俺をとりまく彼女らからの愛が深すぎる
第17話 紫に染まる
それにしても紫音。
ほんとに大きくなって...。
って、身長はそんなに高くないのか。
でもまたそれが妹って感じがして良き!
あとなに?この匂い...。
桃?桃の匂いがするのか?
はえー。女の子はみんないい匂いだが紫音もすごいなぁ。
香水みたいなきつい匂いじゃあないのだけれど、でも脳の内側をこしょこしょされているみたいな変な気持ちになりそうな匂いだ。
ここで俺は、はっとなる。( ゚д゚)ハッ!となる。まじでこんな顔。
もしかして妹、地方のほうで男と遊びまくる、いわゆるビッチになってしまったのでは?
あ、いや、それにしてはおしとやかで清楚だなぁ。
いや~、こういう清楚でかわいい娘に限って裏があるのかも知れんな。
...さっきからなに考えてるんだ?俺は。
もしかして俺シスコン?
あらやだ怖い。
苦悩している俺に紫音は目を細めはにかむ。
「お兄様。お話はまたあとで」
「...あ、そ、そうだな」
妹にキョドってんじゃねぇよ、俺。
「あ、そうだわお兄様、お昼はもう食べられました?」
不意に訪ねる紫音
「え、いやまだだけど...」
「あら、よかったですわ。私これからお兄様にお昼を振る舞って差し上げようと思っていたのです。お兄様のために毎日練習したの、是非ご馳走させてください」
い、妹の...手料理っっっっっっ!!
ヤバい、食べたい、食べたい!
しかも毎日練習したって。俺のために!
妹が毎日俺のために料理を練習...。
考えただけで幸せだ。
「是非頼むよ」
「っ~///はいっ!お任せください!」
...―――――――――...数分後
いっておくが俺はシスコンではない。
先ほど俺も、俺自身を疑ったが、考え直してみればやはりシスコンではない。
だから...
「おいしい!美味しいよ紫音!お前は本当にできた妹だよ!!」
「本当ですか、お兄様!?紫音嬉しい~!!//」
こうやって俺が紫音の料理をべた褒めするのは本当に料理が美味しいからであって、断じて贔屓ではない。
「これからは毎日朝昼夜と作って差し上げますから!」
...俺の妹がこんなにかわいいわけがない。
まさか、ここまでに成長しているとはな。
ラノベとか漫画で見る理想の妹そのものではないか...!
実は俺、ラノベ含め小説など本が大好きなのだ。
家でも大抵図書室で借りた本を読んでる。
小説と言えば一人、本関係で話せる女の人がいるのだけれど...
まあそれは今度ということで。
と、紫音がほっぺをリスのように膨らませている。
「もう、お兄様私以外の女の子のこと考えてる!プンプン!激怒ANGRY なんですからね?」
「あぁ、いや、悪い」
「プンプン!!」
これは持論だが紫音は俗に言うぶりっ娘だ。
まぁ花憐もそうなんだが紫音はもっとすごい。お兄ちゃん心配だよう。
まぁいっか。
紫音も久しぶりの再会に喜んでくれているのだろう。
と、そういえば
「そういえばさ、今まで迷惑かけてすまなかったね、紫音」
「...お兄様」
「でも俺、もう大丈夫だからさ。どんどん甘えてよ、兄妹なんだしさ」
「はぁぁ...!はいっ。それじゃあひとつだけぇ」
まるで餌を欲しがる猫みたいに紫音は僕の傍らにすり寄ってきておねだりした。
「もう絶対に私から離れないでくださいね?これ、約束」
「あぁ、わかったよ。約束」
それから俺たちは指切りをした。
紫音は目に涙を浮かべてにこっと笑った。
暖かさとひんやりとした感覚がする。まるで紫だ。
赤と青が混ざってるみたい。
と、母さんが、
「そうだわ。紫音の帰宅祝いにパーティーをしましょう?花憐ちゃんも呼んで。紫音、あなたお姉ちゃんができるのよ?」
な、母さん。
花憐をつれてくるだと...
まぁ来ないと思うけど、あんなこともあったし。
って、おい。
紫音、何て怖い顔しているんだ。
さっきとはまるで違う、鬼の形相だぞ!!
「へぇ~、それがお兄様の許嫁という方でしょうか?はっ、お姉ちゃんだなんて...。まあ良い機会ですね。そのくそアマにわからせて差し上げましょうか」
な、なんか嫌な予感。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
...その頃宇都宮家
「おや、花憐。カメラを買ったんだねぇ。しかしえらく小さくはないかい?」
「えぇ、お父さん。かわいい兎さんを見守るために。なくてはならないものなの」
「そうかそうか。大切に使いなさい」
ふふっ。
九路瀬さん、待っていてください。
あなたのことは私がずうぅぅっと見ててあげますから。
あなたからの声も、視線も、触れあいも、痛みさえも
私だけのものなんですからぁ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
お疲れ様です。ろりおです。
次回、ヤンデレVS. ヤンデレ です。
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏...
好評価よろしくお願いします!!
          
ほんとに大きくなって...。
って、身長はそんなに高くないのか。
でもまたそれが妹って感じがして良き!
あとなに?この匂い...。
桃?桃の匂いがするのか?
はえー。女の子はみんないい匂いだが紫音もすごいなぁ。
香水みたいなきつい匂いじゃあないのだけれど、でも脳の内側をこしょこしょされているみたいな変な気持ちになりそうな匂いだ。
ここで俺は、はっとなる。( ゚д゚)ハッ!となる。まじでこんな顔。
もしかして妹、地方のほうで男と遊びまくる、いわゆるビッチになってしまったのでは?
あ、いや、それにしてはおしとやかで清楚だなぁ。
いや~、こういう清楚でかわいい娘に限って裏があるのかも知れんな。
...さっきからなに考えてるんだ?俺は。
もしかして俺シスコン?
あらやだ怖い。
苦悩している俺に紫音は目を細めはにかむ。
「お兄様。お話はまたあとで」
「...あ、そ、そうだな」
妹にキョドってんじゃねぇよ、俺。
「あ、そうだわお兄様、お昼はもう食べられました?」
不意に訪ねる紫音
「え、いやまだだけど...」
「あら、よかったですわ。私これからお兄様にお昼を振る舞って差し上げようと思っていたのです。お兄様のために毎日練習したの、是非ご馳走させてください」
い、妹の...手料理っっっっっっ!!
ヤバい、食べたい、食べたい!
しかも毎日練習したって。俺のために!
妹が毎日俺のために料理を練習...。
考えただけで幸せだ。
「是非頼むよ」
「っ~///はいっ!お任せください!」
...―――――――――...数分後
いっておくが俺はシスコンではない。
先ほど俺も、俺自身を疑ったが、考え直してみればやはりシスコンではない。
だから...
「おいしい!美味しいよ紫音!お前は本当にできた妹だよ!!」
「本当ですか、お兄様!?紫音嬉しい~!!//」
こうやって俺が紫音の料理をべた褒めするのは本当に料理が美味しいからであって、断じて贔屓ではない。
「これからは毎日朝昼夜と作って差し上げますから!」
...俺の妹がこんなにかわいいわけがない。
まさか、ここまでに成長しているとはな。
ラノベとか漫画で見る理想の妹そのものではないか...!
実は俺、ラノベ含め小説など本が大好きなのだ。
家でも大抵図書室で借りた本を読んでる。
小説と言えば一人、本関係で話せる女の人がいるのだけれど...
まあそれは今度ということで。
と、紫音がほっぺをリスのように膨らませている。
「もう、お兄様私以外の女の子のこと考えてる!プンプン!激怒ANGRY なんですからね?」
「あぁ、いや、悪い」
「プンプン!!」
これは持論だが紫音は俗に言うぶりっ娘だ。
まぁ花憐もそうなんだが紫音はもっとすごい。お兄ちゃん心配だよう。
まぁいっか。
紫音も久しぶりの再会に喜んでくれているのだろう。
と、そういえば
「そういえばさ、今まで迷惑かけてすまなかったね、紫音」
「...お兄様」
「でも俺、もう大丈夫だからさ。どんどん甘えてよ、兄妹なんだしさ」
「はぁぁ...!はいっ。それじゃあひとつだけぇ」
まるで餌を欲しがる猫みたいに紫音は僕の傍らにすり寄ってきておねだりした。
「もう絶対に私から離れないでくださいね?これ、約束」
「あぁ、わかったよ。約束」
それから俺たちは指切りをした。
紫音は目に涙を浮かべてにこっと笑った。
暖かさとひんやりとした感覚がする。まるで紫だ。
赤と青が混ざってるみたい。
と、母さんが、
「そうだわ。紫音の帰宅祝いにパーティーをしましょう?花憐ちゃんも呼んで。紫音、あなたお姉ちゃんができるのよ?」
な、母さん。
花憐をつれてくるだと...
まぁ来ないと思うけど、あんなこともあったし。
って、おい。
紫音、何て怖い顔しているんだ。
さっきとはまるで違う、鬼の形相だぞ!!
「へぇ~、それがお兄様の許嫁という方でしょうか?はっ、お姉ちゃんだなんて...。まあ良い機会ですね。そのくそアマにわからせて差し上げましょうか」
な、なんか嫌な予感。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
...その頃宇都宮家
「おや、花憐。カメラを買ったんだねぇ。しかしえらく小さくはないかい?」
「えぇ、お父さん。かわいい兎さんを見守るために。なくてはならないものなの」
「そうかそうか。大切に使いなさい」
ふふっ。
九路瀬さん、待っていてください。
あなたのことは私がずうぅぅっと見ててあげますから。
あなたからの声も、視線も、触れあいも、痛みさえも
私だけのものなんですからぁ
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お疲れ様です。ろりおです。
次回、ヤンデレVS. ヤンデレ です。
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏...
好評価よろしくお願いします!!
          
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