

忍「日向君?はい、ちょっと待ってて下さいね・・・日向君、君の妹さんからよ。」

日向「え?」

妹からの電話?なんか嫌な予感がする。そう思いながら、電話に出ると・・・

由良「あ、日向?残念なお知らせだよ。自由研究、うちらはやる必要ないって。さっきお母さんに連絡がきて、先生が伝え忘れたって。」

いやな予感的中。

日向「う・・・嘘・・・!?」

由良「ほんと。そのうちそっちにも電話来るだろうね。どんまーい。てなわけでさっさと帰ってこいや!私とイt」ガチャ

日向「・・・」

アフィア「・・・ねぇ、もしかして」

日向「自由研究、やらなくていいと」

リリィ「ありゃ・・・ドンマイ。そういや、由良ちゃん達は最初から知ってたのかな?それやる必要あるの?って言ってたし。」

日向「いや、サボる気でいたんだと思う。」

アフィア「・・・まぁ、何はともあれ。これでもう面倒なことはしなくていいね。」

日向「確かに」

アフィア「よっしゃ家でゴロゴロしてよ」

忍「絵日記どうするの?」

アフィア「日向、明日プール行かない?」

日向「切り替え早いなぁ・・・行くよ。」

こうして僕の自由研究は、あっさりと幕を閉じたのだった。


☆コメント返信のコーナー☆


・ラム&ロムさん
「仕事で何かあったらって、大和の何かはどうせ恋愛沙汰でしょう。ちゃーんと理子たちに報告しなよニッコリ。」

→大和「恋愛沙汰て・・・。あのなぁ、そんな理子達を裏切るようなこと、する訳ないだろ?泣いてるとこ見たくねぇし。」

理子「・・・そ。ならいいんだけど。」

聖菜「わかんないよー?大和君モテるからなぁ~。」

雫「既婚者でも猛アタックしてくるヤツがいるかもしれませんし。」

加奈「ま、とにかく。大和頼むぜ?あたい達をガッカリさせないでくれ。」

大和「わかってるさ。」


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