幼女の、幼女による、幼女のための楽園(VRMMO)
4人の力で
「ちょっと、お二人とも! 人が大人しく治療されてる間に何をやってるんですか!?」
「全く、君達は本当に予想の付かないことばかりするな? 傍から見ているだけなら退屈しないが、付き合わされるとなると心臓に悪い」
回復を終えて戻って来たラックから開口一番に苦情が飛び出し、ベイドからもチクリと嫌味を言われてしまう二人。
しかし、そんな些細なことで動じる、みのりんとカナではない。
むしろ笑顔で出迎えて、自分達のペースに飲み込もうとするのが、この二人だ。
「おっ、やっと戻って来やがったな! ちょうど良い。ようやく舞台も整った事だし、さっさとケリを付けるぞ!」
「じゃあ、役割を説明するね? 私が動き回って、あのロボットの気を引き付けるから、その隙にカナちゃんが攻撃。ベイドさんはカナちゃんの護衛をしつつ、余裕があったら攻撃やフォローもお願い。ラックさんは柱の近くで待機して、戦況の把握と指揮をよろしく。もし、レーザーが飛んできたら柱に隠れるなりして自分で対処してよ? 私も気付いたら撃ち落とすけど、確実な保証は出来ないし。さて、作戦は、こんな感じだけど何か質問はある?」
「そもそも最初の質問に答えて貰ってませんけど!? なんで、この部屋をメチャクチャにしたんですか? 床とか凸凹で凄く歩き辛いんですけど……。あっ、もしかして、それが狙いとか? あの人型兵器の動きを鈍らせるために?」
「あー、それもあるけど、一番はレーザーの反射対策だよ。ほら、あの黄色いレーザーって、壁とか床とか天井に当たって跳ね返るでしょ? だったら壊しまくって凸凹にすれば、反射できないんじゃないかなって」
「で、でも、むしろ予想外の角度で反射して、避けにくくなる可能性だって……」
「それは無いかな。だって、その場合は、あのロボットにも軌道が読めなくなる筈だし。そしたら自分で自分を撃つ事になるかも知れないでしょ? まぁ、それはそれで助かるけど。っていうか、実際、さっきから黄色いレーザーは飛んでないよね?」
「……そう言えば、そうですね」
こうして、呑気に話していられるのも、黄色いレーザーが無くなって迎撃に余裕が出来たからだ。
とはいえ、レーザーを相殺するために必要な、MPにも限りがあるので、いつまでも続けられる訳ではない。
「でしょ? だから、もう黄色いレーザーの心配は要らないの。後は、私が青いレーザーを引き受ければ解決だね」
「そ、そう上手く行くかは分かりませんが、作戦については理解しました。皆さん、よろしくお願いします!」
「おうよ! この4人なら負ける気がしないぜ!」
「ふん、せいぜい足を引っ張らないようにな」
こうして、人型兵器との決戦は最終局面を迎える。
「全く、君達は本当に予想の付かないことばかりするな? 傍から見ているだけなら退屈しないが、付き合わされるとなると心臓に悪い」
回復を終えて戻って来たラックから開口一番に苦情が飛び出し、ベイドからもチクリと嫌味を言われてしまう二人。
しかし、そんな些細なことで動じる、みのりんとカナではない。
むしろ笑顔で出迎えて、自分達のペースに飲み込もうとするのが、この二人だ。
「おっ、やっと戻って来やがったな! ちょうど良い。ようやく舞台も整った事だし、さっさとケリを付けるぞ!」
「じゃあ、役割を説明するね? 私が動き回って、あのロボットの気を引き付けるから、その隙にカナちゃんが攻撃。ベイドさんはカナちゃんの護衛をしつつ、余裕があったら攻撃やフォローもお願い。ラックさんは柱の近くで待機して、戦況の把握と指揮をよろしく。もし、レーザーが飛んできたら柱に隠れるなりして自分で対処してよ? 私も気付いたら撃ち落とすけど、確実な保証は出来ないし。さて、作戦は、こんな感じだけど何か質問はある?」
「そもそも最初の質問に答えて貰ってませんけど!? なんで、この部屋をメチャクチャにしたんですか? 床とか凸凹で凄く歩き辛いんですけど……。あっ、もしかして、それが狙いとか? あの人型兵器の動きを鈍らせるために?」
「あー、それもあるけど、一番はレーザーの反射対策だよ。ほら、あの黄色いレーザーって、壁とか床とか天井に当たって跳ね返るでしょ? だったら壊しまくって凸凹にすれば、反射できないんじゃないかなって」
「で、でも、むしろ予想外の角度で反射して、避けにくくなる可能性だって……」
「それは無いかな。だって、その場合は、あのロボットにも軌道が読めなくなる筈だし。そしたら自分で自分を撃つ事になるかも知れないでしょ? まぁ、それはそれで助かるけど。っていうか、実際、さっきから黄色いレーザーは飛んでないよね?」
「……そう言えば、そうですね」
こうして、呑気に話していられるのも、黄色いレーザーが無くなって迎撃に余裕が出来たからだ。
とはいえ、レーザーを相殺するために必要な、MPにも限りがあるので、いつまでも続けられる訳ではない。
「でしょ? だから、もう黄色いレーザーの心配は要らないの。後は、私が青いレーザーを引き受ければ解決だね」
「そ、そう上手く行くかは分かりませんが、作戦については理解しました。皆さん、よろしくお願いします!」
「おうよ! この4人なら負ける気がしないぜ!」
「ふん、せいぜい足を引っ張らないようにな」
こうして、人型兵器との決戦は最終局面を迎える。
「幼女の、幼女による、幼女のための楽園(VRMMO)」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
2.1万
-
7万
-
-
6,681
-
2.9万
-
-
176
-
61
-
-
66
-
22
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
5,039
-
1万
-
-
5,217
-
2.6万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
8,191
-
5.5万
-
-
2,534
-
6,825
-
-
3,152
-
3,387
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
3,548
-
5,228
-
-
6,199
-
2.6万
-
-
1,295
-
1,425
-
-
2,860
-
4,949
-
-
6,675
-
6,971
-
-
3万
-
4.9万
-
-
6,044
-
2.9万
-
-
344
-
843
-
-
6,237
-
3.1万
-
-
76
-
153
-
-
3,653
-
9,436
-
-
1,863
-
1,560
-
-
14
-
8
-
-
108
-
364
-
-
2,951
-
4,405
-
-
2,629
-
7,284
-
-
9,173
-
2.3万
-
-
2,799
-
1万
-
-
4,922
-
1.7万
-
-
2,430
-
9,370
-
-
614
-
1,144
-
-
88
-
150
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
9,545
-
1.1万
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
9,173
-
2.3万
コメント