女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
68話 そろそろネタがありません(準)
日本に来て10日ほどが過ぎ、夏休みも後期の今日、僕たちがガーナに帰る日が、明日に差し迫っていた。
じぃじやばぁばと沢山遊べたし、すごく充実した日々だったけど・・・いざ帰るとなると寂しくなるもので。その日の夜、僕たちはお父さん達と言い争いになった。
由良「いやー!まだ遊びたいー!」
江美「私もまだまだ遊び足りないわ!」
叶恵「帰るのはまた今度でいいじゃん!もっと日本にいたい!」
日向「僕だって遊びたい!お父さん、いいでしょ?」
大和「いいわけないだろ。もう飛行機取っちまってんだよ。それに、いつ帰るって言っても、お前らはまだ遊びたいって言うだろ?」
日向「で、でも・・・」
理子「でもじゃないの。ちゃんと言うこと聞きなさい。」
聖菜「そうだよ?実際、奈々ちゃんとかはちゃんとわかってるよ?」
奈々「奈々はもう大満足なの!」
睦月「われ、遊び尽くしたなり」
衣玖「お姉ちゃん変ー!」ケラケラ
睦月「・・・私だって、やりたくてやってる訳じゃない・・・けり?けりってどういう時に使うの?」
日向「もういいんじゃない?それやめても。そろそろ1日だし。」
睦月「ほんと?ならやめる。」
叶恵「むー、面白かったのに。」
睦月「私はただ苦痛だった。」
睦月は昨日のVMOの罰ゲームとして、1日昔の言葉を使うとかいう、よく分からない状態になっていた。お母さんとかは、「勉強にもなるし、いいんじゃない?」なんて言ってたけど・・・。
というか、〝なり〟とか〝けり〟とか使えば昔っぽくなるとかいう、加奈お母さんの安直な考えはどうなのだろうか。絶対そうじゃないよね?
大和「えぇい、話をそらすな。とにかく、明日の午後に帰るからな。」
由良「ひどーい!」ブーブー
江美「あくまー!」ブーブー
叶恵「すねるぞー!」ブーブー
大和「なんとでも言えい。どう足掻いても変わらんからな。」
日向「そんなー・・・」
雫「もう決まっちゃってることですから、ね?」
加奈「遊び相手なら、あたいがいつでもなってやっからよ。」
叶恵「お母さんが提案するのって、サッカーとかバスケとか、いっつもアウトドア系じゃん。」
由良「できればインドア系がいいな~」
加奈「何言ってんだ。子供は風の子、外で走り回るもんだ。元気が1番!」
江美「そういうのじゃなくてぇ、もう少し日本を満喫したいなーって言ってるだけなのよぉ。」
奈緒「そうはいっても、そこまで時間も取れないのです。それに・・・宿題、終わったのですか?」
奈緒さんがそう言った瞬間、僕含め小学生全員がビクッと震えた。
愛菜「全員やってない・・・ね。読まなくてもわかる。」
ジェリー「元気なのはいいですけど・・・遊びすぎですね。」
奈々「な・・・奈々はやってるの!」
リリィ「お花の観察、絵日記、ひらがなの練習・・・」
奈々「う・・・ごめんなさい。やってないの。」
奈緒「それみたことか・・・。ちゃんとやらないとダメなのです!」
大和「そうだぞ。やらないと、誰かさんみたいに学年成績がひどいことになっちゃうからなぁ~。」
奈緒「うっ・・・」ピクッ
大和「・・・ま、俺も人のこと言えないけどな。さ、用意しろ用意。」
日向s「はーい・・・」
僕たちは仕方なく、明日の用意をするのだった。
☆コメント返信のコーナー☆
・ラム&ロムさん
「大和が自室の鍵をつけようと思うのは何度目だろうか…。」
→仕方ないですね。大和は性格上、最初の1週間はちゃんと鍵閉めるのですが、その後ドンドン面倒くさくなって、最終的にかけなくなっちゃうんです。
大和「語弊のないように言っておくと、1週間もかけとけば、だいたい諦めて入ってこないからな。それを見越してかけなくしてるんだ。」
ホントかねぇ・・・。
大和「というか、なんかゴチャゴチャ言ってるけど、単にお前が忘れてるだけじゃねぇの?」
・・・はて、なんの事かさっぱりじゃ。
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