女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

69話 久々の帰宅と恐怖の雫(透)




蒼龍「おー、もう帰っちまうのか。もう少しゆっくりしてけばいいのに。挨拶回りばっかで、ろくに休めてねぇだろ。」

大和「帰る時間とかも考えると、今日辺りに帰らないと仕事に間に合わなくてさ。今度はもう少し長く休めるようにするから、その時また。」

佳穂「体調とか崩さないようにね。あと、仕事とかで何かあったら、理子さんでも誰でもいいから、誰かに言うこと。分かった?」

大和「わかってるよ。」

由良「もっといたいー!」

江美「じぃじとばぁばと遊びたいー!」

蒼龍「おっ、嬉しいこと言ってくれるじゃないの。」ナデ

佳穂「また今度遊びにおいで。」ナデ

由良「うん・・・絶対また来る!」

江美「私も、また遊びに来るわぁ!」

昨日あんなにごねていた由良達を、いとも簡単にあやしてしまったじぃじとばぁば。なんということでしょう。

大和「じゃ、そろそろ行くな。」

蒼龍「あぁ。みんな元気でな。今度俺達も遊びに行くから。」

佳穂「お勉強もちゃんとするのよ?」

日向「うん!じぃじとばぁばも元気でね!」

叶恵「またVMOやろうねー!」

奈々「じゃあねなのー!」

睦月「占いできるように練習するから・・・」

衣玖「バイバーイ!」

蒼龍「おう!」

佳穂「えぇ。」

そうして僕たちは、家に帰るまでの長い道のりを歩き出した。僕は少し行ったところでまたとまり、

日向「またねー!」

と大きな声で言いながら手を振った。

じぃじとばぁばは微笑みながら、振り返してくれた。

佳穂「ふふ、遅れちゃうわよ?」

日向「え?・・・ちょ、置いてかれてる!?待ってー!」

僕達はこうして、日本をあとにした。

・・・あ、因みに。自由研究に関しては、ガーナででも出来るじゃんということになって、結局向こうでやることになった。



次の日の午前5時ほど。

大和「久しぶりに帰ってきましたよ!ただいま我が家!」

リリィ「はー、ひっさしぶりにゲーム出来るー!」

理子「こら、まずは手洗いうがい!それと、荷物をどうにかしなさい!」

リリィ「はーい・・・」

理子「全く、どっちが子供なんだか・・・昔はもっとこう、素直な子だったのに・・・。」

聖菜「まぁ、いろいろ大変なんだよ、リリィちゃんも。」

雫「でも、ああいう子を正す方が面白くないですか?」コンコン

加奈「同感。いい子ちゃんすぎるやつより遥かにマシ。」

奈緒「でも、昔から生粋のゲーマーだったのです。私なんかより遥かに上手だったのです。」

雫「それは、確かにそうかもしれませんね。」ゴンゴン

愛菜「・・・あの、そろそろ出してあげた方が・・・」

雫「え?・・・あぁ、忘れてました。よいしょ・・・っと。はーいガーナですよ~」カチャ

雫さんはそう言うと、手に持っていたケージをあけ、中の生物を取り出した。・・・というか開けた瞬間飛んでった。

カムラ「ふぅ・・・と。そろそろ私をペットとして扱うのやめて貰えない!?」

雫「いいじゃないですか。それに、飛行機に乗せるのだって一苦労なんですよ?」

カムラ「だーかーら、私は透明化出来るから、こんなことする必要ムグッ」

雫「はーい黙りましょうね~」

カムラ「むぐぐ・・・ぷはっ!け、ケージごと透明化するなら、最初から要らないでしょ!」

雫「何言ってるんですか。ケージごとだからこそ、味が出るんでしょうに。」

カムラ「何言ってんのこの人!?怖いんですけど!?」

雫さんとカムラさんは、1時間近くそんなやり取りを続けていた。ほんと、仲がいいんだなぁ。


コメント

  • ラム&ロム

    仕事で何かあったらって、大和の何かはどうせ恋愛沙汰でしょう。ちゃーんと理子たちに報告しなよニッコリ。

    1
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