女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが ~2nd season~

ko-suke

12話 ネタない=時が飛ぶ




結果を言うと、アフィアちゃんのお母さんとお父さんは、すぐに見つかった。見つけた瞬間、アフィアちゃんが飛びかかってたのが印象的だった。

でもその後、我に返ったのか、恥ずかしそうな顔で、僕に向かって

アフィア「み・・・見るなぁ!」

って言ってた。いつもの調子に戻ったみたい。

まぁ、とにかく。見つけることが出来て本当によかった。・・・あとで、僕のお父さんとお母さんに叱られたけどね。

・・・いや、お父さんとお母さんだけじゃないか。妹達にも叱られた。というか「バカバカ!心配したのよ!」の一点張り。

みんなにポカポカと殴られながら、帰路に着く僕達なのだった。



そこから数ヶ月、特に変わったことは無かった。迷子った次の日には、またいつも通りの日常が流れた。毎朝、挨拶してはそっぽ向かれ、近づけば逃げられ。そんな毎日だった。

結局、夏休みに入るまで、きちんと話せた回数は、片手で数えられるほどだった。変わったことも、強いて言えば家族構成を聞かれたことくらい。それも、だいぶ前に。
僕じゃダメなのかな・・・はぁ。

そんなことを考えていた、夏休みの初日に、それは起きた。



毎朝のルーティーンで、何気なくポストを覗いた時、分厚い封筒があることに気がついた。

それだけならまだ良かったんだけど、宛先が僕で、しかも切手類が一切無しで届いていた。さすがに怖くなったけど、送り主を見て納得した。

なんと、アフィアちゃんからホームパーティのお誘いが来たのだ。やったね。

中を見てみると、アフィアちゃん宅までのルートと、人数分の招待状、そしてアフィアちゃんからの手紙が入っていた。

手紙を読んでみると、「お父さんがどーーーしてもっていうから、あなたたちをしょうたいするわ!しかたなく、ね!」と、あくまで私は誘ってないということを強調していた。

招待状の枚数を数えると、16枚入っていた。前教えた、家族構成の人数ぴったり。そういう事だったのか、と1人納得。ぜひ行きたいところだ。

・・・だけど、中にはそうでない子もいて。

由良「ホームパーティですってぇ!?絶対ダメよ!」

江美「あんな態度悪い子のところにぃ、どうして行かなければならないのかしらぁ?」

叶恵「普段から日向を無視したり、挙句の果てにホームパーティとか・・・ないね。」

日向「なんでさ、みんなで行こうよ。」

妹3人。ほかの妹はみんなOKを出しているのだが、この3人はブレなかった。

奈緒「なんの関わりもないのに、私たちも行って大丈夫なのですか?」

愛菜「人数分あるんだし、きっと大丈夫。」

奈々「パーチー!楽しみなの!」

睦月「パーティ・・・食べ物・・・ジュルリ」

小鈴「良かったね、私たちもだってよ!」

衣玖「いきちゃい!」

ジェリー「みんなで行きましょうね♪」

3人「いかなぁぁぁぁい!」

結局、みんなで言いくるめて解決。1週間後、僕達は会場へと向かうのだった。


☆コメント返信のコーナー☆


・黄昏ノームさん
「やっぱり日向君に気がw
ツンデレはこれだから…もうw
大和君みたくヘタレ発揮したら振り返って貰えないぞ!日向君
頑張れ!頑張って振り向かせて大和君路線を突っ走れ!(。-∀-)ニヤリ」

→アフィア「何回違うっていえば気が済むの・・・?」

さぁ?認めるまで?

アフィア「絶対的に違うもん・・・たまに話す人ってだけだもん。」

日向「ちなみに僕は気になっt」

アフィア「あんたは黙ってなさい!」クワッ

日向「ひえっ!?ご、ごめんなさい!」

いいですねぇ、こういう感じ。保護者を代表して、大和君にも聞いてみましょう。どうです?

大和「ヘタレに関しては・・・違うって言えないんだよなぁ・・・。ちくしょう。」

・・・お、おう。なんかごめん。


・ラム&ロムさん
「日向君の天然たらしっぷりも、なかなかですなぁw
日向君は大和と違って、可愛げがあって応援したくなりますな(*´∀`*)」

→うんうん、罪深き男やで、ほんま。

大和「なぜにエセ関西弁?てか、俺と違って可愛げあるって・・・それは小学生だあらじゃね?」

根本的な問題な気もするけどね。

大和「なんだそりゃ」

分からないなら結構。日向君、女たらしにはなっちゃダメだからね?

日向「当たり前でしょ?お父さんじゃないんだから、そんな最低男にはならないよ。」

大和「息子に最低って言われる俺っていったい・・・。」


コメント

  • ラム&ロム

    「み・・・見るなぁ!」がものすごく卑猥なシーンに見えたので邪念を払ってきます…。

    1
コメントを書く

「学園」の人気作品

書籍化作品