女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~
28話 入学早々不吉な予感?
日向「奈々が上級生にいじめられてる?」
そんな噂を耳にしたのは、5月頃のこと。いつも通りに登校し、給食の時間に叶恵達から聞いた。
叶恵「うん。なんでなのかは分からないんだけど、体育館脇で奈々を見たって話があって・・・」
アフィア「私も見たわ。昨日の昼、知らない2人組と歩いていたのを確認した。」
日向「うーん・・・でも奈々はいつも通りだったしなぁ。」
叶恵「もしかしてゆすられてるのかも!?」
アフィア「何かで脅されてるのかもしれないわね。」
日向「その線は有り得るのか。よし、今日の昼に行ってみようか。」
叶恵「そうね。なんか情報掴めるかもだし。」
アフィア「何も無いといいんだけどね・・・」
僕達は給食をかっこみ、デザートのプリンの取り合いをしてから、外に向かうのだった。
日向「ちなみに、その知らない2人組って、どんな特徴の?」
アフィア「パッと見は、普通の子だったわね。2人とも女子よ。」
叶恵「もしかして、恋愛のいざこざ!?」
日向「さすがにないと思うけどなぁ・・・。」
由良「わからないよ?奈々可愛いから。」ヒョコ
江美「そうねぇ。もしかしたらってあるじゃなぁい?」
日向「うおっ!?びっくりした!突然話しかけてこないでよ!」
突然、別クラスにいるはずの由良と江美が現れ、話しかけてきた。普通にビックリするからやめてほしい。
アフィア「というかなんでここに?」
由良「奈々のことでね。」
日向「あ、やっぱり?」
江美「えぇ、ちょっと気になって・・・」
どうやら、噂は別のクラスにも流れてるらしい。
アフィア「あ、そうそう。ちょうどあんな感じで連れてかれてたわ。」
アフィアちゃんが示す方を見ると、奈々っぽい人が、女子2人と歩いている様子を確認できた。なるほど、あんな感じねぇ・・・。
・・・・・・・・・ん?いや待てよ?
日向「いやあれ、奈々じゃない!?」
由良「へ?いやいやなわけ・・・ん?ほ、ホントだー!?」
江美「噂は本当だったのねぇ・・・」
叶恵「そ、そんなこと言ってる場合じゃなくない!?」
アフィア「とととりあえず近くに行きましょう。」
僕達は、決してバレないよう、こっそりと後を付いて行った。目撃情報の通り、奈々含めた3人で体育館脇へと向かっていく。
それにしても・・・まさか奈々がそんな目にあっていたとは。そんなのも気づけないとか・・・兄失格だな。
日向「奈々・・・なんかあったら、絶対にーが助けてあげるからな・・・」
そう決心して、ついて行った。
☆コメント返信のコーナー☆
・ラム&ロムさん
「日向君のストーカー(仮)癖は母親の血筋かねぇ…。理子も大和の癖の一つや二つ、なんならホクロの数も知ってるかもしれないしねw」
→日向「だから、ストーカーじゃないってばぁ!誰だって、気になる子を知ろうとするでしょ!?」
そりゃそうだけど・・・癖まで調べるのはどうなのよ。
理子「何言ってんの?そんなんじゃまだまだだよ!お風呂に入る時間だったり、部屋の電気が着く時間だったり、あとはあそこのホクロとか!好きならそのくらい知っとかなきゃね!あと癖はね・・・ってどうしたの?」
日向「・・・(ドン引き)」
理子「ん?・・・あり?日向?」
聖菜「そこまでだとは思わなかったよ、理子ちゃん・・・。」
雫「さすがにその、やばいと思います。」
加奈「雫が引くレベルなんだから、相当なんだろうなぁ・・・。」
理子「ち、違うのぉ!幼なじみってのと、小さい頃よく一緒に入ってたから知ってるだけで・・・!やめて!引かないで!」
幼なじみだとしても、やばいと思います。
日向「お母さんェ・・・」
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コメント
ラム&ロム
実は奈々が裏番か何かなのか…?体育館脇で「顔は止めな。ボディにしなボディに。」とか、言っちゃってるのか!?
、、、は冗談としても、古いネタ好きの稲木家の教育事情なら、「ボディにしな」とかは知ってる可能性はあるなw
黄昏ノーム
ストーカー上級者理子……
この家系に生まれた以上日向君も同じ道筋を辿るのだろうねw